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「高級セダンが欲しい、スポーツカーも乗りたい」をカタチにした1台【VIP STYLE MEETING】

VIP STYLE MEETING VIPスタイルミーティング プレジデント

「後席でゆったり」なんてナンセンス!
700馬力をマニュアルで操る”プレジ”なオーナー

岡山県で開催されたセダン誌、「VIP STYLE」が主催する初のミーティング「VIP STYLE MEETING(VIPスタイルミーティング)」。
今回のピックアップは、日産のフラッグシップセダン「プレジデント」をベースにしたユーザーカーだ。ベース車としても希少なプレジデントなのだが、最大の見所は”見えない部分”に潜んでいた。

セダンメイクといえば、どうしてもスタイリングばかりに目が行ってしまう。だが、今回の「VIP STYLE MEETING」ではチューニング派も少数だが見ることができた。
今回、チューニングでは断トツの注目マシンだったのがGHQ50プレジデント。このサイド出しマフラー仕様のビッグセダン、超ぶっ飛びの仕様だった。

まず、エンジンは最高出力700馬力(推定)。それだけでも驚愕の内容だが、ミッションも6速マニュアルへ載せ替えと、バリバリの走り屋仕様なのは、想像できる。
だが、「プレジデントでミッション」と疑問に思った人もいるだろう。搭載するエンジンとミッションは、トヨタ・80スープラ(6MT)を購入し、エンジンとミッションを丸ごと移植。オーナーのヤスバルにいさん曰く「旧車とスポーツカー、そしてなによりもVIPが好き。イイトコ取りな自分好みな1台を作ってしまおう」というキッカケから始まったという。

完成までに3年半かかったプレジデント。一見は水中花に見えるシフトノブは、リアルな造形へワンオフするなど、ちょっぴりエッチな遊び心も。オンナも悦ぶ!?、オトコのロマンカーである。

サイド出しマフラーのプレジデントは、かなりのインパクトを受ける。
高負荷状態になると排気のバイパス的なルートとして使用。もちろんワンオフであり、触媒も備わる。

 

サイドにもマフラーは備わるが、日常ではリア出しマフラーが本来の働きを担っている。テールランプはLED加工済み。

 

ホイールはワーク「エクィップ」の19インチを装着。ブレーキはフロントがエンドレス、リアはトラスト製に強化済み。

 

低くきれいに収まっている心臓部は、2JZ-GTEをベースにT04Zタービンで武装した3.1Lフルチューン仕様。
インタークーラーやオイルクーラーなど、チューニングへのクーリング対策も抜かりなし。

 

フェンダーは前後とも片側80mmワイド化。リアタイヤは、パワーを受け止めるべく275サイズをセットする。

 

落ち着いた高級セダンの内装には、小径ハンドルや各種メーターを追加。独特のカタチをしたシフトノブは削りだしのワンオフだ。

 

(撮影&レポート:柴田幸治)

 

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