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1800万円オーバーの「プチ豪邸」も! クルマ好き女子が惚れ込んだ「高級キャンピングカー」3選

室内はまさに高級ホテル並みのゴージャスさ!

 最近のキャンプブームや働き方の変化であるリモートワークなど、屋外や会社以外での空間で過ごすことが多くなったことを受け、アウトドア以外の用途としてもキャンピングカーに注目が集まってきているようです。2021年4月2日〜4日の3日間、幕張メッセで開催されたジャパンキャンピングカーショー2021も大盛況でした。

 ところで、キャンピングカーといっても種類も多種多様で、なかには1000万円を超える高級なモデルもあり、一軒家が建ちそうな価格設定でも購入する人は必ず存在します。果たしてそのような高額なキャンピングカーの室内は? どんな人が買っているのか? など憧れへの好奇心はかき立てられるものですよね。 そのなかで、クルマ好き女子(愛車はカスタムしたスバルWRX S4です♪)の私が、女の子目線で高級なキャンピングカー3台をチェックしました!

Dethleffs GLOBEBUS GT l1

 最初に訪れたのは、東和モータースブース。車体幅2190mm、全長6930mmとバスコンキャンピングカーの中ではコンパクトなサイズで取り回しも思ったよりも楽(!)だというフィアット・デュカトベースのデスレフGLOBEBUS GT l1。 室内はフロントにもプルダウンベッドが装備されており、リヤベッドと合わせてゆったりと大人4人が就寝可能なレイアウトになっているのがポイントです。 室内全体は、明るい木目調とホワイトを基調としたカラーリングで清潔感がある落ち着いた印象でした。運転席と助手席は回転し後席と対面できるのでリビングのテーブルを使用したり、団欒したりする時も便利! キッチンは3口コンロで、料理の幅も広がるし、使い勝手が良さそう! 隣のシンクは大きさも十分でちょっとしたものを洗うのに不便しないですね〜。キッチン上下には収納スペースもあり、家と同じような動線で調理できそうで、ストレスも少なそうだと感じました。 トイレ・シャワールームも広々としており、電車のトイレのような窮屈さを感じないの嬉しいですね。また、大きめの鏡がついていて身だしなみを整えるのにも最適。実際、トイレは使用後の後処理が大変なことから使用する人は少ないそうです。着替えや化粧ルームとして使うことがメインと考えてもらえばいいとのことでした。 そして、気になるベッドルームは、もはや高級ホテル! 両側が窓になっており開放感抜群、ベッドはフカフカでどこへ出かけても快適な睡眠が取れるのは言うまでもないです。ベッド上下に収納スペースが設けられており、ベッド周りで使うものを置いておいたり、人数分の荷物もたくさん積めるので長旅も安心! クルマ自体には、追従機能やクルーズコントロールなどの最新の安全装備機能はないものの、車線逸脱センサーや減速ブレーキ等は付いているとのこと。安心安全のTopView 360(360°全方向カメラ)は標準装備であり、後方の確認やバック時には役立ってくれる。圧倒的にバックする時にぶつける方も多いそうなので注意が必要です。 車両後方の荷室は、バイクを積載できる広さで、もはやここで過ごしてもいいのではないかと思うほど広くてびっくり。 ここまで紹介してきましたが、気になる価格は約1300万円! ちょっとした家が建つほどの値段ですが、購入する方は会社経営者や地主が多いとのこと。会社の経費や福利厚生としての購入も多く、社員が落ち着いて仕事できる個室的なスペースという位置づけで使用することもあるそうです。

 都会では駐車をしておくのも一苦労なので、郊外住みやのんびりとした田舎暮らし、土地持ちの方もよく買われるとか。なかには駐車場2台分を借りているパターンもあるそうです。買うにしても維持するにしても、なんだかすごいなーと開いた口が塞がらないですよね。

PULSE 7051EB

 もう1台、東和モータースブースにあったのは、フィアット・デュカトベースのGLOBEBUSよりも少し大きめの全長7m超えのPULSEl7051EB。 このモデルは室内はかなり広々としています。乗車人数も5人仕様。プルダウンベッドをフロントに配置して多人数就寝が可能であり、また後部ツインベッドタイプになっているのでホテルライクな寝心地を得られそうです。

