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女性キャンパーに忍び寄る恐怖! アウトドアで犯罪や事件の被害者にならない「心掛け」とは

アウトドアで「犯罪」や「事件」の被害者にならないために

 アウトドアブームの到来によりキャンプを楽しむ女性の姿を見る機会も多くなった。ひと昔前は「キャンプ=猛者」が当たり前の世界であり、女性のソロキャンパーは少数派に過ぎなかった。アウトドアへの女性進出は喜ばしい反面、リスクを伴うことを忘れてはならない。治安の良い日本とはいえ、鍵の掛からないテント泊や人通り少ない場所での車中泊で「犯罪」や「事件」の被害者にならないためにも十分な準備と心構えが必要になる。

準備と心構えその1:キャンプ場選びとサイト選びは慎重に!

 女性キャンパーならではのお悩みとして「キャンプ場でのナンパがウザイ」や「深夜にテントを訪ねて来る人がいる」などの声を耳にすることがある。その多くは「親切心」によるものも多く、テントやタープの設営に手間取っている姿を見て「手伝いしましょうか」から始まり、仲良くなろうと「一緒に飲みませんか」などの発言につながることも多い。 しかし「結構です」と無下に断ることで印象が悪くしてしまうのも怖いことであり、なかなか難しい状況だ。そんなときには「初心者なので自分で組み立てる練習をしています。困ったら声を掛けさせてください」と答えるのが賢明だ。また、キャンプ場を選ぶ場合には管理人が常駐している施設を選び、フリーサイトを選ぶときにはファミリーキャンパーの近くを選ぶのも賢い方法となる。テントを張る前にお隣の奥さまにご挨拶をして同じ女性として意識してもらい、困ったときの味方になってもらおう。

準備と心構えその2:緩みがちな「防犯意識」を取り戻す!

 一般生活で女性が暮らす場合、ドアや窓に鍵を掛けずに寝ることはないはずだ。だが、テント泊では無防備な状態で就寝することになる。キャンプは非日常ということもあり危険への意識が薄くなってしまうのは大きなリスクを伴う。女性キャンパーの場合、テント泊であってもファスナーを内側からロックできるワイヤー式の鍵を掛けることが重要であり、万が一の場合に備えて防犯ブザーを用意しておく慎重さも必要だ。事前に管理棟の電話番号を緊急時の連絡先として登録しておくべし。 アウトドアではすべてのリスクは自己責任となる。自然災害や気候などのトラブルだけでなく、「犯罪」というリスクにもしっかりと備えてほしい。

準備と心構えその3:車中泊は人気の多い場所を選ぶ!

 今、大流行の車中泊。テントは違いクルマのなかだから安心……と思うのは早計だ。キャンプ場でのオートキャンプならまだしも、ほかの場所で「夜中に窓を叩かれた」「ドアを開けられそうになった」「窓から男性が覗いていた」「不良に囲まれた」などの怖いトラブルも起きている。さらには人気の少ない場所は、大きな危険が伴うということを忘れてはならない。車中泊といえども万が一のことを考えて人気の多い場所を選ぶことも「防犯」につながる大きなポイントなのだ。 車中泊をする場合には必ずドアをロックしたことを確認し、簡単に侵入できない状況を作るべし。また、女性らしいクルマも狙われやすい要因のひとつとなる。車中泊での防犯を意識するのなら、女性が乗っている確率が高いと思われる「ぬいぐるみを並べたピンク色の軽自動車」などは避けるのが賢明だ。

準備と心構えその4:車中泊する場所を把握せよ!

 万が一、何か事件に巻き込まれそうになったときに素早く通報できるよう、自分が車中泊をしている住所や位置、目標物をしっかりと調べておくべし。駐車場の名前や目標となる近くのお店を事前に確認し、電信柱の番号(電信柱には個別に番号が記されており通報時の位置確認が明確になる)をスマホで撮影しておけば、通報時に警察が場所明確に把握でき、迅速に駆け付けてくれるはずだ。 通報時に「助けて下さい」や「場所がわかりません」では到着までに時間が掛かってしまう。事前に明確な位置情報を得ておくことが、自分の身を守る「防犯対策」になる。

まとめ:怖いと思ったら即通報! 周囲の人に助けを求めるべし

 女性キャンパーが増えることでキャンプのイメージが向上し、楽しい趣味として認知されるようになった。決して女性蔑視ではないが、キャンプという非日常の世界において女性がトラブルに遭遇する確率は男性よりも高いことは間違いない。 もし何か起こった時は大きな声を上げて周囲のキャンパーに助けを求めてほしい。そして、キャンプや車中泊をするときは、重要なライフラインになるスマホを手元に置いておくべし。警視庁公認の無料防犯アプリ「Digi Police」をダウンロードしておけば、1タップで大音量の防犯ブザーを鳴らすことができる。女性キャンパーは自分の身を守るアイテムとして活用してほしい。

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