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2018年登場「新型クラウン」の新グレード「RS」とは

他車の”RS”のネーミングの意味から
クラウンRSのキャラクターを分析

2017年10月25日〜11月5日(一般公開は28日から)に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「第45回東京モーターショー2017」でトヨタは『CROWN Concept』をワールドプレミアする。
すでに各方面で取り上げられているが、フロントグリルに『RS』という文字が・・・。
次期モデルでは、ロイヤルとアスリートという意匠分けはされず、全グレードでデザインが統一されるというウワサもある。
では、この『RS』とは? 他車を例に分析してみよう。

まず、現行クラウンの登場は2012年。すでに5年を経過し、東京モーターショーで登場するこのクルマ(クラウン・コンセプト)が、次期モデルとして2018年に登場することはほぼ間違いないだろう。

改めてトヨタが公開した『クラウン・コンセプト』の写真を見てみよう。
フロントグリルに『RS』という文字が誇らしげに入っている。通常のコンセプトモデルならグレード名を表すようなエンブレムを装着することは皆無だ。
それだけに市販間近という証でもある。

では、この『RS』の意味とは?

過去に登場した同じネーミングを持つクルマをピックアップして推測してみよう。

Rの称号の代わりに与えられた

日産スカイラインファンにとって『RS』といえば、R30型『スカイライン2000RS』だろう。日産のホームページからその由来を見ると「レーシングスポーツ」と記されている。
ツインカム4バルブのFJ20DE型エンジンを搭載し(後にターボモデルも追加)、ケンメリ・スカイライン(C110型)で途絶えたGT-Rの後継モデルかと期待された。だが、4気筒ということもありGT-Rの称号は与えられず『RS』となったようだ、ある意味、悲運なモデルでもあったのだ。

このほかポルシェの911のRSは「Renn Sport(レンシュポルト)」の略。英訳すれば「レーシングスポーツ」と同意語になる。スバル・レガシィのRSもレーシングスポーツだったようだ。

スポーティグレードではなかった

続いてホンダファンなら『シビックRS』でしょう。初代シビックにツインキャブを搭載したスポーツモデルではあったが、ホンダとしては「ロードセーリング」の略だという。
現行フィットRSが登場したときも同様なコメントを残している。つまり、ホンダとしては「RS」というのはスポーティ・グレードというスパルタンな意味合いは薄いようだ。

スポーツブランドの証

一風変わっているのがルノーの『RS』だ。メガーヌやルーテシアに設定されているグレード名だが、こちらは「スノー・スポール」の略語。スポーティなグレードであることは間違いない。

では、クラウン・コンセプトの『RS』とは?
新グレードとなればアスリートに替わるスポーティなイメージを予想したいが、さすがにクラウンに「レーシングスポーツ」はありえない。
そうなるとベタベタな考察となるが、現行モデルにもある「Royal Saloon」かもしれない。

クラウン・コンセプト&現行クラウン・アスリートS-Tボディサイズ比較

車名 全長(mm) 全幅(mm) 全高(mm) ホイールベース(mm) 乗車定員(人)
CROWN Concept 4910 1800 1,455 2920 5
現行クラウン
アスリートS-T
4895 1800 1465 2850 5
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