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4000万円超えの「超高級ホテル並みのモーターホーム」だって!? 女子ライターもたまげた「個性的すぎる車中泊カー」6選

アソモビ2021 in Saitama

アソモビで出会った魅力的な車中泊カーを紹介します!

 2021年10月16日〜17日の2日間で開催された「アソモビ2021 in Saitama」へ行ってきました。このイベントは、昨年まで開催されていた“クルマで旅をすることをテーマにした”「カートラジャパン」が名称を変え、今年から「アソビ×モビリティ」をテーマにキャンピングカーや車中泊カーが多数出展。ほかにもキャンプやアウトドアで役立つグッズやアイテムなどの展示&即売会や、さまざまなワークショップが行われていました。そのなかから、思わずワクワクしてしまう車中泊旅できるクルマたちを紹介していきます!

ジャーナルスタンダードファニチャーとコラボした特別な1台

【GORDON MILLER/GMLVAN C-01JSF】

 ガレージアイテムを展開しているゴードンミラーからは、ジャーナルスタンダードファニチャーとのコラボレーションによって生まれた「GMLVAN C-01JSF」が展示されていました。

 日産NV200バネットをベースにした使い勝手の良い4ナンバーサイズのバンは、ボディカラーにアースカラーのベージュとマットブラックなツートーンのカラーリングが印象的。外装にはフロントとリヤにオリジナルのエンブレムやホイール、フューエルリッドなどさまざまなカスタムパーツが装備されています。 バンライフを彩ってくれる内装は、ベージュ系で統一されていて明るくお洒落なリビングで寛いでいるような心地の良い空間です。天然木のオーク材を採用しているため、経年変化を楽しむことができるのも魅力のひとつになってます。 リヤシートはベッドにもテーブルにもなるなど、目的に応じてフレキシブルに変化させることができるREVOシートを採用してます。後方に展開できるオーク材のベッドと組み合わせると、ダブルベッドほどのフルフラット空間が広がります。 遠出のドライブなどで疲れを癒やすために仮眠もできるスペースがあり、キャンプでの車中泊からアクティビティを楽しむにも役立つ1台です。

スズキのエブリイをベースとした丸目が特徴の可愛い「軽バン」車中泊スタイル

【CAMMOC/キャンモック】

 このクルマを出展していたのが、アソモビ2021のメインステージのスタイリングやコーディネートも手がけたインテリアコーディネーターであり、キャンプコーディネーターの三澤真美さん。仲間とセルフペイントで仕上げたという内装&ボディは、オシャレで可愛い車中泊仕様になっています。 フロントシート後方の空間はウッディでログハウスのよう。あえて余計な装備は設けず、季節や旅先、目的に合わせて好きなカーインテリアコーディネートを楽しむことができ、軽バンのエブリイベースでありながら居住空間が広く、車中泊から仕事の荷物が多いときにも便利なバンとして「使い勝手が抜群に優れています!」と話してくれました。 また三澤さんは、エブリイをレトロな雰囲気にカスタマイズしたこの「ピコット」で、お子さんと全国各地キャンプをして巡ったそうです。 2年前から「キャンプグッズで防災をしよう」を謳い、親和性のあるアウトドアと防災をリンクさせた活動にも尽力され、出展ブースには防災時にも役立つキャンプグッズが揃えられていました。

パッと目を惹くミントグリーンのハイエース

【CRAFT PLUS/TYPE 200 HIACE】

 イベント会場で目を惹くミントグリーンのハイエースに、思わず目が止まりました。200系ハイエース用にベッドキットなどを展開する老舗ブランドであるクラフトプラスが製作した、さまざまなユーティリティパーツでお洒落にカスタムしたミントドグリーンの200系ハイエースを紹介します。 特徴はハイエースの広さを最大限有効に使えるLDGカードキットです。ベッドマットが4分割されていて、キャンプをするときには外に持ち出してベンチとして使えるほか、荷室を作業台として使える棚とベッドをセパレートできる空間が演出できたり、ワーケーションにも使える仕様になってます。 もちろん荷室スペースを使い方に合わせて拡張することができるなど、アイデアたっぷりの超優れモノです。 女子目線で気になったのは、「デニム」生地を採用したシートカーバやベッドキット、各種コンソールボックスの作り込みです。反応染料を使用した新素材の”NEXT DENIM”を使用しており、白い衣服にも色移りしない配慮がありがたい仕様になってます。 ほかにも前席シートカバーの裏側にはポケットが付いていて、後席に乗る人がスマホを入れたり小物を収納することができます。 コンソールボックスのドリンクホルダーにはウォールナットが使われているのもポイントで、温かみのある仕上がり。すべて日本の職人が作るメイドインジャパンの逸品というのも魅力ですね。

