サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

デイキャンプは初心者にオススメ! 気分転換や予行練習もできてメリットだらけだった

デイキャンプのイメージ

初心者がキャンプの雰囲気に慣れるには最適

 空前のキャンプブームに乗って「これからキャンプを始めよう」と思っている人も多いと思いますが、何から始めたら分からないというのが本音でしょう。確かにキャンプは道具も多く、これだけブームになると矢継ぎ早に新製品がリリースされ、何を買ったら良いのか分からなくなってしまいます。正直、キャンプ経験者であっても飽和状態のキャンプ製品を見ていると、何が必要なのかが分からなくなることも少なくありません。

 ということで、今回は気軽に始められるデイキャンプのお話をしたいと思います。じつは、この原稿を書いているボクもデイキャンプ派のひとりであり、気軽に楽しめるデイキャンプが大好きです。

気軽にお湯を沸かしてお茶を飲むところから始めてみよう

 まず「デイキャンプとは何?」ということですが、簡単に説明すれば「宿泊をしない日帰りキャンプ」。ピクニックの延長と考えてもらえれば、分かりやすいかもしれません。景色の良い場所を見つけたらチェアとテーブルをセットし、そして簡単な道具だけで楽しめるデイキャンプは、宿泊をしないのでテントを設営する必要もなし。シンプルな道具で楽しめるだけに、これからキャンプを始めようと考えている人にも始めやすく、デイキャンプを楽しみながら経験を積むことができるのです。

 最初はチェアとテーブルから始め、必要と感じたらタープを用意して日陰を作りましょう。食事は持参したサンドイッチやお弁当で済ませ、簡単なバーナーでお茶を沸かすだけでOK。次に余裕が出てきたらクッカーやホットサンドメーカーやクッカーを使ってラーメンやパスタ料理、ホットサンドに挑戦です。ホットサンドはパンだけでなく、挟む材料を肉まんや餃子にアレンジすればメニュのバリエーションが広がります。

 キャンプ場での日帰りキャンプなら、焚火台を用意すればさらに楽しさがアップします。最初は焚火の着火に苦労するかもしれませんが、それも楽しみとしてチャレンジしてみましょう。焚火ができるようになればBBQ(バーベキュー)や焼き芋もでき、キャンプの醍醐味が味わえます。ここまで経験を積めばキャンプ初心者を卒業したも同然。テントを用意すれば一泊二日程度のキャンプが十分に楽しむことができるでしょう。ひとつ注意してほしいのは、近所の土手や公園で焚火をするのは法律に違反する行為になります。焚火を楽しむ場合、キャンプ場や許可された場所であることをしっかりと確認して下さい。

自宅で練習すれば何が必要かじっくり学ぶことができる

 最初から規模の大きなキャンプに挑戦すると、設営の手間や道具の用意などで心が折れてしまうこともありますが、デイキャンプから始めれば楽しみながら経験値が上がり、キャンプへの自信が付くはずです。また、デイキャンプは自宅の庭やベランダでも簡単にできるので、ちょっとしたブランチやランチを楽しむのもおすすめです。「キャンプ=山のような道具を用意する」というイメージに囚われず、肩肘張らずに楽しめるのがデイキャンプの魅力。自宅の庭でデイキャンプを始めれば「あっ、箸を忘れた」や「調味料が足りない」というトラブルも簡単に解決でき、その失敗が経験となりキャンプへのスキルアップに繋がります。

 デイキャンプから始めるメリットは、少しずつ経験を積むことで「必要な道具」が理解できるようになることです。最初から色々な道具を揃えようと頑張ってしまうと、どうしても必要のない道具を買ってしまうことになりがち。ですが、デイキャンプを楽しみながら「次はお湯を沸かそう」、「今度はコットでお昼寝をしよう」と道具を厳選しながら増やしていくことで必要なものを選ぶ眼が養われ、不要な出費を抑えることができるのです。ちょっと時間ができたなら、チェアとテーブルを用意してデイキャンプに出かけてみませんか? 近所のお散歩コースが、いつもとは違った景色に見えるはずです。

モバイルバージョンを終了