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物置の肥やしになった「キャンプ道具」を活用しよう! 同じものを何度も買ってしまうキャンパーの悲しい性とは

物置に収納したキャンプ道具

物置に収めたテントやシュラフなどのキャンプ道具

ダブついたキャンプ用品の意外な活用方法を教えます!

 キャンプブームに刺激され、あれやこれやと手を出してしまい物置や収納スペースに使っていないキャンプ道具が満杯……なんてことになっていませんか? じつはこの原稿を書いているボクも同様で、物置にはキャンプ道具があふれ、荷物を掻き分けてみると買ったことさえ忘れていたキャンプ用品が出てきてビックリしたことがあります。悲しいかなキャンパーの多くは物欲に勝てない人が多いようで、同じような経験を持つ人もいるのでは? そこで本稿では、物置の肥やしになっているキャンプ道具の整理方法と有効活用を考えてみたいと思います。

道具が増えてしまうのはキャンパーの悲しい性?

 そもそもどうしてキャンプ道具が物置の肥やしになるのかを考えると、答えは「買うから」にほかなりません。アウトドアショップやネット通販で、気になるモノを見つけると手に入れたくなるのがキャンパーの悲しい性。さらにはアウトドア雑誌の付録を見て「スキレットが付いてる!」「ソフトクーラーボックスが便利そう」「ランタンが手に入る」と物欲が刺激され、付録だからと安易な気持ちで買ってしまえばキャンプ道具の増殖は避けられません。キャンプ道具を買う場合には一度冷静になって考え、自制する強い気持ちを持ちましょう。

戦力外のキャンプ用品はフリマアプリや買取り店で放出する

 使わないキャンプ道具を選別するために「キャンプ道具のスタメン」を書き出しましょう。その場合、自宅で書き出すと不必要なモノまで入れてしまう恐れがあるので、キャンプをしながらキャンプ場でスタメンを選ぶことをオススメします。実際にキャンプ場で使った道具を書き出し、使わなかった道具は二軍落ちにする。もちろん二軍に落ちた道具は戦力外通告としてメルカリやヤフオクで売るも良し、郊外型のリサイクル専門店で買い取ってもらうのも良いでしょう。戦力外通告となった不要な道具を処分するのは苦渋の選択になりますが、処分したお金で一軍の戦力を強化できると思えば心の痛みは和らぐはずです。

 ただし、そこで同じようなモノを買ってしまうのは早計で、しっかりと一軍で活躍してくれる道具を選ぶように肝に銘じて下さい。

スタメン落ちのキャンプ道具を使って自宅でキャンプ気分を味わうのもアリ

 キャンプ道具を物置の肥やしにしない方法は“自宅キャンプ生活”として日常的に使うこと。間接照明としてランタンを置き、ソファの代わりにホールディングチェアを使う。ミルで豆を惹きコーヒーメーカーの代わりにドリッパーを使うのもオススメです。

 封筒型のシュラフなら掛け布団として利用し、友人が泊まりに来たときにはコットとシュラフを使えば来客用の布団も不要。サイドテーブルとしてキャンプ用のテーブルを利用し、自宅で使用するカトラリーや食器をアウトドア用と共有することで断捨離にもなるはずです。

 日常的にキャンプ道具を使うことで気分的にもアウトドア感覚が楽しめるうえ、自宅の収納スペースを有効に活用できるようになるので一石二鳥。日常的に使うことでキャンプの時に達人のように使いこなせるトレーニングにもなるはずです。

キャンプ用品は軽量コンパクトだから自宅の衣替えもラクチン

 これは個人的な話になりますが、ひとり暮らしをしていた友人は台所のコンロスペースにコールマンのツーバーナーを置き、テレビ以外の家具は全てキャンプ道具で賄っていました。最初は「馬鹿なことをやってるなぁ」と思っていたのですが、自宅でのキャンプ道具生活は意外と快適そうで日常生活でも効率的に使えることを教わりました。キャンプ道具は軽量でコンパクトに折り畳めるので模様替えも自由自在で、チェアやテーブルを畳んで簡単に掃除ができるのも効率的。しかし、家族がいる場合には日常的にキャンプ道具を使うのは難しいとは思いますが、部分的にキャンプ道具を使うことも可能なはずです。

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 物置の肥やしになっているキャンプ道具はしっかりと選別・断捨離をし、必要な道具も日常生活の相棒として使うことが収納スペースを圧縮する賢い方法になるのです。何気ない日常の中でキャンプ気分が味わえ、道具としての機能が楽しめる “自宅キャンプ生活”。一度、ハマったらクセになるはずです。

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