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US VIP! アメリカ西海岸を席巻する名門カークラブが作りあげた「カスタムセダン」

USVIP、WEST COAST、AMERICA、ENDLESS PROJECTS

レクサス×US VIPを本場のセンスでカタチに
それが「TEAM ENDLESS PROJECTS」

アメリカの西海岸を中心に活動する、名門カークラブがエンドレスプロジェクト。リーダーはインパクトパフォーマンス代表のCarlin。ここに集う彼らのセンスは目を見張るモノがある。

 

USシーンの最前線を走るレクサスLS
【LEXUS LS460L】

先頭を飾るのはNatの愛車であるLEXUS LSロング。Fスポーツ後期仕様を皮切りに、内外装、そしてエンジンにまで手を加えた一台だ。

場所はサンフランシスコのトレジャーアイランド。インスタ映え間違いなしのコンテナの前で撮影。真正面カットは、その美しい背景とマッチして、何とも形容し難いドラマチックな雰囲気を生み出している。
オーナーはNatで、コツコツと約1年半もの時間をかけて丁寧にドレスアップ。手掛けたのはチームのリーダーかつ、有名ショップ・インパクトパフォーマンス代表のCarlinで、彼自身も”とにかく力を入れて作りました”という、チームを代表する一台である。
ベースは07年式の前期で、Fスポーツ後期にコンバージョン。スポーティ感を底上げしているのが開口部に収めたインタークーラー。ダミーではなく、エンジンにはHKSのスーパーチャージャーが装着される。走りも強烈に速い。
ホイールは日本でも大人気の「ワーク・ジスタンスW10M」。ワインレッドのボディに、ゴールドのディスクという組み合わせも秀逸だ。オーバーフェンダーをスレスレでかわすツライチ。足まわりは「ACCエアランナー」を選択。エアロは「ブラックパールコンプリート」とし、室内も自分色に。

 

キレイに仕上げられたエンジンルーム。この部分の製作には、LSのカスタムに強いレクソンの高砂サンも加わったそうだ。

Specification
▶Body Color: Candy brandywine ▶Engine: HKS GT supercharger ▶Exterior: Black Pearl Complete kit, Wald fenders, Rear widebody with molded trunk spoiler ▶Interior: Custom diamond stitch front and rear seats with matching floor mats ▶Suspension: Airrunner OTG suspension ▶Brakes: Futura Design BBK ▶Wheel: WORK Zistance W10M(F)10.5J+15 21inch(R)10.5J-13 21inch ▶Tires: Toyo Proxes(F・R)255/30-21 ▶Special Thanks: Special Thanks goes to Carlin Chiu of Impact Performance for always putting in long hours to support with all my projects. Josh White of Priola Body Shop, Stan Chen of Toyo Tire, Brian Fox of Fox Marketing and Work Wheels Japan for the Continued support. And last but not least, Thanks to Tomomi Fukujyuu for numerous opportunities.

 

 

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有名車が勢揃いしたナイトミーティング。会場で一際目立っていたのが、このLEXUS GS。外灯の光をキズ一つないボディが跳ね返す。そして、トランクにはアッと驚く個性的な技が仕掛けられていた。

普段は見えない裏にも存分に手を入れる
【LEXUS GS350】

エンドレスプロジェクトのメンバーはアメリカ各地に点在。Timは主要メンバーたちがいる西海岸から遠く離れたラスベガス在住。ということで、SEMAショー最終日に行われたナイトミーティング会場で撮影することに。
そこには全米からホットな車輌が集結していたのだが、「JOBデザイン」のエアロを纏ったTimのGSもかなり目立っていた珠玉の一台。グラファイトグレーパールの大人っぽいボディにはキズ一つなく、美しさという点においては1位2位を争うほどだった。
足元の「ワーク VS-XX」は20インチ。室内は赤×黒仕様でまとめていた。

着地寸前の低車高は「ACCエアランナー」によって実現。サイドステップの底面には低さをアピールするためか、光モノを仕込んで視線を下に誘う作戦が興味深かった。
そして、何よりも個性的だったのがトランクルームに置かれたルイ・ヴィトンのスーツケースで、蓋を開けるとエアタンクが出現。スーツケースの価格も相当だったようだ。

エアロは「JOB ファントム」シリーズ。エンジンカバーはマーブル仕様。下の2枚の写真がスーツケースで、開けるとタンクが出現。

 

Specification
▶Body Color: Graphite gray pearl ▶Engine: Custom Fujita intake with HKS filter, SNS mid pipe, RR-Racing ECU flash, Custom marble engine cover ▶Exterior: Job Design phantom series kit, JDM LED mirrors, LED emblem, Spyder LED headlights & tail lights ▶Interior: Red & Black leather interior, JDM F sport shift knob, Custom marble interior panels ▶Suspension: Airrunner struts, Accuair e-level system, Accuair vu4, Dual viair compressor, Duel seamless 3gallon tanks mounted in LV suitcase ▶Brakes: Brembo brakes ▶Wheel: WORK VS-XX(F・R)20inch ▶Lug Nuts: WORK ▶Special Thanks: Carlin Chiu of Impact Performance, he has help me build and taught me so much From building My Car. I Couldn’T have done it with out my brother From another mother. also like to Thank our team Endless projects for all the support and help. My Wife Lily for allowing me to spend all my money on My Cars.

