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リモートワークが捗りすぎる「働き方改革」! 「車内ライフハック」快適ツール5選

クルマの車内スペースをオフィスに変えるには

 なかなか収まらないコロナ禍。なし崩し的に広まったリモートワークではありますが、自宅PCで仕事をしている人ばかりではありません。毎日クルマで仕事をしている人、あるいはクルマでリモートワークできるならそちらのほうが効率的だという人も少なくないのではないでしょうか。そこで、どのようなグッズやギアがリリースされているか調べてみました。

ハンドルに取り付け可能な「簡易デスク」

 スマホやタブレットを車内に装着するためのホルダーは多くの方が利用していると思いますが、仕事柄ノートPCを使うとなればやや大きめのテーブルが必須です。ノートPCですから膝の上でも使用できる便利さはありますが、安定したテーブルデスクがあればさらにキーボードタッチに揺るぎがないだけパソコンでの仕事は落ち着きます。

 クルマのハンドルに取り付けできる折りたたみテーブル。角度調節、高さ調節が可能。ヘッドレストに取り付ければ後部座席でも使用できるもの「車載用ノートPCテーブル CAR-NPCT1」がサンワサプライから出ています。ハンドルではなくシートレールを利用してガッチリとボルト固定された「車載用ノートパソコン台 CAR-SPHLD1」もありました。自在に位置を変えられる簡易テーブルとしても使用可能です。 また星光産業からEXEA「EB-208折りたたみテーブル」というものもありました。こちらはいともたやすくハンドルに引っ掛けるだけ。値段もお手軽です。

バッテリー切れを回避する「給電設備」

 車内に充電できる環境があればパソコンなどのバッテリー残量を気にすることなく長時間の仕事が可能になります。最近キャンプでもよく使われているポータブル電源があればインカーワークに没頭してしまっても、クルマの電源バッテリー消耗に慌てることもないでしょう。

 また12Vが主流の乗用車の車載バッテリーを交流に切り替えるインバーターも、パソコン使用の充電には高出力は不要ですので手軽なものが使えます。こちらはAC差込口だけでなく、USB電源ポートをいくつか搭載しているものが便利です。

 シガーソケットからスマホ、タブレットを急速充電でき、最大45Wの出力でノートPCの充電もできるさらにコンパクトな車載充電器「USB Power Delivery対応カーチャージャー」というものもありました。

薄暗い車内で重宝する「ワークライト」

 意外にクルマの中というのは薄暗く、駐車場所や時間帯によっては照明があったほうが良さそうです。そこで威力を発揮してくれるのが、明るく消費電力も少ない高輝度LEDワークライトでしょう。LEDライトもいろいろあります。車内での設置場所を選べるライトとしては、マグネット式も頼りになるでしょう。

 また、バンやワンボックスタイプのクルマの後部スペースが広く活用できるなら、小さなテーブルをデスクにすることも考えられます。後部スペースをシート移動のアレンジでワーキングスペースにして、すんなりと納められる大きさのテーブルで、シートポジションにあった高さを選んで活用してみてはいかがでしょうか。

ネット環境を整える「Wi-Fiルーター」

 またノートPCをネットにつなぐWi-Fiルーターがあると、迅速なコミュニケーションや情報交換もでき安心です。電気通信各社からいろいろなモバイルWi-Fiのサービスがなされています。

 昨年冬から、パイオニアより車載専用ルーターもリリースされています。LTE高速データ通信が無制限(下り最大150Mbps、上り最大50Mbps)。走行中および停車中のアイドリング時60分間のみWi-FiがONになるユニークなアイデアで、乗車している人が接続できるデバイス台数は最大5台というもの。ちなみに1日プラン550円、30日1,650円、1年13,200円など多彩な料金プランで事務手数料・解約違約金もなし。

 こうなってくるとグッズでは飽き足らずクルマ自体をオフィスカーに改造してしまいたくなりそうです。4月に幕張メッセで開催された「JAPAN CAMPINGCAR SHOW 2021」にはたくさんのキャンピングカーが出品されましたが、ケイワークス(愛知県豊橋市)が出品したオフィスカーなどはひときわ注目を集めていました。 こんなクルマがあれば日本中どこでもオフィスが実現してしまいそうです。コロナウイルスによって余儀なくされたリモートワークですが、発想を変えれば新しい働き方改革の始まりと言えるのかもしれません。

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