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アウディのハイパフォーマンスモデル「S&RS」に捧ぐ高性能エキゾーストシステム

アイロム、エキゾーストシステム、アウディS、アウディRS、専用エキゾーストシステム

車種限定というニッチに攻めた
エキゾーストシステムこそ性能はハイグレード

価値のあるモノ作りを徹底する新鋭ブランド『irom(アイロム)』が誕生。
もう妥協はしたくないという人にも存分に満足してもらえるための取り組みが製品に反映されている。その製品の確かさをリポートする。

性能ばかりでなく快適性も十分に配慮する

アウディのSとRSモデルをターゲットに、魅惑のエキゾーストシステムを生み出すチューニングブランドである「アイロム」が、2018年1月より本格的に活動を開始した。大手のマフラーメーカーではどうしても万人向けに、そつなくまとめる傾向がある。もちろん大部分の人は満足だろうが、物足りない人も存在する。そんなこだわり派に向けて、上質な作り込みで応えていくのがコンセプトだ。
自分たちが乗って楽しめる製品だけを提供していく。”アイロムが欲しい”と指名買いしてもらえるクオリティを心掛けている。

基本的なパイピングのレイアウトはノーマルとほぼ一緒ながら、曲がり具合をより緩やかに成型。サイレンサーの数を減らして効率アップを図る。性能と音質に大きな影響を及ぼすサイレンサーは、仕様変更を繰り返して内部形状を決定。S5用はプロトタイプながら、すでに8車種がラインアップされる。

音質は、特にこもり音に気を配る。音を楽しめるマフラーが大前提だからだ。
「パワーは比較的簡単に目標値をクリアできましたが、狙った音質にするのが大変です」と開発担当の森サン。こもらないようにパイプ径は必要以上に太くせず、サイレンサーの中身を工夫して流速を上げていく。ノウハウが大きく影響する肝となるパートだ。
今回のアウディS5用は中速域でわずかにこもり音を感じたので、サイレンサーを作り直した。さらに可変バルブの軸もメタルからセラミックに変更し、固着を解消。今度は熱に強くて硬質なジルゴニアに変えたほか、軸のクリアランスやリターン用のスプリングのテンションまで考慮するなど、細かい部分の手直しが施されたことによって他では真似のできない逸品へと仕立てあげたのだ。

コンピュータ制御で動く純正のモーターを活かせるバルブを新規で製作。60φのメインパイプはエンジンルームから2→1→2でレイアウトされ、V6のシングルターボらしからぬ、乾いたサウンドを奏でる。

 

なお、「アイロム」の開発車両アウディS5は、ブランドのイメージにぴったり合ったルックスに。『バランスイット』のエアロを活用して、より精悍な雰囲気を醸し出していた。

マフラー以外にも、すでにサスペンションキットのテストが最終段階に。他にブレーキパッドも開発中とのこと。それらのパーツも妥協なしの態勢で取り組んでいる。
販売は、「アイロム」の考えに共感する全国に7ヶ所あるオーソライズドディーラーのみで対応。違いのわかるアウディユーザにとって、見逃せないチューニングメーカーが誕生した。

 

アイロム TEL0277-47-7855
http://www.irom-tuning.com

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