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悲報! 親父世代を虜にしたオープンカー「光岡ロックスター」が完売

日本車らしくない美しき国産車

 2018年12月1日より一般予約の受付を開始した「光岡自動車」の創業50周年記念モデル『Rock Star(ロックスター)」。200台の限定生産モデルとしての販売だったが、限定台数に達したことで、3月22日に受付終了となった。購入層の大半は、50〜60代の男性だったそうだ。

 ロックスターは「やんちゃ×スタイリッシュ×楽しさ」をコンセプト。オープン2シータースポーツのマツダND型ロードスターをベースに、1960年代に登場したシボレー・コルベット(C2型)風の外観をまとった一台だ。室内寸法こそマツダ・ロードスターとは変わらないが、車両サイズは全長4345mm(ロードスター比:430mmプラス)、全幅1770mm(同35mmプラス)とそれぞれ拡大。ロングノーズ&ショートデッキという、美しいフォルムを持たせた。

 そこへメッキ風のバンパーやホイールといった古き良きアメリカンマッスルなテイストを投入。現代の日本車にはないスパイスが、当時に恋い焦がれた親父世代のハートを射止めた。また、ボディカラー同色のストライプ入りレザーシートが選択できるという遊び心も然り。ワイルドなネーミング、200台限定という希少性も購入意欲を高めた理由だったのではないだろうか。

 正式発表前から一部画像が流出し、大きな話題を呼んだが、わずか4ヵ月弱で予定台数を売り切ることとなったロックスター。この大きな反響は、光岡ブランドのユーザーとは別の層からの熱いアプローチがあったことも、新たな”ミツオカブランド”の確立の道筋がつけられたのではないかと思う。

 なお、事前の先行予約分の50台は、2018年12月1日の一般受付を前に完売となっており、2019年6月から順次出荷。今回受付が締め切られた一般受付の150台分については、51台目以降から2020年度に75台、そして2021年度に残りの75台が出荷される予定となっている。

 発表当時からすでに海外からの引き合いもあったということだが、ロックスターの海外展開については、「少数台数に限り検討を進めております」と公式のアナウンスもなされた。今後、海外市場でのより一層の拡販に繋がるのかもしれない。

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