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災害時でも重宝する「ポータブル電源」! キャンプ場での正しい活用方法とは

ポータブル電源は外でどんな家電も使えるわけではない

 スマホやカメラだけでなく、LEDランタンやヘッドライトなど、キャンプに持参するアイテムは充電が必要なものが増えてきました。なかにはパソコンやプロジェクターを持ち込んで楽しんでいる人もいます。

 そうなると気になるのが、バッテリー切れ。スマホやLEDランタンくらいならモバイルバッテリーだけでもいいですが、カメラのバッテリーやパソコンまでまかなおうと思ったらちょっと厳しい気も……。

 そんななかで注目されているのが「ポータブル電源」です。モバイルバッテリーより大容量で、USBポートだけでなく、AC出力やDC出力のポートを装備しているので、家電も使えてしまいます。

「キャンプ場でドライヤーを使える!」「ホットプレートで調理できるね!」といった声も聞こえてきそうですが、ポータブル電源は決して万能ではありません。ではどのような使い方ができるのか、簡単に紹介していきましょう。

電池の大きさを示す「バッテリー容量」

 ポータブル電源には「Wh(ワットアワー)」を単位とした数値が記されています。これはポータブル電源のバッテリー容量を示す数字で、大容量になるほど数字が大きくなります。ではこの数字、一体どのような意味があるのでしょう?

 600Whのポータブル電源があったとします。これは600Wの家電を1時間利用できるモデルという意味です。これで300Wの家電を使用したいと思ったら「300W×2h=600Wh」となるので、2時間使えるということになります。

 ですから、50Wの電気毛布を使って7時間寝たいと思ったら「50W×7h=350Wh」となるので、バッテリー容量350Wh以上のポータブル電源が必要だということになります。

「定格出力」によって使える家電が決まる

 次にチェックしたいのが、ポータブル電源の定格出力です。これはポータブル電源から安定して供給できる電力の最大値で「W(ワット)」と表記されます。

 定格出力300Wのポータブル電源の場合、使用できる家電は消費電力が300W以下のものになります。例えば、消費電力が500Wの3畳用ホットカーペット、1300Wのドライヤーを使うことはできませんが、50Wの電気毛布、30Wの扇風機は使用できるということになります。

 ですから、消費電力の高い家電を使いたい場合は、定格出力が大きいポータブル電源を選ばなくてはなりません。

電気には「正弦波」と「矩形波」がある

 ポータブル電源にはAC出力ポートがありますが、ここから供給される電気はすべて同じではありません。大きく分けると電気は「正弦波」と「矩形波」の2種類の出力波形があります。

「正弦波」とは、家庭用コンセントから流れている波形。大抵の家電は、この正弦波で動くように作られているため、ほとんどの家電を使用することができます。ただし、高価なモデルが多いので、購入費用が上がってしまいます。

「矩形波」は、正弦波が供給できるモデルよりも安価ですが、安定した電圧が供給できないため、スマホの充電やシンプルな構造の家電であれば使えますが、パソコンやテレビなどの精密機械、電子制御を行う家電などを使用すると故障してしまう可能性があります。キャンプ場で気楽に家電を使いたいという人は、正弦波のモデルを選んだほうがいいでしょう。

 キャンプや車中泊だけでなく、防災グッズとしても役に立つ「ポータブル電源」。しかし、スペックの違うモデルがたくさんあります。ですから、どんな家電をどのように使いたいかを考えて、自分にあったモデルを選ぶようにしましょう。

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