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STIのコンプリートカーは名車だらけ! スバリストが「買っておけば」と後悔しきりの再販希望車3選

STIイメージカット

Sシリーズ以外にもこだわりモデルが多数!

 STIコンプリートカーはWRXシリーズだけでなく、レガシィやフォレスターなどさまざまなモデルが存在する。今回は独断と偏見で筆者がコレは買っておけばよかった! と思うちょっとマニアックな隠れた名車を紹介しよう。

再販希望の名車その1:WRX S4 tS

 これまで登場したコンプリートカーのなかでも、装備とパフォーマンスのバランスに優れるモデルとして推したいモデルがWRX S4 tSだ。文字通りベースは初代WRX S4で、シャシー系を中心にSTIチューニングが施されている。

 エクステリアはVAB型WRX STIをベースにしたS207に酷似しており、ブレーキとリヤバンパーダクト程度の違いでコンプリートカーオーラは抜群。とくにNBRチャレンジパッケージには、ドライカーボン製の大型リヤスポイラーが備わるなど迫力も満点だ。

 STI独自のフレキシブル系パーツがフル装備されるほか、CVTクーラーやトラクションモード時のVDC制御やアクティブトルクベクタリング制御なども専用とするなど、2ペダルでもスポーツ走行を存分に楽しめる仕様となっていた。これだけの装備でありながら、あえて台数限定ではなく期間限定車としていたことも「手に入れやすいコンプリートカー」としてじつに好印象であった。

再販希望の名車その2:フォレスターtS(SJ型)

 フォレスターは初代にSTI II typeM、3代目、4代目にtSと3台のコンプリートカーが設定されていた。4代目(SJ型)XTアイサイトをベースにしたtSは、BBS製鍛造19インチホイールやブレンボ製ブレーキシステムなどを搭載。装備もコンプリートカーらしいスペシャルアイテムを備えつつ、tSの名に恥じないシャシーチューニングを施している。

 さらにECUにも手が入り、SIドライブをS#にすれば、ベースモデルとは一線を画す俊敏なレスポンスへと豹変。TCU(トランスミッションコントロールユニット)も変更され、CVTのステップ変速は専用クロスレシオへと切り替というこだわりには舌を巻く。SUVでも走りを楽しめるだけでなく、アイサイト(Ver.2)を標準装備することでレジャーやドライブといったシーンでも身構えずに気楽にコンプリートカーを楽しめる要素を備える点も魅力だ。

再販希望の名車その3:R205

 Sシリーズに匹敵するスペックと走りの装備を有するR205は、STIコンプリートカーで唯一のRの称号を持つモデル。Rはレーシングではなく、究極のロードカーを示すROADのR。Sシリーズと比べると内外装は専用装備を控えめにしているものの、走りに関する部分は一切の妥協なく調律されているのが特徴だ。

 専用エンジンを搭載するモデルとしては、軽量モデルのスペックCをベースにし、かつワインディングで軽快に走れるリヤオーバーハングの短い5ドアをベースにした、最後のコンプリートカーという点がとくに推したいポイントだ。

 またコンプリートカーのなかでも、もっとも排気音に迫力があるという点も見逃せない。オーナーのなかにはR205のエキゾーストノートに憧れて購入を決意したという人もいるほどだ。ちなみにスペックCベースの最後のコンプリートカーはGVB型WRX STI tSタイプRAで、エンジンはベースモデルと同一スペックとなっている。

 STIのコンプリートカーといえば、どうしてもSシリーズのもつ究極のプレミアムスポーツ感に惹かれる。とくにS203以降のモデルは人気も高く、スペシャル感が強い。しかし、それ以外のモデルでもSTIならではの走りの気持ちよさや、高いパフォーマンスを存分に楽しむことができる。コンプリートカーを検討している方は、ぜひこれらのモデルも選択肢に入れてみては?

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