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[連載] ミニバン&ワゴンのトレンドをユーザーカーで振り返る【2001〜2002年編】 (1/2ページ)

独創と個性が重視される21世紀へ
他とはちがうワンオフが活性化

1994年に創刊したミニバン&ワゴンのカスタム誌「WAGONIST(ワゴニスト)」。
その名物企画に、ユーザーカーの頂点を紹介する『街のワゴニスト』というコーナーが存在する。
あれから20年以上。めまぐるしく移り変わるドレスアップのトレンド、その当時に支持されていたベース車について振り返ってみたい。
第4回目は【2001〜2002年編】をお届けしよう。

 

2001年[平成13年]

この頃から目立ってきたのが、よりワンオフに近いエアロメイク。
それ以前は、ホームセンターで買ってきた素材を加工して取り付け、という流れはあった。しかし、それだけでは飽き足らずエアロをパテやFRPで成型したり、後付けパーツを純正と一体化加工するなど、ナチュラルに完成度を高めるワンオフが説得力となった。
さらに個性的に、より独創的に。そのフィニッシュは大きな進化を遂げることになる。

↓NADIA↓
エアロのライン変更やベンツ風フロントグリルなど、自作の加工ワザが光るトヨタ・ナディア。
ウインカーやバックランプのバンパー移植は、当時としては相当レベルが高かった。

↓DEMIO↓
『インテグラル神戸』のバンパースポイラーをフル加工し、ラテン系リトルギャングな薫りを放つマツダ・デミオ。
純正を使って加工したフロントグリルやテールランプも必見だ。

↓CEFIRO WAGON↓
セダン用のパーツや後期型用ヘッドライトなど、純正パーツ流用を駆使した日産セフィーロワゴン。
クリーンでカタマリ感のある硬質なヨーロピアンメイクを実践した。

↓PREMACY↓
マツダ・プレマシーは、ボクスホール風のフロントグリルを中心としたヨーロピアンメイクに。
ヘッドライトはカペラ用を移植。『クロモドラ』のホイールが泣かせるほどシブイ。

 

 

 

2002年[平成14年]

↓ESTIMA LUCIDA↓
VWのドレスアップに見られるようなヨーロピアンスポーツをトヨタ・エスティマ ルシーダへ。
ヘッドライトやボディカラーは、VWゴルフIIIの純正を取り入れた。

↓STEPWAGON↓
ヨーロピアンVIPを意識し、自作で製作した張り出し系バンパーを装着するのはホンダ・ステップワゴン。
ユーロプレートを裏返して装着し、側面と後方はシルバーのラインを注入してブラックとのコントラストを描く。

↓ACCORD WAGON↓
ホンダ・アコードワゴンは、フロントマスクをワンオフでボトムラインを整形しスマートさを実現する。
なかでも圧巻なのは、テールランプ下側を覆うように加工したリアバンパーで、車種不明感を出す。

 

 ↓bB↓
BMW3シリーズ(E46型)の純正ヘッドライトを違和感なく移植するのはトヨタbB。
ウインカーはヘッドライト脇ではなく、社外品をバンパーへ埋め込み加工するなど、ユーロVIPなテイストを漂わせた。

 

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