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レース見ながらキャンプができる! ブーム到来の「レースキャン戦」が面白すぎる

家族連れでもお一人様でも楽しめる! 「レース観戦券付きオートキャンプ」とは

 ひと昔前のキャンプといえば、多少の不自由を覚悟の上でひとときの静けさを味わう……のが主だったと記憶している。しかし近年のキャンプ場は、アスレチックやラフティングなどのアクティブな施設が併設されたり、ホテル並みの豪華な装備とアウトドアを掛け合わせたグランピング施設を取り入れたり、多種多様なスタイルが続々と登場している。

 紹介する「富士スピードウェイ アクティブパーク」もまたひと味違った、レース(今回は昨年秋に開催されたスーパー耐久24h)を観ながらキャンプができるという、レース好きには堪らない新感覚のアウトドア。

 人気ポイントにもなると前日深夜から入場ゲート前に並ひ、車中泊をするツワモノもいるとのこと。それはまるで、ニュルブルクリンクの24時間耐久レースのよう。

 ちなみに同所ではキャンプ未経験者が参加しやすいよう、レース観戦券に何とアウトドアブランドのテントがセットになったチケットを販売。テーブルやチェア、食材を用意して来場して、会場にセット済みのテントで過ごしながらレース観戦、帰りはそれを畳んでお持ち帰りできるという、何ともユニークなスタイル。

 そんなキャンプ×レース観戦というスタイルを楽しむべく来場した5組のユーザーさんをご紹介していきます。

【初のテント泊は大好きなレース観戦と共に】

 スーパーGTやスーパー耐久の観戦が好きなSサン。富士スピードウェイで開催される際には足繁く通っていて、この日も深夜2時すぎからゲート前で待機していたとか。

「プライベートでのキャンプはほとんどしませんが、富士でやるレースは泊まりで観戦に来るほど好きです(笑)。以前はテレビ観戦程度でしたが、1度生観戦してからは実際に観るモノだな、と感じました。
 今回は観戦券+テントセットを購入して参加。「今まで持っていたテントより、もう少し大きなテントが欲しかったのでピッタリです」。サイトを演出する可愛らしい風車やキャンプグッズは主にネットで購入。中でもSさんお気に入りのグッズは「アルポット」。アルコールコンロに着火してラーメンや味噌汁、コーヒーだけでなく、ご飯も炊ける便利アイテム。

【納車2週間でキャンプグッズを積んで参加】

 レースの2週間前に納車されたカングーに乗って来場したOさん。「カングーは物が積めるしカタチも可愛い。観音開きのリヤドアも気に入っています。昨年はテレビで見ていましたが、今年はキャンプができるなら、と思って参加しました」。

 もとからキャンプやアウトドアは好きだったが、昨今のキャンプブームでさらにどっぷりとハマり、週イチ以上のペースでどこかしらのキャンプ場にお出かけしているとのこと。

 今回のキャンプのテーマは「派手な感じ」とのことだが、風除け(陣幕)やタープ、DOD(ドッペルギャンガーアウトドア)のテントを同系色でまとめるオシャレコーデが際立つ。お気に入りのグッズはステンレス製の焚き火台とのこと。他にもCHUMSのグッズや小ぶりなコンロも見逃せないほどキュート。

【最近キャンプにも興味ありのクルマ好き一家】

 山梨からお越しのNさん一家。一家みんなクルマ好きでお子さんも「生まれた時からクルマがあったから好きになりました(笑)。セントラやハコスカ、あとカルマンギアが好き♪」と、大人顔負けのクルマの知識を誇る。「うちの子供がクルマが好きなのを知っていて、レース観戦に誘ってくれたので来ました。ここでのキャンプも初めてです」。

 キャンプグッズなどは機能やデザイン性にこだわり「初心者なのでよくわからないけど“できるパパ”っぽいグッズを選んでます(笑)」。テントはエディバウアーを指名。「洋服で有名ですが、キャンプやアウトドア系も有名で、アメリカの登山隊がエベレストに初登頂した際のダウンを提供したのがエディバウアーだったかな……」。

 現地には普段乗りのエルグランド・ハイウェイスターで来場したが、他にもクラブマンやクーパー、CR-Zなど複数台を所有するほどのクルマ好き。「BMWが好きなので、チームスタディを応援します」。

【カスタムしたヴェルファイアはキャンプ重視で車高はノーマル】

 もともとキャンプもレース観戦も好きなNさん、富士スピードウェイに来場する度にテントが立ち並ぶ景色が気になり参加を決意。キャンプ自体には毎年1~2回は利用していて「高校生の娘はだんだんと来なくなりましたが(泣)、息子はまだついて来てくれるので親子の時間を楽しんでます」。

 所有するキャンプグッズの中で一番のお気に入りが頻繁に使用するタープ。今回新たに持って来たキャプテンスタッグのBBQセットをこの後使うのを楽しみにしていた。「子供を連れてきているので、すぐに設営できるようなキャンプギアでまとめています」。設営は息子さんも慣れた手つきでサポートしていたのが印象的。

 愛車のヴェルファイアは、購入時に「少しでも人とは違うシルエットで、駐車場でもすぐ見分けられるようと、社外マフラーと純正オプションのモデリスタエアロを装着。キャンプに使うのであえてローダウンしないのもこだわりだ。

 スーパー耐久観戦も「以前ランエボに乗っていたのもあり、市販車に近いS耐のレース車両が好きなんです。やっぱり醍醐味は生の迫力、雰囲気がいいですよね。スーパーGTをよく観ますが、耐久は初めてなので夜が楽しみです」。

【オシャレなハイエースのコンプリートカーで来場】

 休日を利用して家族で仲良く参加したSさん一家。自身も過去にヴィッツのレースに参戦していたことがあり、GT系のレースは何度も観に来ているそう。「スーパー耐久は初めてです。今はGT-Rが好きなので、GT-Rを応援しています」。キャンプも初ということで、今回はテント&観戦券付きのセットを購入。事前にテントが設営されていたこともあり、持参したハンモックやベッドを広げて、すぐにくつろげたのがよかったという。

 愛車のハイエースはカスタムオーナーに人気のショップ「FLEX」にてコンプリート車両を購入。「見た目が気に入りました。それに自分で後からいじると費用もかさむので、エアロ、ホイール付きのフレックスオリジナルです」。

【呑みながら楽しめるのも耐久レースならです】

 奥様同士が姉妹というのもあり、一緒に当日参加したハイエース&エスクァイア乗りのSさんたち。こちらも観戦券とテントのセットを購入、チェアや倒立タイプのタープを持参しての来場。「レースにはそこまで興味ないんですけど……(笑)。ただテントに宿泊、レース観戦が付いてのプライスというのは魅力的だったのと、レース観ながらキャンプというスタイルも経験したことないので面白そうだなと」。

 以前まではシエンタに乗っていたが、Sさん家族にとっては荷室が物足りなくエスクァイアに乗り換えたたそう。コロナのお陰(?)で毎週末「おうちパーティー」をしているようで、1人一脚ずつマイチェアを持っているんです(笑)」。

 空前のアウトドア&キャンプブームが続く昨今。キャンプ場自体も新たな楽しみ方を続々と提案しているので、気になる人は、キャンプ以外にやりたいことを入力してエゴサーチしてみると、意外とすでにやっているかもしれない!?

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