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自身のコンセプトは不変!頂点を目指すVIP女子

計画的に貯金してドレスアップを楽しむ
自らのお洒落も忘れずクルマに似合う女性へ

トヨタ31型セルシオオーナー光恵サンは、VIPセダンを長く続ける秘訣を知っている。
計画的に貯金して、車体&ドレスアップは現金一括。また今回内・外装をリメイクしたが、コンセプトはキープ。流行を追いすぎず、好きなスタイルを貫いているから飽きずに長く乗れる。
一方、自らのオシャレも忘れず、クルマに合ったコーディネイトを楽しむ。
彼女のセダン人生は、本当に輝きに満ちている。

本当に好きなスタイルで
目標を達成したかった

トヨタ31型セルシオ歴10年。結婚してからも、クルマの進化は止まらない。
2016年のDSU杯・東西王座予選を通過したのを機に、それまでも完成度が高かった外装&内装を思い切ってフルリメイク。とは言え、光恵サンは決して無理はしない。

ベース車は4年間貯金して現金一括で買ったし、今までのドレスアップもローンは組まなかった。
しかも結婚後もクルマをイジることを見越して、独身時代からお金を貯めていた堅実派。
ここまで「デキる」オーナーは、そうお目にかかれない。

「単純にローンを組むのがイヤで、しっかりお金を貯めてからイジる主義です。あと旦那サンが『家庭に負担をかけないなら結婚後もやっていいよ』と言ってくれたから、ここまで頑張れたと思います。彼ももともとVIPセダン乗りでしたが、部門1位止まり。総合入りするのが夢だったので、私のセルシオでその夢を叶えたかったんです。私も負けず嫌いですから(笑)」。ヘッドライトも今回リメイク。インナーを黒に塗り直し、レンズは新品に交換。

外装のテーマは、ゴールドだった前仕様から変わらず「シンプルスポーティ」。以前の面影を残しつつ、少ない手数でありながらガラッとイメージを変えてきた。旦那サンが勧めてくれたSSRエグゼキューターCV01S。新たにファイナルコレクションのブレーキを投入。

前述の通り光恵サンは負けず嫌いだが、コンセプトをあえてそのまま貫いたのは理由がある。
「イベントで勝ちたいという気持ちはありますが、自分の好きなスタイルで乗りたい。自分の理想のカタチで目標を達成することに意味があると思うので、テーマは変えませんでした」。

Fフェンダーはアーティシャンスピリッツ改。ダクトを開け直し、2本のフィンを添える。
フェンダーは「ふんわり感」を追求したセミブリスター。いろいろなクルマを研究してミミの厚みもこだわり。ボルドワールドのエアサスで落とし、リムツラでキメる。

今回の仕様の目玉は「色」。鮮やかな赤に塗り替えたことで、スポーティなムードをさらに高めることに成功した。
レクサスRCに採用されるラディアントレッドコントラストレイヤリングは塗装の工程が特殊で、板金屋サンには何度も断られたという。
「でもこの濃厚な色合いがすごく気に入って、絶対にこの色じゃないとイヤだったので、板金屋サンを何とか説得して頑張って塗って頂きました」。リヤフォグの角度は違和感が出ないよう、エアロのアールに合わせる。

色以外では、細かい部分を見直した。開口部にインタークーラーを設置し、グリルは純正からエイムゲインに変更。リヤには日産Z34型フェアレディZのバックフォグを埋め込み、エイムゲインのチタンテールでレーシーな彩りをプラス。
「フロントバンパー自体は満足していたので今回は無加工。リアはスポーティさに欠けていたので、バックフォグとマフラーで走りを演出しました」。

ワンピース風のデザインで
車内一面に薫る女性らしさ

内装までリメイクしようと決意したのは東西王座の予選を通過したと同時に、タイミング良く「エルティード」から今年(2017年)の東京オートサロン出展のお誘いを頂いたから。
「エルティード」との出会いは4年前。まだボディが白だった頃に、ピラーと天井を張り替え。その後は総張り替えにも挑戦。
思えばイベントで初めて総合入りしたのも、エルティード主催の「ドレミ♪」だった。同社との縁はかなり深いのだ。

「MAYUMIサン(エルティードの代表)にはすごく感謝しています。内装をリメイクしてからイベントで総合を獲れて、『頑張ろう!』と前向きな気持ちになれたのはMAYUMIサンのお陰です。今回の東京オートサロンのお話も、やる気が出るいいきっかけになりました。出会えて本当に良かったと思っています」。

色使いは以前と同じくピンクとブラウンを使っているが、その比率を減らし、白をふんだんに取り入れた。
「ボディを赤にすると決めた時、赤とピンクの組み合わせがしつこいと思った。だから以前からやってみたかった、白をメインカラーにしました」。シートベルトをピンクに変更して統一感がアップ。

イメージチェンジに一役買っているのがシート。スクエアキルトと座面と背もたれにあしらったピンクのラインは、女性の洋服を連想させる。
「前の仕様は自分で配色を考えましたが、今回はMAYUMIサンにパターンをいくつか提案して頂きました。中でもこのデザインがワンピースみたいでとってもかわいくて、他の人と絶対被らないと思って選びました」。斬新なデザインはエルティードのお家芸。純正シートの面影は一切なし。

天井も同じデザインで張り替え、フロアマットやベルトなど細部も一新。以前の女性らしい雰囲気はそのままに、大きく進化を遂げた。
東京オートサロンに出展した感想を聞いてみると、
「すごく楽しかった。イベントと違って幅広い年齢層の方が来られて、『カワイイ!』と言ってくれたのが嬉しかったですね。海外のテレビ局から取材を受けたのも、いい思い出です」。EXILEのAKIRAがプロデュースしたEXベア。「ご本人から頂きました」。いつも車内に置いているケアベアのぬいぐるみ。

ちなみに、今の仕様が完成してからオーナー自身のオシャレも変化。洋服はクルマの色使いと被らないように、モノトーンを選ぶようになった。
「逆に髪の毛は、ボディカラーに合わせて少し赤みがかった色にしました。DSU杯からずっとこの色です」。 クルマだけでなく、自分磨きも忘れない。これぞ「セダン女子」の鏡。

保永 光恵(33歳)
A型・主婦・VIP歴10年・31セルシオ
クルマ以外の趣味は海外旅行。
年末年始は暖かいプーケットでのんびり過ごしたとか。
「今年はギリシャかカナダに行きたいですね」。
今年の目標は「いっぱいイベントに参加して全体総合優勝を獲ることです!」

VIP STYEL 2017年3月号
交通タイムス社

(レポート:VIPスタイル編集部)

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