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アストンマーティン ホンダ完走! 春の鈴鹿で魅せた新時代のF1

日本GP決勝当日は好天に恵まれました

世代交代と新時代! 19歳の新星が制したドラマチックな春の鈴鹿サーキット

満開の桜が咲き誇る20264月、春の開催がすっかり定着した三重県・鈴鹿サーキットで「F1日本グランプリ」が開催されました。3日間で315000人もの大観衆が熱狂した週末は、10代の新星によるポール・トゥ・ウィンやアストンマーティン ホンダの再始動など、まさに新時代の幕開けを感じさせるドラマの連続でした。熱気あふれる現地の様子を、独自の視点からたっぷりとお届けいたします。

アウディやキャデラックの新規参入に沸くF1日本GPウイーク

怒涛のF1ウイークが終了しました。私的な今年のF1日本GPは、アウディが2026年のF1初参戦に向け、日本国内での活動報告やファン拡大に向けた特設サイトなどブランド展開の発表会からスタートしました。

続いて同じく、今年からF1初参戦となるキャデラックが、日本GP直前に行われたキャデラック「リリックV」の日本初公開イベントを開催。GMモータースポーツのエリック・ウォーレンが来日し、鈴鹿で開催されるF1日本GPへの期待と、バルテリ・ボッタス選手とセルジオ・ペレス選手を起用した新チームについての報告を行いました。

そしていよいよ、取材の舞台はF1日本GP開催地である三重県・鈴鹿サーキットへと移ります。と言っても、最初に向かったのは鈴鹿サーキット内にある鈴鹿サーキットホテルです。ここでは、フェラーリチームと長年にわたって技術提携しているShell(シェル)が、スクーデリア・フェラーリと共同開発した最新のエンジンオイル「シェル ヒリックス ウルトラ」を発表しました。原油ではなく天然ガスから合成された高純度ベースオイルの技術をさらに磨き上げ、超低粘度でもエンジンの摩耗を極限まで防ぐ保護効果が高いそうです。

発表会後のパーティには、フェラーリ移籍後初の日本GPとなるルイス・ハミルトン選手とエースのシャルル・ルクレール選手がサプライズで登場しました。ハミルトン選手は「シェルの技術がコース上での1000分の1秒を削り出します」と語り、ルクレール選手は「日本のファンの前で、この新しい技術とともに戦えるのが楽しみです」と語っていました。

19歳のアントネッリ選手が魅せた! 強烈な世代交代の印象

そしてF1日本GP本戦。皆さんも鈴鹿で、あるいはテレビの前で絶叫した方も多かったのではないでしょうか。2026年の春の鈴鹿は、満開の桜のなか、「新しい風」が吹き抜けたドラマチックすぎる週末でした。

予選から観戦し、この日は30分だけピットを散歩しました。残念ながらドライバーには会えませんでしたが、今年からフジテレビで解説を務めるサッシャさんや中野信治さんに遭遇するなど、楽しいひとときを過ごしました。予選日からとにかく人が多く、すでに予選だけで入場者数は11万人を超えたそうです。翌日の決勝は天候にも恵まれたため、さらに人数が増えたはずです。

決勝日はX JAPANYOSHIKI氏によるピアノ演奏の国歌斉唱などがあり、スタート前から熱気ムンムンでバブル時代を彷彿とさせる熱狂ぶりでした。

今回の主役は、間違いなく19歳のアンドレア・キミ・アントネッリ選手です。メルセデスのコックピットで、堂々と、しかも華麗に鈴鹿を攻略。ポール・トゥ・ウィンで史上最年少のポイントリーダーになるなど、大物すぎると言わざるを得ません。これまで最年少記録を保持していたセバスチャン・ベッテルやマックス・フェルスタッペンの記録を塗り替える、まさに歴史的快挙です。さらに、ゴール後に見せたアントネッリ選手のウインクに、ハートを射抜かれた女性も多かったのではないでしょうか。やはり色々な意味で大物です(笑)。

2位にはマクラーレンのオスカー・ピアストリ選手、3位にはフェラーリのシャルル・ルクレール選手が食い込みました。

そして期待を集めたのは、新規格となってタッグを組んだアストンマーティン ホンダです。さまざまなトラブルが続き、今回の目標は「とりあえず完走」としていましたが、フェルナンド・アロンソ選手がその目標を見事に果たしてくれました。一説によると、攻めすぎたマシンデザインとのバランスがしっくりきていないのではないかという話もありますが、とりあえず1台は無事に完走してくれたので、ホンダファンは胸をなでおろしたはずです。ホンダファンに勇気を与えてくれたのは、今シーズンの大きな収穫です。

大混雑の試練があっても、2027年も現地観戦したい熱狂の地

以前は秋の開催だったF1日本GPですが、台風シーズンを避けて2024年から春の開催となりました。しかし、春のコンディションはとても気まぐれです。路面温度の変化に各チームが翻弄されるなか、とくにアントネッリ選手のタイヤマネジメントは圧巻でした。

それにしても、今回の日本GPはまさに世代交代を強烈に印象づける一戦となりました。絶対王者が苦戦し、10代のドライバーが選手権をリードする。F1の勢力図が根底から覆った週末だったと言えます。

テレビ観戦も良いですが、やはり現地観戦が最高です。ただ、今回は名古屋駅で最後の試練が待っていました。F1帰りのファンと、バンテリンドーム ナゴヤで開催されていたKing & Prince(キング&プリンス)のライブ帰りのファン、そして日曜日のお出かけの方々の時間がバッティング。ホームに人が溢れる大混乱が発生し、ヘトヘトに。それでも、来年も現地で観戦したいと思います。

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