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車検をパスできる「最低地上高9cm」の計測ポイントとは

エアロパーツは最低地上高9cm未満でも
灯火類が装着されていなければ保安基準適合

クルマのカスタムで絶対に欠かせないのがローダウン。カーデザイナーが描くスケッチなどを見てもタイヤとボディの隙間がないというのがそれを物語っている。
しかし、大手を振って公道を走行するためには保安基準である『最低地上高9cm』というハードルに適合する必要がある。
ところが、エアロなど一部のパーツは、最低地上高が9cm未満になっても大丈夫なんです。

まず、『最低地上高』とは、必ずしもクルマの一番低い部分を指すわけではない。
例えば、タイヤと連動して上下するブレーキローターの下端、緩衝装置(サスペション)のうちのロアアームなどの下端などは測定の対象外となる。
トラックやSUV車にみられるような泥よけは「自由度を有するゴム製の部品」となり対象外となるのだ。

そして、見逃せないのが「エアダムスカート、エアカット・フラップなど樹脂製のもの」も対象外となるというポイント。
つまり、エアロパーツやリップスポイラーなども最低地上高の測定の「対象外」となるということ。極端な話、路面に擦るほど大型のフロントスポイラーでも車検はパスできるのである。

灯火類がある場合は注意

ここで注意してもらいたいのが、エアロパーツにウインカーやフォグランプなどの灯火類が埋め込まれている場合は対象外とならないということ。
また、トヨタ86の前期モデルでも話題になったが、ウインカーレンズの下縁の位置が地面から350mm以上ないものは車検NGとなるため、ウインカー埋め込みタイプのエアロを装着するときは装着位置にも気を配りたいところだ。

左のスバルBRZはウインカーがヘッドライトに内蔵されていた。右はトヨタ86前期型。ウインカーがバンパーに装着されて、しかも低い位置だったため、少し車高を下げただけで保安基準適合できない。86後期型はヘッドライトにウインカーを内蔵。シャコタン対策したのか?

 

最低地上高の測定はマフラーやデフ、オイルパンなど

以上のことを踏まえると、大概のクルマで一番低くなるポイントはエンジンのオイルパン、デフケース、そしてマフラーの3点が主となる。 ここが9cm以下とならないようにクルマ作りをすることが、無用なトラブルを避ける近道といえるだろう。

(レポート:小鮒康一)

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