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覆面パトカーの見分け方まとめ

 

覆面パトカーといえば定番はクラウン。かつてはセダンも多かったが、現在は先々代モデルの「ゼロクラウン」や先代モデルの「200系クラウン」へとシフトしている。編集部が発見したそのほかの車種の覆面パトカーは、千葉県の先々代モデルの日産V35型スカイラインセダン、神奈川県のマークX、栃木県の先々代のレガシィB4、先々代のインプレッサと多彩。しかも、ナンバーの分類番号は300台とかつての「88」ではないから一般車と見分けにくい。
そんな憎き覆面パトカー(安全運転している方には関係ないでしょうが・・・)の特徴を紹介したいと思う。

 

【1】ルームミラーが上下に2枚
最大のの特徴ともいえるのが「2枚のルームミラー」。助手席の警察官用のミラーが追加されている。
どんなに普通車のようにカモフラージュしても、ここだけは覆面パトカーである証だ。
「怪しい」と感じたときは、まずはココをチェック!

リヤ3面のガラスに濃いスモークを貼っているケースもあり、写真のように見えないこともある(右の写真は通常のパトカー)。怪しいと感じたら、トンネルの出口など前方から車内に光が入るようなときに中が透けて見える。そうなるまで焦らず確認するチャンスを待つことをオススメする。

【2】ホイールキャップなど車格感が安っぽい
統計を取ったわけではなく、かなり感覚的な表現となるが覆面パトカーは「安っぽい」。グレードを表すエンブレムが装着されていない。一部の情報ではパトカー専用モデルということでグレード名がないという説もある。
また、先々代のゼロクラウンあたりまでの年式では、クラウンという一般的には高級車の部類に入る車種なのにホイールキャップを装着してる。当然、ホイールは鉄製。さらにホイール幅がやや細めなのか、かなりツラウチ感がある。
また、ラジエータグリル内部にはLEDの赤色灯が付いているが、消灯時にこれを見分けるのは難しい。


【3】流れるようにスムースな車線変更で走行車線を走行する
当然のことながら、覆面パトカーは速度違反のクルマを追尾するとき以外は交通ルールを守って走行する(基本的に)。
高速道路で追い越しを走り続けるクルマが多い中、覆面パトカーは追い越しが済めばすぐに走行車線に戻る。まだにルール通りの模範的な走り方だ。そして、ときには大型トラックの前など、後続車からは見落としやすいポジションを走行しているケースが多い。
また、車線変更するときのクルマの動きは実にスムーズ。まるで平行移動しているかのようだ。これはハンドルの舵角を少なく、車体がロールしないように走るようにパトカーを運転する警察官は訓練されているからだ。もし、前方にス〜っと車線変更をするセダンがいたら要注意だ。

写真はイメージ

覆面パトカーは、走行車線で速度超過したクルマがいないかチェックしている。つまり、突然走行車線から追い越し車線に出てきたクルマが覆面パトカーである可能性は高い。
逆に走行車線が空いているのに、いつまでも(2km以上)追い越し車線を走り続けているような通行帯違反しているクルマは覆面パトカーではない。

【4】フォグランプ(バックフォグ)は無駄に点灯しない
夜間にフォグライトを点灯しているクルマは、まず覆面パトカーである可能性は低い。
そもそもフォグランプは霧が出ているときの補助灯で、パトカーは無駄に点灯することはない。
霧が出ているなどの悪天候ではないのに、バックミラーに写る後続車がフォグライトを点灯していたら、一般車といえるだろう。
とくに天候が悪くないのにバックフォグを点けて走るような迷惑行為をするクルマは、間違いなく一般車。

【5】200系クラウンの覆面パトカーはアンテナが長い
先代モデルの200系クラウン前期型の覆面パトカーは、ルーフアンテナに注目。
残念ながら実車と遭遇することができなかったので写真を撮影できなかったが、覆面パトカーのルーフアンテナはノーマルより長い。

先代モデルの200系クラウン

さらに、ノーマルアンテナはネジ式。ところが覆面パトカーは、先代モデルの30系プリウス前期型のルーフアンテナのように折りたたみ式となっている。
走行中に折りたたみ式と確認するのは難しいかもしれないが、アンテナが明らかに長いので見分けられるはずだ。しかも、ルーフの後端、リヤウインドウにかなり近い位置に装着されている。

と、覆面パトカーの特徴をまとめてみたが、くれぐれも警察のご厄介にならないようにしてほしい安全運転をしてほしい。

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