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ひと昔前よりも安くなったカスタムパーツを調べてみた【第12回 カスタム回顧録】

性能はアップしたのに価格はダウン
そんなパーツ相場を15年前と比べてみた

かれこれ20年以上前のハナシ。
当時の愛車に車高調を付けたくて、購入したのがCリング式というもの。ネジ式よりもリーズナブルとはいえ、ローダウンスプリングが主流だった当時の車高調はとても高価だった。しかし、いまでは10万円以下がアタリマエ。そうえいば、一部のカスタムパーツはひと昔前と比べて随分と安くなったと思う。
というわけで、現在と15年前のパーツ相場について調査。当時と比べてグッと身近になったアイテムを考察してみた。

タイヤ&ホイール

CMでおなじみとなったタイヤ&ホイール通販の大手にて19インチ(ホイール&タイヤ/1台分)を調査比較。最安値と最高値を比べてみたが、いまや半額以下で買える時代。
現在は、格安な中国製ホイールの普及や、一流ブランドしかなかったタイヤもアジアンメーカーが参入。憧れのインチアップが身近なものとなった。
ちなみにミニバンやセダン誌を見ると、1995年は17インチ、2000年は19インチが最も大口径のサイズだった…。

2002年 ¥206,000〜¥365,000

2017年 ¥77,000〜¥204,500

 

 

車高調

2000年頃は、ローダウンの手法はスプリングが主流。車高調は徐々に普及しつつも、減衰力固定のネジ式が大半であり、全長調整式は皆無であった。
そんな車高調の価格を某大手メーカーのネジ式&減衰力固定モデルで比較。現在では機能や性能は進化しているのに、こちらも価格はリーズナブルになった。

2002年 ¥105,000〜¥165,000

2017年 ¥58,000〜¥77,000

 

カーナビ

15年前のカーナビといえば、”DVD”ナビが主流。当時の自動車も2DIN規格が少なかったため、インダッシュよりもモニターが別体となるオンダッシュが多かった。
そして、いまや10インチ以上も存在するモニターサイズも、当時はデカくても6.5インチ。いまはフィルム式のテレビ受信アンテナも、車外に取り付けるロッドタイプでしたよね。

2002年 ¥238,000〜¥366,000

2017年 ¥30,000〜¥250,000

 

シートカバー

2000年頃は、まだまだ車種別シートカバーは希少な存在。
現在では、デザインも多彩に進化しており、縫製技術も向上してシート張り替えのような高いフィッティングを持つ。価格差は少ないものの、価値でいえば現在の割安感が際立つといった印象だ。
こちらも海外生産の能力が向上したのも要因。いまでは1万円台から購入可能だが、長く使うほどテカリやヤレが顕著に発生しやすい。筆者の経験から言えば3万円以上をオススメしたい。

2002年 ¥70,000〜¥100,000

2017年 ¥15,000〜¥120,000

HID

ヘッドライトといえば、今でこそLEDが増えてきたけど主流はHID。
そもそも2002年当時は、高級車や上級グレードにしか純正採用されず、社外品のHIDも一流メーカーばかりであった。そして、こちらも海外製の格安HIDが普及。ネットオークションでは、ノーブランドのコンバージョンキットが1万円以下で出品されているほどだ。
我々にとっての低価格は有り難いハナシだが、球切れや保証といったトラブルが多いと聞く。
割高な国産ブランドか格安ノーブランド、アナタならばどちらを買いますか??

2002年 ¥70,000〜¥122,000

2017年 ¥10,000〜¥60,000

 

なお、エアロパーツやテールランプは、昔と比べて値上がり傾向。造形が複雑化してハイセンスなデザインとなったため、これは仕方ないことと言えそうだ。

新しいトレンドが増え、以前よりも多彩になった現在のカスタムシーン。一部にはコストがかかりやすいジャンルが存在するとはいえ、基本的なカスタムは身近になったのではないだろうか。

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