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隅々まで精巧に作られた「TRUST R32GT-R」の熱き息吹を感じる逸品

3台それぞれの個性が蘇る
マニアックさ抜群のR32型ダイキャスト

これまで輸入車やF1などを中心にモデル化してきたホビーメーカーの『Make Up』が、 国産モデルにも力を入れている。その中心となるのが、スカイラインGT-R/日産GT-R。
今回登場の『TRUST』のR32型は業界初のモデル化。R34型のRX復活に弾みがつきそうだ。

「精密に作らなければ精密感は得られない」を信条に一級品のモデルカーを製作する「メイクアップ」。
世界中のマニアから一目置かれるホビーメーカーが今、力を入れるのがスカイラインGT-R/日産GT-R。ノーマルカーだけでなく、カスタムカーにも力を入れており、すでにR35型では『リバティウォーク』や『ロケットバニー』を製作。そして、R32型初のカスタムモデルとして選ばれたのが『トラスト』だ。
R32型は多くのホビーメーカーから数多くリリー スされており、すでに飽和状態。そこで、GT-Rのモデル化は後発となる「メイクアップ」が目を付けたのが、平成初期に登場したトラストのデモカー『グレッディRX』だ。しかも、平成5年の初期モデル、翌年のエアロパーツ付きの後期モデル。さらには”グレーサー”と名付けられたエアロパーツが装着されたレア度の高いカタログモデルまでを商品化したのである。製作はすでに完成していたR32型GT-Rをベースに、トラスト本社に眠っていたデットストックパーツを3次元測定し、データ化。この2つのデータを組み合わせることで、完成までこぎつけた。もちろん、「トラストの監修済みだ。

【TRUST Greddy RX 1993 Early ver.】

平成3年に開発をスタートした『GReddy RX』はGT-R NISMOがベース。初期モデルはエアロパーツが装着されていない。エンジン仕様はターボとスーパーチャージャーが組み合わされて800psを発揮。ホイールは『パナスポーツC5C』を履かせる。

【TRUST Greddy RX 1994 Later ver.】

平成6年の後期モデルは、オリジナルの”GRACER”エアロパーツを装着。エンジンはツインチャージャーから同社のT78型シングルタービンに、ホイールも『パナスポーツC5C2』へ変更されるなど、スタイリングに精悍さがプラスされた。

 

【TRUST GRACER Skyline GT-R】

TRUSTの’94年カタログに掲載されていた”GRACER”エアロパーツを纏ったシルバーのR32型がモデルベース。カラーはホワイトとガンメタも用意される。このエアロは、JGTCレース参戦車両にも採用された本格派。ホイールは『OZフッツーラ』だ。

 

1/43スケールなのでさすがに車体裏側のパーツまでは作り込まれていないが、触媒以降のマフラーだけは1990年代に人気を博した”TRUST TRマフラー”に変更されていた。

 

3台それぞれの個性を妥協することなく再現

“GRACER”エアロパーツは前述したとおり TRUST本社に残っていた本物のパーツを使ってデータ化して製作しているので、造形は美しい。ノーマルボディを損なわないシンプルなデザインでありながら、空力向上と冷却効率を高めるなど性能も兼ね備えていた。

当時フロントに装着されていたGr.Cレースのブレーキやレカロシート、4点式シートベルトも再現される。

下写真、左の”RX”はカーボンメーターナセルやピラーメーターなどが装着。右のカタログモデルと差別化も図られる。

EIDOLON 1/43 TRUST Skyline GT-R(BNR32) Series
価格:2万4,000円(税別)

メイクアップ TEL03-3498-9876
https://www.makeupcoltd.co.jp

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