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日本のイベントにいてもおかしくない、そんな完成度の高いLEXUS LS430。日本同様、米国のオーナーたちの間でも、30系LSの人気は衰え知らずだ。

JOBエアロをフル装備した魅せる”30系LS”
【LEXUS LS430】

愛車は2代前となったLS430で、古さを感じさせない洗練されたスタイリングが魅力。エアロは「JOBデザイン」のワールドプレミアムをチョイスし、ホイールはワークの「ジーストST1」の20インチを装着。車高はエアランナーのエアサスでベッタリとローダウンさせている。センスの良さを感じたのがキャリパーの色。渋いフリントマイカのボディカラーとの相性も抜群だし、実は各所にあしらったステッカー類とも同系色になっており、クルマ全体の統一感がバッチリだった。
そして、ブレーキはF8pot×380φ、R6pot×356φ。そして、チーム名などのステッカーはゴールド系でまとめるなど、足元の魅せ方もうまい。

Specification
▶Body Color: Flint mica ▶Exterior: Job Design world premium bodykit ▶Interior: Custom diamond stitch interior ▶Suspension: Airrunner on the ground, Accuair e-level ▶Brakes: Futura(F)8pot/380φ(R)6pot/356φ ▶Wheel: WORK Zeast ST1(F)9.5J+25 20inch(R)10.5J+25 20inch ▶Tires: Toyo Proxes 4 plus(F)225/35-20(R)245/35-20 ▶Special Thanks: Carlin and Nat for showing me the vision, family support, Endless projects support etc.

 

ドレスアップ好きには、なぜかカメラ好きが多い。そして、そんな彼らのクルマは大概、センスがいい。SCオーナーのElvinもそんな一人で、パッと見だけでなく、細部も◎。

クルマの美しさでも一切の隙なし
【LEXUS SC430】

本職は看護師だが、趣味でカメラマンをやっているというElvin。そのカメラの腕前は相当で、事あるごとにチームメンバーのクルマを撮影してあげているそう。
そんな絵心のあるオーナーだからなのか、彼の愛車のLEXUS SC430はバランスがとにかく抜群。ご覧の通り、エアロのチリはビシッと揃っており、ツライチも緊張感が漂うほどのシビアなセッティングが施されていた。ボディカラーは写真映えするウルトラソニックブルーをチョイス。オープンにすると出現する室内とのコントラストも最高。ウインドウディフレクターにはレーザーエッチングを投入するなど、細部も見所満点だった。
後期化した上で、「Vヴィジョン」のエアロを装備。ホイールはジーストST1。リア窓にはチーム名を入れた。

Specification
▶Body Color: Ultrasonic blue ▶Engine: Cusco strut tower brace ▶Exterior: 2006-2010 Front/Rear conversion, V-vision bodykit(bumper, skirt, rear bumper) ▶Interior: Vipdout neck pillow, IS F carbon fibre shifter, Custom laser etched wind deflector ▶Suspension: Airrunner suspension, Adjustable lower control arms / toe arms, IS F rear sway bar, GS front sway bar ▶Brakes: Futura Design(F)8pot/380φ(R)6pot/365φ ▶Wheel: WORK Zeast ST1(F)9.5J+25 20inch(R)10.5J+25 20inch ▶Lug Nuts: WORK ▶Tires: Toyo Proxes T1 sport(F)225/35-20(R)245/35-20 ▶Special Thanks: Special Thanks to Carlin @ Impact Performance. Josh @ Priola Body Shop. And the entire Endless projects Car Club for helping put the Car together for SEMA.

 

 

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何よりも日本のレクソンが大好き。そんなEric自慢のLEXUS GS。シンプルスポーティなレクソンの場合、ホイールはスポークかメッシュが定番だが、彼はVIPの王道であるイミッツを選んだ。

