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運転中「ゲリラ豪雨」に遭遇したら? あなたの命を守る「17の回避行動」

温暖化で凶器と化す日本の豪雨! 命を脅かすリスクを回避しよう

 クルマを運転中に突然ゲリラ豪雨に襲われたら、何をすべきで何をすべきではないのでしょうか。これから向かう進行方向を覆う暗雲、上空に光る稲妻、ヤバいなと思いながらも判断保留のまま交通の流れに乗ってどんどん近付いてしまう。ここで進路を変更したり、コンビニに寄って情報をチェックできる人は尊敬すべきリスクマネージメントの達人です。大抵の人はそのまま突入してしまうのではないでしょうか。このところ線状降水帯予測ニュースなども流れ、危険な降雨量への対処意識も高まってはいますが、運転中に突然襲われる豪雨、こればかりは回避できません。その際の心構えなど、考えてみました。

高速道走行中にゲリラ豪雨に遭遇したら

 とりわけ高速道路では迂回路があるわけでもなく、タイミングよくサービスエリアが現れれば退避することも可能ですが、走行集団のまま雨域に突入しワイパーを高速モードにしても前が見えないほどの豪雨に襲われることもあります。このときドライバーにできる最大限の危険回避にどのような行動、テクニックが必要とされるでしょうか。挙げてみました。

①100km/hオーバーで走行していたら後方車両との速度差を確認しながらスローダウン(ハイドロプレーニング回避) 

②ワイパーをHighに 

③ライトON 

④あればリヤフォグON 

⑤先行車両集団の減速に注意 

⑥後方車両の追突に留意し必要ならブレーキランプ点滅で知らせる 

⑦集団がスローダウンしたらハザードON 

⑧視界不良で路肩に停車する車両が現れるので注意(高速道路での路肩駐車は追突リスクがあるのでNG) 

⑨冠水の状況次第では50km/hでもハイドロが起きるのでステアリングに集中 

⑩退避可能ならSA・PAへ

アンダーパスや川沿いには冠水リスク 山岳路はがけ崩れに注意

 郊外の一般道を走行中にゲリラ豪雨に遭遇したら駐車スペースがあるコンビニなどに一時退避するのが懸命です。

 集中豪雨で冠水が生じるのは雨水が集合する低い場所ですのでわずかに低いだけの交差点や駅前ロータリーなど思いも寄らないところで排水が追いつかず冠水することがあります。地元の環境を理解している店員さんもいる場所で、冠水の危険が想定されるルートなどの情報が得られることもあります。

 一般的に車両のボトム(床面)を水位が超えると走行不能になるといわれていますので、セダンやスポーツ車など車高が低いクルマは無理をしないように注意してください。

 トラックや4駆などが冠水区間を走行できても自車がいけるとは限りません。「行けるだろう」という楽観は正常性バイアスが働いていますので高リスクの冒険を犯すことになってしまいます。

「行けなかったらどうしよう」と判断してUターンや迂回を選択すべきです。もし行けなかったら、クルマは走行不能となりずぶ濡れで徒歩避難を余儀なくされ、エンジンが水を吸い込んだらウォーターハンマー現象で破損、載せ替え修理に高額な出費となります。決して歩のよいチャレンジとはいえないのです。

 

一般道で想定すべき回避行動

 普段走り慣れている生活ルートであっても、一時的な降水量がこれまで予想できないほど大量になってしまうことがあります。安全のため路肩に寄ろうとしたが道路が雨に浸り水没して見えなかった縁石にぶつかってしまうこともありえます。都心など地下駐車場へ降水が流れ込み冠水してしまうこともこれまで起きています。

①最深部の水深を見極め安全マージンを取って迂回等の判断をする 

②水面下の障害物・マンホール流失に注意 

③河川脇の道路・アンダーパスを回避する 

④がけ崩れが想定される道路は選択しない 

⑤路肩・車線が確認できないときは脱輪に注意 

⑥流れが生じている冠水路には入らない(流される)

⑦低地の駐車場には冠水リスクがある(高台へ避難)

 

事前にできること 意識しておきたい情報

 事前にできることはあまり多くはありませんが、フロントガラスに撥水コーティングを塗っておくとかなりの豪雨でも視界が確保されます。また国交省や各自治体がハザードマップをホームページ等で発信していますので、がけ崩れや危険箇所、冠水リスクのあるアンダーパスなど、通勤などでよく通行するルート上の情報を一度確認しておくことをおすすめします。

▲国土交通省『道路防災情報WEBマップ(道路に関するハザードマップ)』より引用

 ゲリラ豪雨や集中豪雨は予期が難しい自然現象ですから、自分が今いるロケーションや気象条件によってどのような状況が発生するかは決して一律ではなくその場で最善を判断する必要があります。

 先にも述べましたが「大丈夫だろう」という楽観には正常性バイアスが働くため正しいリスク評価が行えなくなってしまうことも少なくありません。ヤバいと感じたらそれは正しいリスク評価です。安全サイドに振った行動を選択するほうが懸命な判断なのです。

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