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「車中泊」好きも震撼! 究極の「走るログ小屋」が想像の斜め上すぎた

キャンプ場で「グランピング」する? それとも「ワーケーション」?

 アウトドアや車中泊がブームとなっている今、大小のトレーラーの人気も高まっている。ちょっとしたアウトドアグッズや2輪車、ボートを運ぶ程度のトレーラーから、ベッドだけでなくキッチンやシャワールームも備えたキャンピングトレーラーまでさまざまだ。

 そんななか、ログハウスメーカーの「BESS」が新たに「走るログ小屋」を10月に発売。しっかり居住性を確保したトレーラーで、庭に置いて趣味部屋やテレワークの拠点にしたり、ときにはキャンプ場にもちこんで、ちょっと贅沢にグランピングも楽しめるのだ。

7cm厚の杉の無垢材でできた本格的なログ小屋を移動可能に

 11月21日、千葉県・フェスティバルウォーク蘇我にて開催されたクラシック・フォルクスワーゲンのイベント「ストリートVWsジャンボリー」会場内で、「BESS」が発売したばかりの「走るログ小屋」が初展示された。

 ログハウスの大手であるだけでなく、「ドーム型の家」など、遊び心のある住空間を提案し続けてきた「BESS」。リモートワークやワーケーション、地方移住など、人々のライフスタイルや自宅環境が見直されているなかで、新たな暮らし方の提案として送り出してきたのが、「車輪つきログ小屋」である。

「IMAGO iter(イマーゴ・イーテル)」と名づけられたこの「ログ小屋トレーラー」は、12フィートのモデル。厚さ70mmもある国産杉の無垢材を使った本格派のログ小屋だ。

 無塗装の状態で販売され、オーナーがそれぞれセルフ塗装して好みに仕上げるプロセスまで楽しんでほしい、という趣向となっている。

広々とした小屋の中をDIYで好みの空間にアレンジ

 ログ小屋のサイズは壁芯で3.2m×2m、床面積でいうと6.51平米で約4畳に相当するスペースがある。無垢材ゆえ自分で棚やベッドを好きなように造作できるので、リモートワークの拠点にするもよし、趣味部屋にするもよし、キャンプを中心にしたリラックス空間にするもよし。四方に大きなガラス窓があるので採光と換気にも優れている。

 さらに小屋内の高さは2.4mもあって一般住宅並み。「幌屋根」からやわらかな光が小屋のなかを包みこむようになっているのも嬉しい。

思い立ったらいつでも「ログ小屋」を引いて旅に出よう

 なお、一般的なキャンピングトレーラーでは牽引免許が不要な重量750kg以内に収めているものが多いが、ガッチリと杉材を使っているログ小屋の「IMAGO iter」は重量が2.2t(木屋根タイプだと2.4t)あるため、「牽引第一種免許」が必要になる。トレーラー側にも車検証とナンバープレートの交付、それに車庫証明の取得と自動車税の納付が必要だ。

 牽引する側のクルマもそれなりのパワーが必要なので、中型SUV以上のクラスが目安。イベント時には3.5LのV6エンジンを積むトヨタ・タコマで引いていた。

 サイズ感から考えられる一般的な使い方としては、ふだんは自宅の庭や近隣に置いて趣味部屋や仕事部屋として使い、たまに出かけたくなったら、これを牽引してキャンプ場などに行って快適なアウトドア遊びをするのが楽しそう。もちろん、十分ゆとりのあるスペースなので、活用法はオーナーのアイデア次第だ。

「IMAGO iter」の価格は、写真の「幌屋根」タイプが457万円、「木屋根」タイプが386万円となっている。

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