レクソンとイミッツの異色コンビ
【LEXUS GS350】

「日本のメーカーのレクソンが大好きです」と、何度も何度もアピールしてくれたのが印象的だったEric。本人曰く、「まだクルマを触って6ヶ月。他にもやりたいことがあるんで、今の姿は未完成なんです」とのことだが、大好きなレクソンのパーツで武装したエクステリアには大満足の様子だった。
レクソンのパーツはリップ・サイドステップ・ディフューザー・リアスポイラーの4点で、すべてカーボン仕様を選び、ワンランク上の質感にこだわったのもポイント。
GSの素性とカーボンの選択により、クルマ全体の方向性はスポーティ路線。だが、ホイールにはVIPな雰囲気が特徴の「ワーク・イミッツ」を合わせているのも面白い。このホイールを履かせたことによって、EricのGSはスポーティいっぺんとうにならず、高級セダンとしての上質な雰囲気も手に入れている。
「今、一番楽しいのはクルマの改造」と断言する彼。今後の進化も楽しみな一台である。

 

Specification
▶Body Color: White ▶Exterior: Lexon carbon fiber lip, Lexon carbon fiber side step, Lexon carbon fiber diffuser, Lexon carbon fiber rear spoiler, Lexon exhaust ▶Suspension: Airrunner, Accuair e-level air management ▶Brakes: Brembo GT big brake kit ▶Wheel: WORK Emitz(F)9.5J+38 20inch(R)10.5J+38 20inch ▶Tires: Toyo Proxes T1S(F)245/35-20(R)275/30-20 ▶Special Thanks: Carlin Chiu @ Impact Performance, Endless Projects.

 

米国でも人気はレクサスで、インフィニティは稀少な存在。そのせいか、本当に好きで乗っている人が多く、ゆえに彼らの愛車はこだわりが深い。

マイナスインセットでツボを押さえたVIP仕様
【INFINITI Q45】

マットガンメタ系のシルバーで、実に渋い雰囲気を放っていたインフィニティQ45。アメリカのVIPシーンも、現在の日本と同様、主力はレクサス。しかし、そんなことは一切気にせず、Jamesは33系Q45をイジる。
「その理由はY33のカタチが好きだから。かれこれ2年ほどドレスアップしていますが、未だにY33のドレスアップは飽きません」。
エアロは「Kブレイク・コンプリート」、ホイールは「ワーク・レイバー」。ベタベタの低車高はメーガン車高調+ユニバーサルエアーで実現。
そして、抜かりなく室内にも手が入っており、エルティードのシートカバーを装着して、助手席前にはレゴ仕様のテーブルもセット。

 

Specification
▶Body Color: Silver ▶Exterior: K-break complete kit ▶Interior: L-tide seat cover, Vipdout neck pad, BBS steering wheel, Vipdout lego table ▶Suspension: Megan coilover, UAS airbags ▶Wheel: WORK Ryver(F)10J-15 19inch(R)11.5J-25 19inch ▶Lug Nuts: Stance Nation ▶Special Thanks: Imperial WORKS, Impact Performance, Hybrid WORKS

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チーム・エンドレスプロジェクト。トリはJustinのLEXUS LS460。後期仕様にした上で、外装・内装・足まわりを徹底的に煮詰めた。Carlinがイチオシというのも素直に納得。

VIPを理解していなければ、この仕様は作れない
【LEXUS LS460】

Carlin(エンドレスプロジェクトのリーダー&インパクトパフォーマンスの代表)が推している、もう一台がJustinのLEXUS LS460だ。
SEMAショーに出展するために、なんとハワイから海を越えて登場。SEMAでは「トーヨータイヤ」のブースに飾られていたのだが、注目度は抜群で、苦労して来た甲斐があった。
エアロはフロントが「ファーストクラス」、サイドが「ブレーン」、リアが「エイムゲイン」。日本では多々あるが、アメリカではエアロをブランドミックスするのはかなり珍しい。

そして、ボンネットには大胆にダクトを。HKSスーパーチャージャーを装着し、これは放熱性などを考えた末の意味のあるダクトなのだ。
さらに、足まわりも高レベル。エアランナーの他、前後にTディメンドのアームも投入。その結果、21インチのワークジスタンスW5Sが魅せる、羨望のツライチも獲得した。
Justinの自慢のLS。リーダーのCarlinが推したくなる気持ちが分かる高完成度な一台。

W5Sの奥にはF8pot×405φ・R6pot×380φのブレーキを。フェンダーはアーティシャンスピリッツ。室内は赤を基調にまとめた。Kブレイクの玉ふさを装着し、日本ちっくにカスタマイズ。

 

Specification
▶Body Color: Black ▶Engine: HKS super charger system ▶Exterior: First Class front bumper, 2013 front conversion, Vlene side step, Aimgain GT rear bumper ▶Interior: Custom red interior ▶Suspension: Airrunner on the ground, T-demand camber arms front, T-demand tension rod, T-demand camber arms rear ▶Brakes: Futura Design(F)8pot/405φ(R)6pot/380φ ▶Wheel: WORK Zistance W5S(F)10.5J+18 21inch(R)10.5J-7 21inch ▶Lug Nuts: Mc Guard ▶Tires: Toyo T1R(F・R)255/30-21

 

(リポート:VIPスタイル編集部)

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