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「アルヴェル」に「ノアヴォク」などトヨタは姉妹車の宝庫! スポーツカーからミニバンまで時代を賑わせたモデル5選

3代目スプリンタークーペ

中身は同じでも見た目はガラッと変わっていたモデルも多い

 2020年5月にトヨタ店、トヨペット店、カローラ店、ネッツ店と4つの販売チャネルですべてのトヨタ車が販売できるようになりました。それまではチャネルごとに販売していた車種が異なっていたため、他チャネルの人気車種が羨ましいという声が現場で上がっていたこともあったとか。そのような背景もあり、チャネルが違うだけでほぼ同じというトヨタ車も存在していました。今回はそんなトヨタ車をピックアップして紹介します。

カローラクーペ&スプリンタークーペ

 AE86の影響か、「カローラレビンとスプリンタートレノは姉妹車」というイメージが強いですが、元々は1970年にカローラ店で販売を開始したカローラクーペとトヨタオート店で販売を開始した2代目スプリンタークーペという2車種が姉妹車という関係性でスタートしました。レビンという名前が登場したのは1972年のこと、DOHCエンジンを搭載したスポーツグレードにレビンと名付けたのです。

 なお、スプリンターも同じでスポーツグレードにトレノと名付けられるようになります。馴染み深いレビン&トレノの関係性になったのは1983年に登場したAE86から、クーペ系は搭載エンジンに限らず車名としてレビンとトレノが名付けられたのです。

マークII三兄弟

 ハイソカーの中心的存在であったマークII。マークII、チェイサー、クレスタの俗に言う「マークII3兄弟」も、販売チャネルごとに用意された姉妹車と言えます。マークIIがトヨペット店で販売を開始したのは1968年のこと。コロナの上級車種としてデビューしたため、4代目までは「コロナマークII」という名前でした。続いて登場したのがチェイサー、こちらは1977年にネッツ店の前身である「トヨタオート店」から販売されていました。クレスタが登場したのは1980年。当時新しくできた販売チャネル「ビスタ店」の最上位車種として位置付けられていました。

セリカ&カレン

 1994年に登場したカレンは、ビスタ店で販売されていたスペシャリティクーペです。姉妹車は1993年に登場した6代目セリカで、こちらはカローラ店で販売されていました。両車の大きな違いとして挙げられるのがボディ形状です。セリカがハッチバッククーペなのに対して、カレンはノッチバッククーペとなっています。

 4WDのGT-FOURが設定されたセリカの方が走りのイメージがあるかもしれませんが、FFのスポーティグレードだけで見たら、カレンの方が20kgほど軽量で剛性に優れるノッチバッククーペを採用しているのです。カレンは1代限りで終了してしまいましたが、このようなスペシャリティクーペが販売チャネルのためにわざわざ用意されるということに、時代背景を感じる1台です。

アルファード&ヴェルファイア

 現行でも販売されていますが、2代目アルファード登場と同時に販売されたヴェルファイアは、アルファードとほぼ同じとも言える姉妹車です。初代アルファードはGがトヨペット店向け、Vがビスタ店(のちにネッツ店へと統廃合)で販売されていました。2代目の登場に合わせてGがアルファードとして、Vがヴェルファイアとして生まれ変わった形です。

 ヴェルファイアは、トヨタの販売チャネルの中でも若者向けと位置されていたネッツ店で販売するモデル。上品さや洗練されたイメージを持つアルファードとは対照的に、力強さや先進性といったイメージを際立たせたモデルとして登場しました。基本的なメカニズムは同じでも販売チャネルの戦略やコンセプト、イメージの違いが現れた姉妹車と言えます。

ノア&ヴォクシー

 カローラ店で販売されていたタウンエースノアから派生したノアと、ネッツ店で販売されていたライトエースノアから派生したヴォクシーという血筋を持つこの2台。そのような背景を考えると、違う販売チャネルで展開される姉妹車のミニバンとしては、アルファード&ヴェルファイアよりもこちらの方が、歴史があるとも言えるでしょう。

 やはりこちらもデザインなどからネッツ店で販売されるヴォクシーの方が攻めているというか、ヤングファミリー向けな印象を抱きます。それは各販売チャネルで全車が販売できるようになった現行でも同じ。同じメカニズム・パッケージながらユーザー層が異なるのは面白いポイントと言えます。

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