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「R’s Meeting 2016」で見付けた拘りの逸品3つ

GT-Rオーナーやファンも納得!
機能性と美しさを両立する

日産GT-Rの祭典「R’s Meeting 2016」が9月11日に静岡県の富士スピードウェイで開催された。
5000人超のGT-Rオーナーやファンが集まり、56団体がブースを出展。来場するGT-Rオーナーやファンのみなさんは、クルマ、とくにGT-Rに対して目利き揃いばかり。
中途半端なアイテムには反応しない。
そのような人たちを納得させる、拘りをもって製作された3品を紹介しよう。

1:クールレーシング・R35GT-R用ボディキット
2年連続で大阪オートメッセの人気投票でトップを獲得した「クールレーシング」のR35GT-R。エングレービング加工した、シルバーとゴールドのボディは、あらゆる人を魅了する。
そんな高い技術力をもつ「クールレーシング」は、FRP製ワイドボディキットを纏ったブラックのR35GT-Rを出展していた。
その形状の美しさはもちろんだが、注目したいのがその表面だ。

一般的に、FRP製のボディキットは塗装面に「うねり」が発生しやすい。とくにブラックのような映り込みが激しい色は、目立ちやすくなるのだ。

ところが、クールレーシングのボディキットは、まるで純正のような滑らかな表面。FRPということを忘れてしまうほどの高い完成度を実現できるのは、金型の精度にあるそうだ。

クールレーシングでは、FRP製のボディを成形するマスター金型の製作の仕上げは、板金塗装部門に任せているそうだ。
それは、板金塗装のスタッフがもつボディ表面の仕上げに対する拘りを活かすためだという。
これが他社ではできない滑らかな表面を実現できるポイントだという。
ちなみにボディキットのお値段は250万円。コンプリートカーとしても販売するそうだ。ベース車両にもよるが、2008年式R35GT-Rにこのキットを装着して850万円くらい。決して高くない。


2:緑整備センター・6POT鍛造モノブロックブレーキキャリパー
日産スカイラインGT-R、R35型GT-Rのチューニングからメンテナンスを得意とする「緑整備センター」は、ブレーキメーカー「エンドレス」とコラボレーションした、第2世代GT-R(BNR32/BCNR33/BNR34)用『MIDORI ENDLESS 6POT鍛造モノブロックキャリパー&2ピースブレーキローターキット』を発表した。第2世代GT-Rを知り尽くした同社らしいブレーキキットで、6POTブレーキキャリパーながらも18インチホイールでも余裕で装着できる(ローター径は355mm)。ホイールによっては17インチのクルマにも使えそうだ。370mm径フロント用ブレーキローターも設定する。
リヤ用は4ポットキャリパーで、ローター径は332mmと345mmの2種類を用意する。

ハードな走行でストッピングパワーに不安を感じるR32スカイラインGT-Rの標準モデルには、まさにうってつけなアイテム。もちろん、他のモデルに装着しても圧倒的な制動力を手に入れられることは間違いない。

3:オートセレクトジャパン・オーバーフェンダー
R35GT-Rのフロントタイヤのキャパシティを高めるためには、太いタイヤを装着するのが最適だ。
多くのチューナーはリヤ用の285/35R20サイズのタイヤをフロントに装着するが、オートセレクトジャパンは極太な325/30R20サイズを投入する。

当然のことながら、このサイズのタイヤには太いホイールが必要。同社ではリム幅12J/インセットは25mmというオリジナルのレイズTE37セレクトバージョンを開発している。

このタイヤとホイールを納めるのがオーバーフェンダー。軽量なカーボン製で、出幅は約30mm。内部構造にも拘り、さらに純正サイドマーカーが段差無く装着されている。
R35型のGT-R NISMO ニュルアタックパッケージに採用されるフェンダー上部でダウンフォースを発生させるフィンを備え、サイドのアウトレットダクトからはブレーキなどの熱を排出することが期待できる。
また、フェンダー下端はドアのプレスラインに合わせるなど、デザイン的な拘りも見て取れる。
まさに機能をトコトン追求して、見た目の美しさを追求したフェンダーと言えるだろう。

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