軽トラの荷室が離れのようになるプライベート空間を演出

【Bug-truck PANEL VAN R-face 】

 ベース車両のダイハツ・ハイゼットトラックにブロー製のロックライダーフェイスを装着し、トラックだけどフロントの丸目が可愛いアイコンとなるモデルです。 軽トラと聞くと荷物を運ぶような業務用トラックのイメージがありますが、荷室には木材を使いながら温かみのある広々としたインテリアに仕立てられているのが特徴的。ベッドとデスクを備えた、バンライフ&ワーケーションに便利な空間へとアレンジされています。 ベッドやベンチシートにもなるスライド式のフルベッドは、壁にかけて荷室スペースを広くしたり、スライドさせればシングルベットにも早変わり。ベンチモードでは並んで腰掛け、就寝時はフルベッドで大人ふたりが横になれる大きさになるから驚きです。 またリヤウインドウは窓とスクリーンの2パターンがあり、窓は跳ね上げ開閉式、スクリーンにすればプロジェクターで映画鑑賞もできるうれしい機能も装備。アイデア次第では使い勝手が無限大に広がるプライベート空間が魅力に溢れていました。

遊び心溢れる宴会仕様ハイエースからジムニー顔キャリイ&エブリイが登場

【T.S.D Styling TYPE 200 HIACE&JIMRY/JIMCARY】

 200系ハイエースのワゴンGLをベースに、10人乗りのワゴン車内を「宴会仕様にカスタムしちゃいました」と、このクルマを仕立てたT-STYLE AUTO SALESの長谷川社長。ビニールレザーのシートがアンティークアメリカンを感じさせる仕立てで、ハイドロを組んだサスペンションによって着地したような車高に落とされています。 同社のオリジナルエアロパーツにメッキのバンパーガードという、個性的な組み合わせでスタイルアップしているところもポイントです。ハイエースの横に置かれた軽バン&軽トラにも目が惹きます。 スズキのスーパーキャリイをベースに、流行りの「シャコアゲ」(2インチリフトアップ)やブロックタイヤ、スペアタイヤガードやカーゴガードで武装したスタイリングは、ラギッドな雰囲気たっぷり。 極めつけは人気の純正ジムニーのフロントグリルを使いながら、ジムニー顔にフェイスチェンジできる「ジムキャリイキット」が装着されていました。 対してスズキ・エブリイをベースに「ジムリィフェイスキット」でジムニー顔を手に入れたスタイリングは、「ちょい上げ」または「シャコタン」のセレクトが可能で、取材車両のデモカーには4インチ(約10cm)のリフトアップでシャコアゲされていました。その佇まいは圧巻で、その遊び心には脱帽でした!

ラグジュアリーホテルの雰囲気をそのままモーターホームで再現

【TIFFIN/ALLEGRO BREEZE 33BR】

 高級モーターホームとして作られた車両は、見た目も小型観光バスのサイズで圧倒されます。車内に一歩踏み入れると、乗り物であることを忘れるほどラグジュアリー空間が広がっています。 運転席と助手席はアームレストが付いたソファーのようなシートになっていて、車両後方にはTVや暖炉、キッチンや冷蔵庫など足らないものは何もないほど、至れり尽くせりの装備が揃い踏み。ベッドルームも広くて、シャワールームも完備され何もかもに驚かされました。 車両価格は4000万円オーバー! こんなエグゼクティブな世界があるんですね。ちなみに入庫するとすぐに売れてしまうほどの人気モデルなんだそうです。なんとTIFFINオーナーが集まるオフ会も開催されているというから驚きです!!

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