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英国のクルマとファッションがEVでコラボ!「MINI×Paul Smith in東京」開催

センターメーターは廃されており、センター部はスマホを設置するスペースに

特別な2台を展示する「持続可能性」をテーマとしたコラボイベント

 英国を代表するMINIとファッションデザイナーのポール・スミス氏がコラボレーションした「自動車製造における持続可能性」をテーマとする、電気自動車2台の展示を中心とするイベント「MINI×Paul Smith in東京」が、2022年10月7日(金)〜12日(水)まで東京・表参道のBA-TSU ART GALLERYで開催される。

ポール・スミス氏が手がけた2台の電気自動車

 MINIと同ブランドに深い関係のあるポール・スミス氏が共同で、「シンプルさ、透明性、持続可能性」をテーマとした2台(MINI STRIP、MINI Recharged)の電気自動車を制作。会場はそのコラボレーションモデル2台を中心に、MINIが体現するサステナブルなデザイン空間に仕立てられるという。また、会場2階では2台のストーリーやコラボレーションの背景なども紹介されている。

 なお、イベントは無料だが、専用サイトにて事前予約が必要となっている。

1台はクラシックMINIがベース

 展示される2台は現行型をベースとしたMINI STRIPと、クラシックMINIをベースとしたMINI Recharged。

 MINI STRIPはポール氏の「持続可能なデザインの中心にあるのはシンプルさ」という言葉通り、EVであるMINI クーパーSEの本質的な部分のみを残して再構築された特別な1台。エクステリアは無塗装とされ、インテリアも素材をあえて露出させている。さらに、ステアリングにはレザーでなく自転車用のバーテープを巻くなど、再生可能な素材が用いられている。これにより、MINI STRIPは過去を尊重しつつ未来を見据えたユニークな1台に仕立てられたという。

 一方のMINI Rechargedは、1998年に世界限定1800台で販売されたクラシックMINIの「ポール・スミス エディション」をベースにEV化。90kWのモーターを搭載し、1回の充電で約160km走行することができる。また、むき出しのベースパネルをはじめ室内もシンプルに変更されており、プラスチックやレザーを廃止し再生繊維やゴムを用い、駆動系だけでなくクルマ全体でサステナブルを体現させているという。

 また、このプロジェクトは「最小限の燃料と、最大限の収納スペース」というクラシックMINIのコンセプトを継承、気候変動やエネルギー問題を抱える現代に、より重要な意味をもつと説明されている。

 イベント会場ではこの2台の制作過程をパネルで見ることもできるので、実車とともに「革新的アプローチ」の過程と情熱に触れてみてはいかがだろうか。

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