伝説のEGシビックがワイドボディを纏いオートサロンに降臨
2026年のオートサロン会場でも、ひときわ目立っていたのが鮮やかなオレンジにペイントされたEGシビックです。エアサス(空気の圧力で車高を上下させる装置)で地面に設置するような車両が多いなか、あえて低すぎない車高を維持したその姿は、会場内で不思議なオーラを放っていました。迫力のスタイルの理由は、新たにデビューしたワイドボディキットにあります。細部までこだわり抜かれた渾身のボディを紹介します。
鮮やかなオレンジと同色ロールケージ! 現代的解釈で仕上げた「シークレットベース」の渾身作!
オートサロンの会場に展示される車両は、最新モデルが圧倒的大多数だ。そんななかに、ちょっと懐かしいEGシビックを発見した。しかも車内には、ボディと同色のロールケージが張り巡らされた本格的な1台だ。
話を伺ってみると、新たにリリースされる「MODE PARFUME(モードパルファム)」のEG用ワイドボディキットを装着した、デモカーとして制作した車両とのこと。制作は新潟の「シークレットベース」が担当し、大阪環状系とも異なる、より現代的なエッセンスも追加された1台となっているのだ。
車高も低すぎないものの、トラックスタンス(サーキット走行車両のような佇まい)よりは若干下げた絶妙なバランスとなっている。ボディカラーをオレンジ、レタリングやストロボストライプ(縞模様のグラフィック)をブラックに限定した、渋い仕上がりとなっているのが特徴だ。
EG型シビックのネオクラの美しさを引き出す「MODE PARFUME」製ボディキットの粋
EG型シビックは、歴代5代目のモデルで1991年から1995年まで製造された。つまり、もっとも新しいモデルでも30年は経過していることになる。かつてのスタンス系(車高やホイールのツライチ具合を重視するカスタムスタイル)ホンダチューニングの世界では、EG系は比較的新しいという扱いだったが、すでにネオクラシックと呼ばれる世代のクルマになっている。先代のEF型と比べてボディは丸みを帯び、スポーティなスタイルとなったのが特徴だ。
そんなEG型のトップグレードである、VTECエンジン搭載の「SiR」をベースに、このクルマはMODE PARFUME製のワイドボディキットを装着している。フロント、サイド、リアのスポイラーに加え、カーボンボンネット、カーボンリアゲート、さらにフロントは交換式、リアは貼り付け式のオーバーフェンダーなどで構成される。
レースカーとは一線を画す機能美と質感を両立!ワイドボディで魅せるMODE PARFUMEの力作
サスペンションはMODE PARFUMEの車高調と、調整式のアッパーアームをチョイスすることで、適正なジオメトリーを確保。さらにワイドボディに合わせてホイールは、フロント16×10J、リア16×10.5Jの「シェブロンレーシングS1+」をチョイスした。これに205/50R16、225/45R16サイズのダンロップ・ディレッツァZ IIIを組み合わせている。
車内を見てみると、ダッシュボードやドアパネルはあえて残したうえで、アルカンタラで張り替え、シートはBRIDEのバケットシートを2脚設置。そのうえで、リアシート部分やラゲッジスペースもすべてアルカンタラを張ることで、軽量化のためになんでも外してしまうレースカーとは一線を画した、ショーカーとしての側面を強調。機能美とディテールアップされたインテリアが共存する、魅力的な1台となっているのだ。
