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アウトドアに出かけたら愛車がキズだらけ! 上級者は皆やってる保護テクニックとは

荷物を載せてるイメージ

楽しいアウトドアでブルーにならないために

 キャンプを始めたばかりのころ、何気なく積んだ荷物でラゲッジの内装を傷つけてしまったり、キャンプ場の荒れた路面でアンダーボディを打ちつけてしまったりしたことはありませんか? 今回はキャンプ初心者に向けて「クルマを傷つけずにキャンプを楽しむ方法」を伝授したいと思います。

積み込む順番や内装の傷つき防止に気をつけること

 まず、キャンプに向かう前に気を付けるべきポイントは、キャンプ道具の積載方法。ワイルドにガンガンと積んでしまうのも悪くはありませんが、内装にダメージ与えないように積みたいと言う人は、移動中に荷物が動かないようにしましょう。

 そのためには重たいものは下、軽いモノは上に重ね、内装と荷物が触れる場所にはタオルや着替えなどを詰めた防水バッグなどをクッション材として入れることをおすすめします。また、ツーバーナーなどの角のある道具はキャリングバッグに入れれば内装にダメージを与えずに積むことができ、キャンプ場でもそのまま運ぶことができます。

 小物などは流行りのハードボックスに入れ、キッチリと積むことで積み下ろしの手間が省け、荷物が暴れないことで傷の防止にも役立つことを覚えておきましょう。

 そして、大切なことはラゲッジの床面にシートやラグを敷くこと。安価に済ませるのであればブルーシートでもOKですが、意外と役立つのがピクニックシート。100円ショップでも販売されており、キャラクターが描かれたファンシーなものやネイティブアメリカン系の柄などもあり、お好みの柄を選べば良いでしょう。

 また、大きめのラグを敷いておけば雰囲気が盛り上がります。シートやラグを敷く場合には、手前側を少しだけ長めに出しておけば、荷物の積み下ろしの際にバンパーやラゲッジのカバーとなり、ボディを傷着けることもありません。シートやラグを使わない場合には、メーカーオプションやサードパーティの製品でペット用のラゲッジマットや防水性の高いゴム製の防汚マット、ラゲッジの傷防止カバーシールなどが用意されていることもあるので、探してみることをおすすめします。

ちょっとしたことで車両外側も傷ついてしまうので注意

 キャリアに荷物を積む場合、ありがちなのがタイダウンやベルトの端が風に煽られてしまい、パタパタとルーフを叩いてしまって傷を付けてしまうことです。タイダウンやベルトの端はしっかりと縛り、風で暴れないようにしておきましょう。また、荷物の積み下ろしのときに、ボディに立てかけないことも大切です。ランタンポールやチェア、釣竿、自転車などを立てかけて置くと、風や振動で倒れる際にボディに傷を付けてしまうことがあるからです。神経質かもしれませんが、ボディに荷物を立てかけるのは危険な行為であることを忘れないでください。

場内での走行に不安なら同行者などにチェックしてもらおう

 キャンプ場は整地されていない道もあり、速度をしっかりと落として走行することが大切です。もちろんキャンプ場内は徐行がお約束ですが、段差などでアンダーボディを打ちつけないように慎重に走ってください。また、切り株や地面に埋まった岩などにも注意し、見えづらいときには同乗者に誘導してもらいましょう。

 繁茂期には茂った笹や枝でルーフやボディを「キーーーーッ」と擦ってしまうこともあります。意外と深い傷を付けてしまった……という場合も多く、草や葉っぱだから大丈夫と軽く考えるのは危険。特に背の高いワンボックスやSUVは天井の高さにも気を配り、ルーフを枝などで擦らないように注意することが大切です。

ちょっとした注意で傷つきなどは防げる!

 自然豊かなキャンプ場への道のりは数多くの危険が隠れています。まずは荷物の出し入れを慎重に行い、走行中は荷物が崩れないようにしっかりと固定すること。内装を痛めないようにシートやラグで保護し、荒れた路面や草が繁茂する場所ではボディを傷つけないように注意を払うことが大切です。

 大切なクルマを傷つけてしまえばせっかくの楽しいキャンプををブルーな気持ちで過ごすことにもなりかねません。当たり前のことかもしれませんが「丁寧に、そして慎重に行動すること」が愛車を傷から守る唯一の方法なのです。

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