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法改正!ノーマルマフラーより音量が大きいと「NG」

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音量の大きなマフラーが装着できなくなる?

「魔女狩り」ともいえる「マフラー」を含む車外騒音規制の法改定が行われた。
対象となるのは平成28年10月1日以降の新型車からで、さらに平成32年9月1日以降の新型車では、音量規制がさらに厳しくなる。継続生産車では平成34年9月1日からが対象となるようだ。
いずれもノーマルマフラーの音量がベースとなるため、音量が大きくなるマフラーへの交換ができなくなるかもしれない。9I2A0334

4月20日に国土交通省が発表した「装置型式指定規則、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示等 の一部改正について」によると(すでにこの文面自体が一般国民には理解しにくい)、まず従来からの近接排気騒音規制と定常走行騒音規制が廃止される。
前者はマフラーからある一定の距離で音量を計測するもの。後者は、速度を一定にして走行する際の排気音を計測する。
現在は、車検では近接排気騒音しか測定されていない。

T7GI5748

これに対して改定概要は、市街地加速の騒音を測るという。加速状態ということは、これまで以上に音量を絞らないと合格しないことは容易に想像できる。
さらに、すでに使用されているクルマに対しては、新車時から騒音が悪化しない「相対値規制」を採用するという。

もちろん、「性能等確認済み表示」が付いているマフラーなら社外品でも問題はないが、国土交通省の理解しにくいリリースを読む限り、音量規制はかなり厳しくなるのは予想される。T7GI2679
ノーマルマフラーの音量が基準となって、それ以上の音量はNGということのようだ。もし、ノーマルマフラーが超静かだったりすると、かなり厳しいだろう。
これまでは、年式などによって音量規制値が決まっていたのとは大違いだ。

_DSC0469さらに排気ブレーキなどの音量も規制対象となるため、バスやトラックなどの大型車のオーナーも黙って見ているわけにはならない。

新騒音規定の値をみると乗用車クラスでは、72dBとか70dB以下。
それに対して、現行は新車が76〜78dBで、古いクルマでは97〜103dBと明らかに差が大きい。5K8A0784

ただ、ナンバープレートのフレームや角度を付けるブラケットのように、適用年式以前のクルマは対象とならない可能性もありそうだ
とはいえ、もしかすると静かなマフラーしか装着できない日が来るかもしれない。音量のみならず、エンジンの性能を高めることもできないことでもある。

詳細は、さらなる情報を集め、分析して(猶予?)からお伝えするつもりだ。

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