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たまには家族で車中泊もしてみたい……街ときどきアウトドア派にオススメの予算100万円で狙える中古ミニバン4台

5ナンバーサイズ感覚で乗れるミニバンがオススメ

 普段は街乗りが中心で、ときどき家族で車中泊やアウトドアという用途なら、Mクラスのボックス型ミニバンがオススメだ。多くは5ナンバーボディが基本で、3ナンバーになってもボディパーツでやや車幅が広がるだけなので、ミラー・トゥ・ミラーの車幅は5ナンバーモデルと同等。つまり、3ナンバー車でも実際の運転感覚、車両感覚は全幅1695mmの5ナンバー車そのものなのである。

 とはいえ今、新車は半導体不足などモロモロの事情もあって納期は遥か先……ということもあり、すぐにでも乗りたいなら、多少、相場が上がっている時期とはいえ、中古車がお薦めだ。えっ、予算100万円で……そんな美味しい話って。じつはあります。

ホンダ・ステップワゴン(4代目/2009-2015)

 その筆頭が4代目ホンダ・ステップワゴン(2009-2015)。ボックス型ミニバンにして低床、低全高が特徴で、エンジンは2Lのみとなる。もちろん、エアログレードのスパーダも“中古車として”存在する。

 この4代目はパッケージングの方向転換で初代に回帰した室内大空間が大きな特徴で、2-3列目席をフラットアレンジすれば、車内はもうお座敷、ベッドルームに大変身。当時のライバルのなかで走りがピカイチだったため、いま乗っても満足度は高いはずである。

 100万円以下の中古車の年式としては2013年あたりが中心。走行距離は「みんなの楽」がテーマの4代目だけにけっこう走っているクルマも多いが、なかには6万キロ程度しか走ってない中古車もあったりする。

トヨタ・ノア&ヴォクシー(2代目/2007-2014)

 ステップワゴンが出てくれば、当然、ライバルのトヨタ・ノア&ヴォクシーも視野に入る。100万円以下の中古車ということであれば、2代目(2007-2014)となる。

 2010年以降のノア&ヴォクシーにはバルブマチックという動力性能と燃費を両立した新エンジン+7速シーケンシャルシフトマチックが搭載され(以前はトップグレードのみ)、走行性能が一気にアップ。

 3列目席は世界初のワンタッチスペースアップシート仕様となる。7/8人乗りのほか、かなりレアなモデルとなるものの、2列シートモデルもあった。もちろん、3列シートモデルはシートアレンジによって車内をベッドルーム化することもたやすい。100万円以下で買える年式は2代目最後期型となる2013年式がほぼ上限となるはずだ。

日産セレナ(4代目/2010-2016)

 100万円以下の予算で、ステップワゴン、ノア&ヴォクシーより新しい年式の中古車がいい……というなら、狙い目は4代目日産セレナ(2010-2016)だ。いまも人気のハイウェイスターも揃い、年式的にはギリギリ2015年までが手に入りそうだ。

 ハイウェイスターの走りは穏やかにして安定感、走りやすさ抜群。運転慣れしていない人でもシュプールラインによる前席サイドウインドウからの視界、見切りの良さもあって、乗った瞬間から運転のしやすさを実感できるはず。2列目席は前後はもちろん、左右にもスライドできるため、シートアレンジは自由自在。シートのフラット化もできるから、車中泊にも適している。

ホンダ・フリード(初代/2008-2016)

 以上はMクラスボックス型ミニバンの中古車の紹介だが、ソロやふたり限定の車中泊で、もっとコンパクトなミニバンがいい、というならホンダ・フリードがある。しかも、初代の(2008-2016)ハイブリッドモデルも候補にあがり、経済性も抜群だ。

 90万円台で2014年式の比較的新しいモデルが選べて、また現行型とそうデザインが変わらないため、中古車感が薄まるのも魅力。荷室の奥行きは最大1900mmまで拡大でき、天井高を含め意外なほど広い車中泊空間が確保できるから車中泊にもうってつけである。

 普段使いで1~4人の乗車がメイン、アウトドアや車中泊のお出掛けはひとりやふたり限定なら、このコンパクトクラスのミニバンを選ぶのも手ではないだろうか。

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