今回も2台がともに無事完走
アメリカでもっとも人気のある自動車レース・シリーズ「NASCAR(ナスカー)」。その3大カテゴリーとなる、「カップ」、「Xfinity(エクスフィニティ)」、「Camping World Truck(トラック)」のうち、トラックシリーズに長年参戦しているのが服部茂章代表率いる「Hattori Racing Enterprises(HRE)」だ。今シーズンも若手ドライバー2名を起用し、トラックシリーズに参戦している。
第2ステージでもトップ10内をキープしていたが、このレース2度目のイエローフラッグが出された22周目、アンクラム選手はピットへ戻るも、ここでのペナルティを指摘されて26番手まで大きく順位を落とすこととなってしまう。それでも16号車はしっかりと追い上げを見せ、ステージ終了時には19番手まで順位を戻していた。
16号車もその荒れたレースの巻き添えになりながらも、15番手までポジションを回復。レースはオーバータイムに突入し、このレース最終盤のリスタートで他車のトラブルもうまく利用してポジションを挽回し、7位でフィニッシュした。これによりドライバーポイントも10番手にまで上昇することとなった。
レース最終盤をなんとか走り切り16位でチェッカー
一方61号車のパーディ選手は、練習セッションでは9番手のタイムを出すなど好調であったのだが、予選でのミスにより、22番グリッドからのスタートとなった。それでもマシンは好調で序盤から速さを見せ、第1ステージ終了前にピット作業を終える作戦で9周目にピットイン。26番手で第1ステージを終了している。その後のステージブレイクをコースに留まり、11番手から第2ステージをスタートさせた。
そしてこの混沌としたレース最終盤をなんとか走り切り16位でチェッカーを受けた。これはパーディ選手にとってはロードコースでの自身最高位フィニッシュで、シリーズのドライバーズポイントで4ポジションアップの19番手に順位を上げることに成功した。