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大阪オートメッセ 名チューナーの技術が集結する「RH9」グループ

チューニング技術と知識を共有化で新製品を開発

「CLUB-RH9」は、全国36チューニングショップからなる、日本初の中小企業集団として国から認可された連合体。かつては、ゼロヨン9秒台を記録したマシンを製作する実力をもつショップのみが加盟できたというほどのチューニングのエキスパート集団なのである。ある意味、ライバル同士が集まったグループともいえる。

三人寄れば文殊の知恵ではないが、そのような36の名チューナーが集まり、それぞれがもつ技術/知識/経験を持ち寄れば、他の追従を許さない技術が確立されるのは容易に想像できるだろう。
実際、各ショップのノウハウをまとめ上げたRH9オリジナルパーツ(ブレーキローター、マフラー、クランクプーリーなど)が開発・製品化されている。

チューニングに関しても各ショップが連携を取り、新しい技術が確立すると惜しみなく公開して共有化しているのである。

「やっちゃえ86」チューニング

今年は「やっちゃえ86」をテーマにRH9グループでトヨタ86を購入。各ショップからの意見をまとめ、86チューニングの方向性を確立することになった。
現段階では、オリジナルのチタン製マフラーが完成。さらにサスペンション、チューンドコンピュータへとトヨタ86チューニングを進化させていくそうだ。

「まだまだ手探りな部分はありますが、RH9のチューナーの技術を集結すれば、きっと素晴らしい86チューニングを提案できると思います」と語るのはRH9グループの加盟店、三重県のトップフューエル平野代表。

RH9に加盟するトップフューエル平野代表

この取り組みは、とくにコンピュータのセッティングで成果を出し始めているそうだ。
各チューナーがデータを持ち寄り、86をシャーシダイナモにかけて出力特性を比較。すると、低中速粋はAというショップ。ピークパワーはB店。トルク特性はCのがよい。といった感じで「それぞれの良い部分をまとめれば、理想的なセッティングが確立できるだろう」と平野代表はいう。

RH9は、まさに日本をリードするチューンニング集団といっても過言ではない。

RH9公式ホームページ

 

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