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冬こそキンキンに冷えた小川に飛び込め! 日本初の「自走式サウナカー」最速レポ

日産キャラバンの車内に檜ばりの本格サウナを搭載

 キャンピングカーのレンタル、カーシェア、車中泊スポットやキャンプ場のスペースシェアといった「バンライフ」のプラットフォーム事業を展開している「Carstay」が11月に発表した自走式サウナカー「SAUNA JUNKY零号」。カーシェアで圧倒的に手軽なアウトドア・サウナを楽しめそうなナイスなサービスだ。

 いち早くこれをお借りして、サウナを愛する「カーツさとう」さんにリポートしてもらおう。別の企画でご一緒していたスバル女子ライター「今泉 史」さんにもモデル出演してもらった。

アウトドアでのサウナを超お手軽にエンジョイ!

 ついに日本にも登場いたしましたか! なにって自走式のサウナカーですよ。自走はできないトレーラー式のサウナカーの日本第一号が作られたのが約6年前。そして今! つ、ついに自走しだすわ、カーシェア可能にまでなってしまいましたかサウナカー!

 あの~サウナ好きになると、サウナで体をチンチンに熱くしてからの水風呂が、まぁとにかく、「最高ッ!!」なワケなんすが、水風呂のそのさらに上をいく気持ちよさなのが、湖だったり川だったり海だったりの自然水に、ザップ~ンと浸かるナチュラル水風呂。フィンランドで「アヴァント」といわれる行為ですね。

 最近注目されてるテントサウナもナチュラル水風呂を体感できることはできるんですが、正直いってテントの設営が面倒っていえば面倒なんすよね。

 でも自走式サウナカーならば……。「面倒臭くないんじゃない?」

 そんな期待とともにお借りしました、日本初の自走式サウナカー、その名も「SAUNA JUNKY零号」! そのカーシェア利用料金2万5000円(平日)~2万8000円(休祝日)/24時間!

 そしてもうここで結論書いちゃいます。予想を遥かに超えて良かったす、「SAUNA JUNKY零号」!

 ワタクシ、半分自慢みたいなもんですが、サウナに入るためにフィンランドに5回も行ってまして、アチラでもサウナカーを体験しております。そのワタクシが言う。よくぞ作ってくれました「SAUNA JUNKY零号」!

至れり尽くせりのアイテム満載、手間は煙突の組み立てだけ

 ということでここから本題。

 せっかくの自走式サウナカー。都内の駐車場でそのサウナを体験しても意味がない。ドボンできちゃう川近くまでクルマが入れるキャンプ場に行くのが一番っつうことで行ったのが、相模原市は道志川沿いにある「青野原オートキャンプ場」。この河原にサウナカーを停め、サウナに入り、体が暖まったら川に浸かる、こういうことでございます。

 さぁ「SAUNA JUNKY零号」。写真見れば一目瞭然ですが、日産キャラバンの後部座席を丸ごとサウナ室に改造してあるんだけど、ただサウナ室のあるクルマっつうだけじゃなく、アウトドアでサウナを楽しむための付属品といいますか、おまけみたいなモノが一杯積んであって、これが素晴らしい!

 薪は借りた人間が自分で買わなきゃいけないんですが、「ロウリュ」(最近は知らない人も少ないでしょうが、サウナストーブの上のサウナストーンに水をかけて、サウナ室内の湿度をあげることで、さらに熱い体感温度を味わうことね)用のラドルとバケットはもちろん、酸欠防止の為の一酸化炭素チェッカーにクールダウン用のイス。あと川や湖に行ったら使わないと思いますが、水風呂になるドラム缶もダメ押しサービスっつう感じで積んであります。

 そんな付属品を室内というか車内から外に運び出したら、サウナ室をすぐにでも温めたいとこですが、その前にひとつだけやらなきゃいけないことがある。

 サウナカーに煙突を取り付ける作業だ。

 どうしてもふたりかかりになる作業なんだけど、まず短い煙突をサウナカーにツッ込んで、三脚を着けた長い煙突と合体させる。この合体作業だけがちょいと手間取る。手間取りはしますが、「う、うまくインサートできない!」なんて若干の下ネタを彷彿とさせるセリフを言ってれば、イライラすることもなく全作業5分もあれば終了である。

 テントサウナを張ることに比べれば楽チンもいいとこである。

ストーブの薪に火をつけたら30分で「いい温度」に

 あとはもうサウナストーブに火を入れるだけ! 着火材も積んであるので、薪への点火も一瞬。瞬く間にサウナストーブのなかで真っ赤な炎がメラメラし始める。

 で、このサウナストーブが、「モキ製作所」という会社で作ってる国産サウナストーブでして、そうとう熱効率がいいのか、後部座席のスライドドアを密閉しておけば、サウナ室内はかなりの短時間でいい温度になっちまうんですよ。

 ちゃんと温度を調べるため、アナログのアルコール温度計持ってって室温を計ったんだけど、ストーブ点火から30分で、ベンチに座った時の顔の高さが80℃! 天井近くだったら100℃近くいってるかもしれない。これはもうロウリュをするんだったら充分な室温!

