スペース重視のスズキ・パレットを
ドッカンターボ仕様にチューニング
2017年10月8日に大阪市舞洲スーパーアイランドで開催されたカスタムカーの祭典「スーパーカーニバル2017」には、ドレスアップコンテストに参加する300台のワゴン、ミニバン、軽自動車が集まった。
そんな中で異彩を放っていたのが、写真のスズキ・パレット。高めの車高に国際ナンバーを装着。ラゲッジにはNOS(ニトロ)のタンクが・・・。
じつは最高出力200馬力のモンスターマシンだった。
オーナーは、このナンバーを装着したクルマを日本からオーストラリアに送って乗っていたそうだ。
ところが、エンジンルームを覗くとNOSを噴射するノズルやアクチュエータがある。
ターボはスズキ・ラパン用のHKS製タービンキットに換装し、最高出力は90ps以上にアップ。さらにNOSを噴射することで+100ps以上を発揮。合計200psとなるわけだ。理論値では300psも可能とのことだが、パワーを出し過ぎるとタイヤがグリップしないので200psに抑えているそうだ。
これほどのチューニングしているため、冷却系も強化。エンジンとミッションのオイルクーラーのほか、スズキ・カプチーノ用のインタークーラーを装着する。
車内は、運転席がレカロシートに交換され、助手席は取り外されNOSタンクが設置されている。
さらに油圧、油温、ブースト、排気温などのメーターを追加。ステアリングはMOMO製。
そんな中で、シフトはATというのが何とも違和感さえ覚えるほどスパルタンだ。