サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

安けりゃ「激しく使っても」気にならない! 予算50万円で届くアウトドア向き「国産中古SUV」5選

傷をつけても気にならない激安アウトドカーを紹介

 アウトドアやキャンプでは、シーンによって靴がドロドロに汚れる。同様にクルマだって悪路や天候変化によって汚れ、道具の積み下ろしであちこちキズだらけになることもある。新車や高額車、キレイなクルマだとガッカリだが、ちょい古の中古車なら、汚れようと、多少のキズが付こうと気にならないはず。むしろアウトドアやキャンプでの勲章!? になるかもしれない。そこで、予算50万円で狙える、ちょい古な国産中古SUVを考えてみたい。

三菱パジェロミニ

 その筆頭が、パジェロ。といっても本家パジェロではなく、軽自動車のパジェロミニである。その予算で手に入るのは、1998年から2004年まで生産された2代目。当然、FRとともに4WD(イージーセレクト4WD)が用意され、最低地上高は余裕の195mm。パワーユニットにはツインスクロールターボもあったりする。

 中古車価格は支払総額でも50万円を切ることもある。軽自動車だけに走行距離が少ない中古車が多いのもポイントで、本家パジェロをそのまま縮小したような、堂々感あるエクステリアデザインも大きな魅力だ。

三菱eKアクティブ

 同じ三菱の軽自動車では、初代eKワゴンに2004年に派生車として加わったクロスオーバーモデルのeKアクティブがあった。若い人だとまず聞いたことのない車名だが、現在のeKクロスの先祖……といえる存在だ。

 当時、軽自動車のクロスオーバーモデルはまだ珍しく、ちゃんと最低地上高もアップした本格派だった。エンジンはNAとターボが揃っていた。さすがに年式が古いため、中古車価格は10万円台からあったりする。アウトドアフィールドでは、「なんのクルマだかわからない」アピールができるかもしれない、今や希少車である。

日産ジューク

 では、アウトドアやキャンプでガンガン使えるクルマは欲しいけれど、軽自動車はちょっと……というなら、50万円以下でも余裕で手に入る日産ジュークはどうだろう。

 日本では2010年に登場した初代のみ発売された1代限りのモデルだが、海外では今もジューク(2代目)は健在。中古車の年式的には2012~2013年型となるが、都会派SUVだったため(アーバンセレクションなんていうグレードもあるほど)、走行距離が少なく悪路走行をしていない、下まわりのダメージが少ない個体も多いから、狙い目だ。

ホンダ・クロスロード

 ワイルドなSUVテイストという意味では、なかなかのデザインを持つ、今はなきコンパクトSUVがホンダ・クロスロード(2代目)。2007年から2010年まで製造されたミニバンの2代目ストリームをベースに3ナンバー化、3列7人乗りに仕立てたクロスオーバーモデルだ。

 エンジンはストリーム同様、1.8Lと2Lの2種類から選択することができた。リヤサスペンションはダブルウィッシュボーンと凝っていた。中古車は2007年式が中心で、全国的に台数はかなり少ないとはいえ、50万円以下が中心となっている。

 上記のクルマに比べ、古さをまったく感じさせないデザインの良さが光る1台。ただし、走行距離は比較的多めなのが玉に瑕だ。10万キロオーバーがほとんどだが、もし、後期型の走行距離が少ない中古車を見つけられたとしたら、2022年のアウトドアシーンでもカッコよく映える、イチオシの激安中古車と言っていい。

マツダCX-7

 いやいや、もっと大きく立派な、ちょい古激安中古車はないものか……とお悩みのあなたには、マツダCX-7がある。日本では2006年から2012年まで製造され、その後中国専売車となっている。

 全長4695mm、全幅1870mm、全高1645mmの堂々たるクロスオーバーSUVである。2.3L直4ターボエンジンは238ps、35・7kg-mを誇り、6速AT/6速MTが選べた。少々古くなってしまったが、パワフルかつスポーティに走れる1台だった。

 中古車はさすがに少ないものの、50万円前後が中心だから、車格の割には安さ爆発!! ではないだろうか。当然、後席、ラゲッジスペースも広く、アウトドア、キャンプの荷物の積載力も軽自動車とは比べ物にならない。

スズキ・ジムニー

 最後にもう1台。軽自動車界のキング・オブ・SUVと言える、スズキ・ジムニーの中古車も1998年から2018年までロングライフに製造された3代目が狙える。しかし、そのアドベンチャーなキャラクターから走行距離はめっぽう多め。

 本気の悪路走行を行ったクルマ、修復歴ありも少なくなく、それでも価格は60万円前後と今回の趣旨から予算オーバーとなってしまうが、その人気ゆえ、古くても強気の価格となってしまうのが辛いところだ。

モバイルバージョンを終了