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専用ギアがすべてじゃない! 達人がアウトドアで活用している身近な道具5選

キャンプのイメージ

経験からより便利にするアイテムを見つけている!

 お気に入りのギアを愛でながら優雅な時を楽しむ、限界まで削ぎ落とした最低限の装備で人間力を楽しむ、家族や仲間と濃厚な時を楽しむ、バーベキューを全力で楽しむ、美しい自然の風景を楽しむ……などなど、キャンプのスタイルは十人十色。キャンプは「どのスタイルが正しい」とか「これでなければならない」という明確な答えはなく、ほかの人に迷惑をかけない限りは自分なりの楽しみが追求できる“フリースタイル”が大きな魅力です。

 そんなキャンプ好きのなかでも上級者と呼ばれる達人たちは、経験と失敗に裏打ちされた「これは便利」という秘密道具に辿り着くのです。ここでは達人たちがキャンプに携帯して便利に使っている愛用小物を調査し、こっそりとお教えいたします。

楽しんでいるうちに必要なギアがわかってくる

 雑誌やネットニュースではキャンプ上級者が愛用するギアが特集されることが多いようですが、キャンプを快適にしてくれる道具はテントやバーナーだけではありません。経験を積み重ねていくことで「便利だよね」というアイテムが存在することがわかるのです。高性能なキャンプ道具の陰に隠れてしまいスポットが当たることのない縁の下の力持ち。そんな道具こそがキャンプを快適に過ごす“裏ワザ”になることは間違いありません。

その1:便利な「ガムテープ」はキャンプの救世主

 キャンプの達人たちの携帯率が高い「ガムテープ」。段ボールの梱包に使う生活必需品ですが、ガムテープはキャンプの救世主といっても過言ではありません。テントやタープの補修、薪用の枯れ木を束ねて運ぶストラップ、軽く丸めれば焚火の着火剤としも使うことができるマルチプレイヤー。ガムテープのなかでも布テープと呼ばれるモノは粘着力も強く、持ち運びのときには中心の固い芯を抜いて平らに押しつぶすことで携帯性がアップします。

その2:BBQには欠かせない「アルミホイル」の底力

 最近のキャンプではダッチオーブンやメスティン、スキレットなどの調理器具が大流行していますが、達人たちがもっとも頼りにしている調理道具が「アルミホイル」です。食材をアルミホイルに包んで熾火の間に入れておくだけで調理ができ、直火に掛けられるお皿や器としても使えるので便利さは満点。また、使い終わったアルミホイルを軽く丸めれば、鍋やフライパンを洗うタワシとしても利用できます。

その3:IKEAの「青い袋」は安くて機能的な相棒

 経験を積んだキャンパーが辿り着くのがIKEAの「青い袋」。FLAKTA(フラクタ)と呼ばれるキャリーバッグは99円(税込)とお得でありながらも耐久性に優れています。所持率の多いLサイズのバッグは幅55×高さ35×奥行き35cmとなり、容量は驚きの71L。最大荷重は25kgと優秀で、ハンドルを肩に掛け、その付け根についているストラップを握りながら運搬できるので安心感と機能性も抜群です。使わないときは小さく折り畳めるのも大きな魅力で、汚れたときには水洗いができるので衛生的。キャンプ道具だけでなく薪や食材の運搬にも最適で、アウトドアブランドのトートバッグを経てIKEAの青い袋に辿り着いたという達人キャンパーも多いようです。

その4:「ヘッドライト」はランタンを越える秘密兵器

 キャンプの必需品といえばランタンですが、ランタンと合わせて経験者の多くは「ヘッドライト」を携帯していることが多いようです。ランタンは周囲を明るく照らしてくれるものの、ピンポイントの照射には向いていません。そんなとき、小型の懐中電灯を使っている人も多いと思いますが、達人たちは頭に装着するヘッドライトを愛用しています。

 懐中電灯とは違い両手がフリーになることで作業効率も上がり、頭に装着するヘッドライトは自分の視線に合わせて前方を照射してくれるのが最大の魅力ポイント。夜間、テント内での読者や早朝のカブトムシ捕獲、夜釣りでのリグ作りには欠かせないアイテムとして高い支持率を誇っています。

その5:無いと困る「軍手」は頼れるバイプレイヤー

 キャンプ道具にこだわり始めると高級な革手袋やナイフでも切れないグローブが欲しくなります。もちろん、どちらも魅力的な存在ではあるものの、達人たちが必ず携帯しているのが作業用の「軍手」です。

 軍手はホームセンターや作業着専門店で12双組み(1ダース)でも500円程度と格安に設定され、消耗品として販売されている魅力的な存在。この軍手こそがキャンプに欠かせないバイプレイヤーであり、薪の運搬やテントの設営・撤収、調理、焚火、防寒としても活躍してくれるのです。

 達人たちはキャンプの撤収時に使い終えた軍手をはめ、雑巾の代わりにしてテントやタープの表面を撫でて水滴や芝生、土、ホコリを落とし、抜いたペグやポールの土をしごくように拭うことで帰宅してからの掃除の手間を省いているのです。

表舞台には取り上げられない縁の下の力持ち!

 今回はキャンプの達人たちが愛用する5つの秘密道具をお届けしましたが、キャンプを長く続けていくと自然と辿り着く「実用品」が生まれてきます。雑誌やWEBマガジンでは取り上げにくい地味な存在ではありますが、快適なキャンプを支えてくれる縁の下の力持ちの存在は欠かせません。もし、この記事を読んで「俺はコレをおすすめする」という便利な秘密道具あれば……編集部までこっそりとご一報ください。

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