 当然のようにストーブの上のサウナストーンもすでにチンチン! ちなみにこのサウナストーン、クルマで移動中はストーブの上から落ちないように平らに積んであるけど、よりチンチンにする為に、ストーブに火を入れる前に、煙突まわりを覆うように積むといい。

「でも30分って、結構待ってるの暇じゃない?」

 そういう意見もございましょう。じつはワタシも気が短い方なんで、待つの嫌だな~と思ってたんですが、積んであるクールダウン用のイスに座って自然を眺めていたらアッという間でした! アマゾンのゼログラビティチェアなんだけど、このイス……オリジナルは有名アウトドアメーカーのヤツだけど……本当に座り心地というか、寝っころがり心地が最高なのね。

 サウナ入る前から、「サウナ入って、川でキューッと体冷やして、このイスに寝ころがったら最高だろうなァ~」って、もう予言しちゃったくらいに最高。

 ちなみに最近サウナ好きになった人は、サウナ→水風呂のあとに座るこの手のイスを「ととのいイス」とか呼んだりしますが、それ以前からのサウナ好きはもはや恥ずかしくて呼べないんですよね。

 正直「ととのう」って言葉も5年くらい前までは使えたんですが、今や恥ずかしくって使えたもんじゃない。だからこの記事にも使わないよ、この言葉。一応ここで言っときます。

いよいよ入蒸! ロウリュの対流熱と檜の香りに包まれる

 それはともかく。いざサウナ室に水着で入蒸!! 酸欠の心配があるんで、サウナ室内に人が入ったらスライドドアは開放しておいてください。その代わり厚手のビニールカーテンがスライドドアの開いた部分を覆うように装着されているんで、それを閉めておく。

 そしていざロウリュゥゥゥゥゥ!

「ジュッ・チョオオオオォォォォ!」

 いい感じの対流熱がこの2秒後に体に降りかかってくるのを約束する素晴らしいロウリュサウンド。

 そして期待通りに降り注ぐ熱!!

 室内に張ってある木材はなんと檜だそうでして、ロウリュをするとその檜のいい香りもプイ~ンと漂ってくる。ロウリュにアロマ水を使うのもいいけれど、せっかく自然のなかでロウリュするんだから、かける水は川の水そのまんま&自然に漂う檜の香りっていうのは、いや~そうとうな贅沢ですよ。

 サウナ室内から窓越しに大自然の景色が見えるっていうのもまた乙だしなぁ。

清流にザッブーンっと飛びこんで無上の法悦

 そしてサウナでもう体が充分温まったぁ、と思ったら川に直行!

 熱い体を冷たい流水に浸す。この瞬間、刀鍛冶が焼き入れした日本刀に水で冷やすときの「ジュ~ッ」って音がするかと思うほどに、ジュ~ッと快感が迫ってきましたよ、本当に。

 なにしろこの日の清流の温度は12℃(これも計った)。それより水温としては冷たい水風呂のあるサウナ施設もなかにはあるけれど、つねに水が流動している川は冷え方が違う。加えて水の質が違う!

 さっきの日本刀の話じゃないですが、心身研ぎ澄まされる!!

 そして冷えた体をゼログラビティチェアに横たえる。本当にイイサウナで体を温め、イイ水で冷やしたときに体に現れる皮膚のまだら模様「あまみ」もしっかり浮き出てくる。

 そんな「サウナ→川→イス」を3セットも繰り返してみなさい。気持ちよすぎて、日本語ではもう表現できないレベルに到達いたしました。

 おまけに場所はキャンプ場。そのあとにキャンプにお決まりのBBQかなんか待っててみなさいな。もういつ死んでも悔いなどないさってな気分にすらなるよ。実際この日も牡蠣とキノコ焼いちゃったし。

もっと川が冷たくなる冬こそサウナカーがオススメ!

 ちなみにモデルでも登場いただいた今泉 史さんは、あまりサウナに慣れてないので、「この冷たさの川には入れない……」とおっしゃってましたが、そんなのは関係ない! だってサウナに慣れてない、冷たい水が苦手な人が、このサウナカーをわざわざ借りるとは思えないもん。「もっと冷たくなれよ!」っていうようなヤツしか借りないでしょ、どう考えても。

 そしてそういうヤツよ! この記事がアップされるころには、冬も一段と厳しくなり、間違いなく御希望通りに「もっと冷たく」なっております、川の水!

 以上、大自然のなかで体験する「SAUNA JUNKY零号」のサウナ部門は最高って話でしたぁ!!

〈編集後記〉サウナと能登牡蠣とホホホタケのマリアージュ

 サウナカーの体験ロケにあたり、待ち時間やボーっとする時間が多々あることが予想されたため、われわれ取材班では心身の健康のため並行してBBQを実施することにしたのだった。

 気の利いた知り合い経由でゲットしたのは、石川県産の「能登牡蠣」。牡蠣といえば宮城、広島、北海道が有名どころだが、日本海側である能登半島の七尾湾も、おいしい牡蠣を育むのに適した地形なのだとか。

 旬の直前ということもあり、もともと小ぶりさが特徴の能登牡蠣はさらにコンパクトなサイズらしいが、炭火でじっくり焼いて食したならばキュッとしまった牡蠣のボディに海の塩気と甘みと旨味が凝縮されていて、じつにステキな味わいだ。

 また、ちょっと珍しいキノコも同時に入手。静岡県産の「ホホホタケ」というキノコ。これは標高1000m以上の高山に生育する「はなびらたけ」を、クルマ用の電球メーカー「大井川電機製作所」が栽培ノウハウを確立して「ホホホタケ」と名づけて販売しているものだ。

 アヒージョにして食べてみると、ソフトなコリコリした食感の中にさわやかな香りがあり、ノンアルコール・シャンパンとの相性も上々。ついパクパクと食べてしまった。

 サウナカーを友だちなど4~5組のグループで合同で借りて、アウトドアでサウナを満喫しながらBBQと洒落こむのが、とても楽しそう。じっさい、今度プライベートでも借りようと目論んでいるところだ。【Auto Messe Web編集部 竹内】

【詳しくはこちら】

■自走型サウナカー「SAUNA JUNKY零号」

https://carstay.jp/ja/cars/61868c75cba47555b146fda3

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