マークII、チェイサー、クレスタ
JZX系ツアラーVの人気は衰え知らず!
トヨタの『マークII』『チェイサー』『クレスタ』が揃ってフルモデルチェンジし、いわゆる「JZX90系」へ生まれ変わったのが、1992年10月のこと。マークIIは7代目、チェイサーは5代目、クレスタは4代目にあたるモデルだ。
キャッチコピーは”日本を代表する高級パーソナルサルーン”。“サルーン”って表現がすでにガラパゴス状態だが、そんななかでも異彩を放っていたのが280psを発生する2500ccツインターボ・1JZ-GTEエンジンを搭載する”ツアラーV”の存在だ。ちなみに当時の新車販売価格は約320万円(税抜き)だった。
25年も前のことと考えれば、相当なプレミアムセダン(バブリーセダン)だったと言える。その後継となったのが「JZX100系」。登場は1996年9月。エンジンはBEAMSとなり、動力性能と省燃費を両立。
しかし時代とともに、”FR””ツインターボ280ps””MTも選べる”なんておバカなセダン、いや夢のあるセダンも姿を消してしまった。だからこそ、今でもツアラーVに代わるクルマはないし、一度ハマってしまった者を虜にして離さないのだろう。中古車市場でも、MTでツアラーVのJZX系ともなれば、100万円以上はザラ。ちょいと程度がよければ、150万より上のプライスタグがつくこともしばしば。それでもすぐに買い手がつくのだから、ツアラー人気は今もなお衰え知らずだ。
そんなJZXツアラーの歴史から最新情報まで、1冊まるごと特集した雑誌『ストリートヒーローシリーズvol.2 JZX90/100/110ツアラー』が絶賛発売中(1500円)。
レジェンド13人が語る、”オレとJZX”、ショップやメーカーおすすめのチューニングメニューを紹介するコーナーなど、ツアラーファン必見の内容です。
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