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荷台はまるで「モダンリビング」!「アメ車顔」の軽トラ「ハイゼット」で極楽「キャンパー」生活

ベースがハイゼットとは思えない軽キャンパー

「MYSミスティックさんの展示会で、このポップアップビーに出会っちゃったんですよ(笑)。運命ですね」と語るのはこちらのハイゼットのオーナー、Yさん。元々アメリカ好きが高じてアウトドアやキャンピングカーにも興味はあったが、とはいえやっぱり日本では日常的な使い勝手を考えると手が出なかった。

 しかしそんななか、ミスティックのコンプリートキャンパシェル、ホップアップビーと出会う。軽トラックベースとは思えないほど余裕の広さと、キャンパーとしてのできの良さに感動し購入を決意。 手に入れてからは生活が一変したそうで、休日には必ず自然を求めてこのクルマを走らせ、今では「緑の大自然と青い空の下はどこでも我が家みたいなものです(笑)」と語るほどハマっている様子。

初出:AUTO STYLEvol.35 軽トラスタイル01

アメ車フェイス「ロックライダー」に「ミニポップビー」を組み合わせる

 ミニポップビーというキャンパーシステムを見つけたことで俄然スイッチが入ったYさんだったが、やっぱり見た目もカッコよくしたい! というわけで軽自動車カスタム専門エアロメーカーのBlowに相談を持ちかけ、めでたくロックライダー装着第1号となったのだそう。 モチーフになったのはたまたまBlow店舗に置いてあった、某ネズミの国のネズミさんのアイスクリームバンのミニカーだ。Yさんが大好きなアメリカの原風景が感じられるこのスタイルを、Blowがデザインに落とし込みプロトタイプを作成。ボディカラーもそのモチーフから頂いた、当時の商用バンにあったようなマットスモークブルーにオールペイントしている。

 さて、あらためてミニポップビーに目を移そう。トラックの荷台にポップアップルーフを備えたキャンパーシェルを搭載するミニポップビー。 ポップアップするとルーフが高くなり長身の方でも室内で腰を屈める必要がなく、とっても快適に過ごすことができる。しかもバンクベットまで備えているという優秀っぷりだ。 さらにキャンプに必須のサイドオーニングに室内からアクセスできる窓、テーブルとして使えるように加工したサイドのあおりなど、外で快適に過ごすための設備が充実しているのもポイント。 どうしてもスペースに限りのある軽キャンパーだからこそ、室外のオープンスペースをいかに快適に過ごせるか、が重要。自然の真っ只中をリビングダイニングのようなリラックス空間へ変貌させてくれる一台なのです。

キャンパーシステム「ミニポップビー」とは?

 ホイールは50年代のアメリカを彷彿とさせるクロームディッシュホイールを装着。フェンダーはバグトラックスタイルだ。 サイドオーニングはオプション設定だが、室外空間を快適に過ごすための必須アイテム。2mあるので日差しや雨もなんなくしのげる。 室内から車外へアクセスできる窓も装備。跳ね上げ式で開閉できるので、車外にちょっとしたモノを持ち出すときなどにも便利だ。 オプション設定となる100Vアウトプットコンセント。サイドあおりを開いた部分にセットされるので、車外でも電化製品が使用可能だ。 サイドオープンテーブルもオプション。サイドあおりの内側をフラット加工+平行で固定できる。ドリンクホルダーがあるのも嬉しいポイントだ。 レトロなアメリカを彷彿とさせるロックライダーフェイスキットはBlow製。この車両にはプロトタイプがそのまま装着されている。 ポップアップのバンク部分にはベッドも装備。幅はほぼ車両分、長さは190cm近くあるので、クィーンサイズベット並みの広さを確保する。 ベッド部分の仕切りを収納すると高さ180cmオーバーのダイネット空間が出現。頭上空間にたっぷり余裕があるので高身長の方でも快適だ。 ダイネット空間にはテーブルとソファー、そしてシンクなどを装備。もちろんこのスペースはフルフラットにしてベットとして活用することができる。 シェルのサイド部分にはレールがあるので、食器やちょっとした小物などを吊るしておくこともできるのでとっても便利。 キャンパーで重視する部分である収納はダイネットソファー下に確保。かなり容量があるので数日分の旅なら充分な荷物が積める。 シートは汚れを落としやすいレザーシートカバーに変更。アメリカンな雰囲気満点のキャメルカラーがイイ味出してます! シンクは上部が折りたたみ式になっているので、開くと充分な広さが確保できる。調味料棚も設置してあってとってもオシャレ。

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