SAに匹敵する施設やサービスが充実した内津峠PA下り
ドライブの際に立ち寄る高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア (PA)。民営化以降、サービスが向上し、その土地の名産品も食べられるようになっています。この“SPめし”では、全国の高速道路のサービスエリアやパーキングエリアを廻ってオススメのご飯を紹介しています。今回は中央自動車道下り・内津峠PAを紹介します。
全国のカップ麺が食べられるカップ麺市場を併設
中央自動車道下り線最後のPAとなるのが、愛知県春日井市にある内津峠(うつつとうげ)PA。ここはPAながら、ガソリンスタンドや充電スペース、大型車の駐車スペース44台、小型車102台(大型との兼用を含む)と大きなスケールを誇る。
食事のスペースもPAとは思えない規模の大きさが特徴だ。手作りの惣菜パンを販売するベーカリーコーナーPIC、テイクアウトコーナーのパピヨン。そして全国のカップ麺が一堂に介したカップ麺市場もある。全国のご当地カップ麺を揃えた自動販売機とお湯が用意されており、食堂の営業時間を逃した場合でもカップ麺でお腹を満たすことができる。
内津峠PAのフードコートは定食メインの「杉の子オワリ」と麺類をメインとした「美濃菜麺」の2店舗が並ぶ。杉の子オワリでは、岐阜県の名物である鶏ちゃん定食をはじめ、ボリュームのある定食をラインアップ。しかも定食はご飯だけなく、千切りキャベツも大盛りおかわり無料という太っ腹だ。
一方、美濃菜麺の店長イチ押しはこだわりの和風だしを使ったカレーライスとそば、うどんのセット890円。また背脂、ニンニク満点のうつつラーメン950円も人気メニューという。券売機の前で迷っていると、目に飛び込んできたのが夏限定メニューの文字。
夏限定メニューとして提供されているのが、さるそば700円と舞茸天涼味おろしそば820円。天ぷらがのって820円というコスパの高さで舞茸天涼味おろしそばをチョイス(7月中旬に取材)。
肉厚な舞茸天とかまぼこ、大根おろしそしてネギがトッピングされたおろしそば。暑くて食欲が湧かない時にはピッタリの食事だ。舞茸天は噛むと中から瑞々しく濃厚なエキスが出てきて非常においしい。
醤油と大根おろしの酸味が、夏の疲れた胃に非常に優しく、スルスルとそばが進んで行く。筆者はこの舞茸天涼味おろしそばで3食目となったが、不思議なくらい食が進みあっという間に完食してしまった。
内津峠PA下りには、店舗内だけでなく、日よけの設置されたテラス席も多数用意されており、ペット連れのユーザーも利用しやすい。また緑豊かなエリアもあるので、リード付けていればペットの散歩も可能だ。
今回定食はおあずけとなったが、次回はオススメの豚ニラ鉄板定食1250円を食したいと胸に誓って次ぎの目的地へ旅立った。