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タイヤサイズを変えるとスピードメーターの誤差拡大!

ノーマルタイヤがスピードメーターの基準

あなたのクルマのスピードメーターは正確ですか?ノーマルタイヤでも、すでに実測とは誤差があり、タイヤサイズを変えるとその差は拡大。100km/hで走っているつもりが、じつは90km/hで周囲から”ひんしゅく”を浴びている可能性も。
じつは、クルマのスピードメーターより正確な速度をカンタンに計測できるスマートフォンアプリがあるのです。

スピードメーターが表示する速度は、一般的に車速センサー(ドライブシャフトに装着されている)からのパルス信号を演算している。
ドライブシャフトの先端にはタイヤが装着され、その回転数をセンサー感知している。おおざっぱにいえば、タイヤの回転数=速度なのだ。
車速センサーからの信号を演算して表示するスピードメーターは、ノーマルタイヤのサイズ(外径)が基準に、その回転数からスピードを検出する。

そもそも純正サイズのタイヤを装着していても、じつは実際の速度とは誤差がある。ほとんどが実際の速度よりスピードメーターの指すスピードのほうが高めだ。車種によって、その差は異なるが、80km/h以上になると実測とメーターが表示する速度の差は大きくなる。

無料のスマホアプリでカンタン速度計測

では、ドレスアップなどでタイヤのサイズを大きく変更したとき、実際の速度はどのくらい出ているのだろうか?
タイヤの外径が大きくなればドライブシャフトの回転数はノーマルより遅くなり、スピードメーターの示す速度は遅くなる。逆にタイヤが小径になれば、スピードメーターは速い速度を示している。

そんなとき簡単に正しい速度を計測できるのが、「スピードメーター」系スマートフォンアプリだ。スマートフォンのGPS機能を使っているので、その精度はかなり高い。

スピードメーターアプリは数多くあるが、ほとんどが無料だ。表示する文字の大きさや情報、ピークスピードを記録、フロントウインドウに速度を映し出すヘッドアップディスプレイなど機能の違いは多少あるが、無料だから気に入ったものに出会えるまで気軽に選べる。

スマートフォンにスピードメーターアプリをインストールしたら、GPS機能をオンにすればOK。高速道路、一般道を問わず計測できる。ただし、トンネル内やビルの陰などGPSの信号を受信しにくい場所では正確な速度は表示されないので要注意。

スピードメーターの誤差が大きくなってしまっても、スピードメーターアプリが示す速度とスピードメーターの速度の違いを事前に確認しておけば、速度違反で捕まることは大幅に減るだろう。

ちなみにクルマ以外でも使えるので、新幹線に乗っているとき速度を計測すれば250km/hという速度表示を見ることができる。クルマではまず見る数値だけに意外と新鮮だ。

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