 GLOBEBUSと異なる部屋のレイアウトはもちろん、アクセントカラーにグレーが多めに使われていて、シックな印象でした。さらに各場所にふんだんに散りばめられたLED照明や間接照明が、明るく室内を照らしくれることに加え、より高級感のある空間にしてくれています。

 シャワー室はまさにホテルのシャワールームそのままという感じで、明るく清潔感に溢れ、ステンレスのシャワーヘッドがおしゃれポイント! 些細なことですがシャワーヘッドやサーモスタット混合栓部分がプラスチックだと経年劣化により黄ばんできたり、少しチープな雰囲気になりがちです。シルバーのパーツが付いていると、それだけで質感の向上や良い雰囲気作りにとても意味がありますね。 またフロントウインドウは大きく開放感のあるパノラマタイプになっており、日差しをたくさん車内に取り込めることで自然な光を室内に居ながらに感じられて気分も上々!  キッチンは、3口コンロが付いており、冷蔵庫は鏡面仕上げで細かなところまでラグジュアリーさを忘れていないのも、女子的には注目したいポイントです。ベッドの上下スペース、くの字に折り畳まれながら開閉するキャビネット扉など、収納場所も豊富で荷物の多い長旅もスマートにこなせますね。 気になる車両価格は、驚きの約1400万円! まさに動く家!! 

ボーダーバンクスハイパーエボリューション TYPE T

 最後に紹介するのは、「いつかはボーダー」という言葉が流行ったほど、いつかは乗りたいキャンピングカーとして、その圧倒的存在を誇ってきたモデルです。ベース車両のトヨタ・コースターのフルモデルチェンジに伴い、見た目も中身も新しくなったボーダーを紹介していきます。 受注生産のこのモデル、納期は現在なんと1年以上、価格も乗り出し1700〜1800万円と驚きの連続! それもそのはず、超急速充電”EVOシステム”を搭載しており、フル充電されているならアイドリング時でも家庭用エアコンを12時間以上使用することが可能なのです。エンジン始動後アイドリングや走行3〜6時間でバッテリーは満タンになるスピーディーさもうれしいですね。 室内は、バンクベッドが付き、ダイネット&ツインベッドも装備した業界初のレイアウトがポイント。キッチンの真後ろにダイネットが設置されていると作った料理を運ぶ手間も省けるし、手を伸ばして届く距離に冷蔵庫が設置されているのも絶妙だと感じました。また、2口ガスコンロは耐熱ガラスの蓋がついているので、使用しないときにはスッキリとフラットな見た目にできるのもスマートで良いですよね〜。 乗り込んだ瞬間に感じるのは室内のラグジュアリー感! ベッドスペースへ向かう階段の足元にある間接照明は、高級ホテルの演習そのまま! ツインベッドはキングサイズへも早変わりさせることができ、人数が増えても、よりゆったりゴロゴロしたいときにも最適です。 トイレルーム、シャワールーム、クローゼットとオーナーの好みで選択が可能なマルチルーム。ヒーターの吹き出し口があるので、スキーや釣りでウェアーが濡れたときには『乾燥室』として使うこともでき、春夏秋冬のどのアクティビティにも最高の相棒になってくれますね。 エクステリアは、オプションにリップスポイラーの設定があり、レッド、ゴールド、メッキの3色から選択できます。キャンピングカーといえどカスタムに抜かりがないのもポイントです。 一人暮らしのワンルームよりもゴージャスでファビュラスなキャンピングカーたちは夢があるな〜と感じるばかり。移動するホテルのような高級キャンピングカーで優雅な時間を過ごしたい方は、仲間同士での共同所有も考えてみても良いかもしれないですね。 高級キャンピングカー以外にも使用用途や少人数にもよっても選ぶモデルは異なってくるはずです。今回はたくさんのキャンピングカーのなかから3台をチョイスしました。

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