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TRDがトヨタの新旧スープラを展示した本当の理由とは

国内初披露スープラと並んで先代80型を展示

 モータースポーツ活動やカスタマイズパーツをTRDブランドにて展開する、トヨタカスタマイジング&ディベロップメントは、2019年2月9日から11日までの3日間、インテックス大阪にて行われる「大阪オートメッセ2019」に出展。

 同ブースでは先代モデル80型スープラのスーパーGT・GT500クラスのマシンをモディファイした「TRD SUPRA(スープラ)」と新型スープラベースの「GR Supra Performance Line CONCEPT”TRD”」が展示されていた。

 なぜ、先代モデルのレーシングマシンを新型スープラ「GR Supra Performance Line CONCEPT”TRD”」と並べて置かれているのか、商品事業部の堀田昌樹さんにお話を伺った。

 

スープラ両雄並び立つTRDブース

 TRD SUPRAは、80型スープラGT500のモディファイモデル。シルバーカラーのフルラッピングを施されてはいるものの、当時の傷やへこみを確認することができる。

 80スープラのイメージカラーである、グレーを意識したシルバーカラーは、今後のモータースポーツへの展望や期待、将来的な意味を含め、未来的なイメージを与える色として採用されたそうだ。

 一方、GR Supra Performance Line CONCEPT”TRD”は、初登場となった国内向けの右ハンドル仕様・新型スープラをベースにカスタマイズされたモデルで、TRDのノウハウや持ち味、エアロダイナミクスを惜しみなく注いだ一台だ。

 エクステリアには、フロントスポイラーやサイドスポイラー、トランクスポイラーなど、随所にカーボンパーツを装着しており、迫力あるスタイルを演出している。

 なぜ、このタイミングでTRDが旧モデルを展示したのかと気になっていた方も少なくはなかっただろう。

 TRDは新型スープラの発売と同時にパーツを販売する予定で開発を進めてはいたが、1月の東京オートサロンでは新型への期待や興味を惹きつける役割として80型スープラを展示していたとのことだ。

 ちょっと引き立て役のような扱いに感じるが、TRDとスープラはGT時代からのつながりは深く、新型モデルと先代のレーシングカーは、じつは親和性の高さをアピールしているのでもあるようだ。

 大阪オートメッセでは、新型の発表とともに、エアロパーツを装着した新型モデルをTRD SUPRAと一緒に展開することで、80型スープラ同様、新型の90スープラでもTRDは今後もスープラと携わっていくぞ!という意思表示をしているそう。

 今後もTRD×スープラのアツいタッグからは目が離せそうにない。

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