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アコードツアラーをUS仕様でクールに魅せる!!【カスタム・マイナー車選び】

希少な国産ステーションワゴンへ
スマートに飾るカスタマイズ提案

 クルマ好きならば、愛車を探す時って最高に幸せだと思う。買ったらどうイジろうか、どんなパーツを買おうか、こんな仕様にしたい、などカスタムまでを考えると妄想は膨らむばかりですね。

 しかし、人気車ではライバルが多い。そこで個人的に推奨したいベース車が、あえて逆手にとった”マイナー車”。絶対数が少ないからこそ街中で輝きやすく、少しのアレンジでも目を惹きやすいと思うのです。

 さて、ワタクシ”ちんサブ”がオススメするマイナー車選び。記念すべき第1回目はホンダ「アコードツアラー」編です。

 日本では、初代モデルから3代目まで『アコード・ワゴン』でしたが、4代目で欧州仕様と同じ『アコードツアラー』に名称を変えて、2008〜2013年に販売されました。

 全長4730mm×全幅1840mm(スポーツスタイルは1850mm)の堂々とした風格は、まさに欧米を意識。精悍なフロントマスク、スタイリッシュなボディフォルムもホンダらしいといえます。

 そんな『アコードツアラー』も販売から10年が経とうとしてますが、いま見ても美しいデザインだと思いません?

現代にも通用する安全装備も標準装備

 主力エンジンは、i-VTECを搭載するK24A型2.4リットル直4。滑らかにシフトする5速ATを組み合わせて上質な走りも魅力。

 上級グレードでは、車速・車間制御システム「ACC」、追突軽減ブレーキ「CMBS」、車線維持支援システム「LKAS」など、現代にも通用する安全装備も標準装備されてました。

『アコードツアラー』いくらで買える!?

 2013年に国内販売を終了したので、当然ながら中古車しか購入できません。

 気になる中古車価格ですが、某大手のサイトで調べた結果、29.9万円〜239.9万円(2017年8月8日現在)。価格差の開きがありますが、相場は150万円といったところでしょうか。不人気色ならば、走行5万キロの事故歴なしで120万円ほどで買えちゃいます。

 当時の新車価格は、上級グレードで412万円。先代モデルよりも約70万円、さらにセダンよりも30万円ほど高額なステーションワゴンだったのですね。

「華麗なる足元」と「USDM」がキーワード

 そして『アコードツアラー』のカスタムだが、マイナー車種ゆえにドレスアップ系パーツが少ないのも事実。エアロパーツなども皆無ではないけど、数少ないために他のユーザーと被ってしまう可能性も。もちろんデザインが気に入れば買うべきですが、オススメは”足元を魅せる”というイジり方です。

 フロントにダブルウィッシュボーン、リヤにマルチリンクというサスペンション構造は、車高を落としやすく比較的にワイドなホイールが履かせやすい。アーム類を追加すれば、さらに美しい肢体を描けるのも『アコードツアラー』の武器なのですね。

 写真のような国産スポーツホイールはスタイリッシュなボディと似合うし、USブランドとも相性はバツグン。この”US”は、のちに登場するUSDMと関係してくるのでお忘れなく。

 なお、ホイールは懐の深さを生かし、奥行きのあるデザインを選ぶとカッコいいですよ。

そして、”足元を魅せる”以外のポイントとしてオススメなのが、「USDM」というイジり方。

 これは、アメリカで販売されている純正品(一部カスタムパーツ)を用いて、US仕様に似せたカスタムジャンルのこと。アコードツアラーでいえば北米仕様の「アキュラTSX スポーツワゴン」ですね。

 日本仕様とは異なるデザインだけでなく、”アキュラ”というブランドネームもステータスを感じるのではないでしょうか。下の写真が北米で販売されていた「アキュラTSX スポーツワゴン」。カッコいいですね。

 さて、このUSDMで最も身近でメジャーなのは、ヘッドライトとテールランプ。ココをUS純正「アキュラTSX スポーツワゴン」用に交換するだけでも、本場の空気感が楽しめます。

 USDM、いわばアキュラTSX スポーツワゴン化を極めることで、本場さながらのオーラを発揮させることも可能。それがコチラの超リアルUSDM仕様。

 ヘッドライトとテールランプはもちろん、特徴的なフロントグリル、バンパー、ドアミラーをUS純正に。また、フェイスまわりはTSXセダンを踏襲。さらにオーナーでさえ区別が付きにくいアンテナやリアゲートまでも”TSX仕様”に仕立てたのです。

 しかも、北米仕様の”アキュラTSX”はサンルーフが標準装備ですが、アコードツアラーのサンルーフ付き車は激レア。オーナーがサンルーフ付きを選んだのもリアルUSDMを意識したコダワリというワケです。

 ホイールはUS鍛造ライクな『ブロケイド BL05』をセットし、足元を魅せることもしっかりと実践。
インテリアはメーター(マイル表示)、ステアリング(アキュラエンブレム付き)、インパネなども当然ながらUS仕様に。ウインカーレバーとワイパーレバーも日本とは違って左右逆になのが分かりますよね。
 もう、ココまでくれば現車(アキュラTSX)1台が買えちゃうレベルですが、あえて右ハンドルの「アコードツアラー」で実践したことが素晴らしい。

 ベース車選び、順当にいけばカスタムパーツが豊富な人気車種でしょう。

 オーナー同士はお互いに刺激となるうえ情報交換も盛んなので、選択肢としてはアリかもしれませんが、ライバル多数からこそカスタマイズしても”埋もれる”リスクがあるワケです。

「別にコンテストで賞を取りたいワケでもないし、自己満足の世界なんだから放っておけよ!」と叱責されるかもしれませんが、タマ数が少ないマイナー車だからこそ個性も引き立ちやすいと思うのです。

 少しずつ復権しつつも、まだまだステーションワゴンは低迷期。

 スバルやマツダにも素晴らしいカスタムベースはたくさんありますが、ホンダらしいフォルムをUSDMで飾ってみるのも悪くないですよ。あくまでもゴチャゴチャせず、スマートに。

 それでは、節度とルールを守って楽しいカスタマイズライフを!!

(レポート:ちんサブ)

 

 

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