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いま注目すべきドラレコ&洗車用品は? 「用品大賞」に選ばれた商品と理由

安全サポートや盗難防止品にも注目

「日刊自動車新聞 用品大賞」は、自動車ユーザーに多彩で充実したカーライフを提案するとともに、自動車用品の販売促進と業界発展に寄与することを目的とし、1987年よりスタート。1年間で最も注目されたカー用品を選び賞を与えている。「日刊自動車新聞社 用品大賞2019」の対象となるのは、2018年4月から2019年6月の期間に注目を集めた各ジャンルのカー用品。すでにグランプリやタイヤ、ホイール、カーナビゲーションなどの部門賞を紹介したが、今回はその他の各部門賞をチェックしたい。

 

【ドライブレコーダー部門】

コムテック「ZDR026」

 GPS搭載の高性能ドライブレコーダー。370万画素で前後2カメラ、2.7インチ大画面採用で見やすい。STARVISを前後に搭載し、夜間でもノイズの少ない美しい映像を録画。また、後方から接近する車両を検知し、音声またはアラームで知らせる機能を搭載する。駐車中でも衝撃を検出して衝撃の前後を録画する駐車監視機能はオプション設定。

 

カーメイト「ダクション360 S DC5000」

 360度レンズを二つ搭載する全天球モデルのドライブアクションレコーダー。前、後方だけでなく、側面撮影も可能。さらに、前方のみ高解像度で録画を行なう「デュアルレック」機能を備え、ナンバープレートの視認性を高めた。車内も撮影できる360度モデルは欠かせないツールになる可能性が高く、今後のニーズ拡大が見込める。

 

【安全サポート部門】

データシステム/オートバックスセブン「ペダルの見張り番II」

 高齢者などのアクセルとブレーキの踏み間違いによる悲惨な事故が増えている中、需要が急増している商品。アクセルの踏み込み感度を3段階から5段階に変更し、より細かく設定できるようにした。さらに、坂道発進や段差の乗り越え時など、意図的にアクセルを強く踏み込みたい時は一度のみ装置の機能をキャンセルできるボタンを追加。安全性を担保しながら利便性も高めた。

 

【セキュリティ部門】

エムズスピード/マツモト自動車「リレーアタックガードポーチ」

 自動車盗難の手口「リレーアタック」。この問題で頭を悩ます所有者の安心・安全を提供するために考案されたもの。同商品はスマートキーをポーチに保管することで、スマートキーの微弱電波と、スマートキーの電波を増幅する機能を持つリレーアタック専用ツールの通信を遮断。駐車場にあるドアロック解錠を防止しクルマを盗めないようにする。

 

【車内快適部門】

カシムラ「ワイヤレス充電器自動開閉ホルダーKW-7」

 iPhone/スマートフォン(qi対応機種)を置くだけでワイヤレス充電可能に。近接センサー・電動モーターを内蔵し、アームが自動的に開閉・ホールドする。「新しくて、面白いものを作りたい」との思いから製品開発し、カー用品店ではユーザーに体感してもらうディスプレーを展開。充電ホルダーとしては高価格帯ながらも、利便性とユニークさで販売を伸ばす。

 

【洗車・コーティング部門】

ソフト99コーポレーション「レインドロップ」

 ガラスとボディの双方に使用できるコーティング剤。スプレー1本で施工完了するため、作業時間の短縮に貢献する。ボディは約3カ月、ガラスは約2カ月の効果を発揮。ホイール、ヘッドライトなど外装部材にも使用できる利便性、施工時間の短縮と高い撥水性能などが評価された。

 

【オイル・添加剤部門】

ジョイフル「ENERGYLUBE」

「SHIELD」「RECOVERY」「STANDARD」の3種類で構成するエンジンオイルのシリーズ。車齢に合わせた提案が可能で、付加価値型の製品であることがポイント。新規参入が難しいオイル業界において、カー用品店での販売傾向などを分析して開発。今後は二輪車やディーゼル車向けの投入で、マーケット拡大の可能性も期待できる。

 

【大型車部門】

セルスター「CS-31F」

 前後2カメラ型のドライブレコーダーの人気が高くなっているが、事業用車両の多くは前方のみを録画するタイプが多い。同製品は既存のバックカメラを活用することで、前後録画が可能に。RCA端子があれば取り付けも容易なため、運送事業者などからの引き合いが強い。低コストで前後2カメラ化できるため、需要の増加が期待できる。

 

 その他部門賞は以下の通り。

【輸入車部門】星光産業「AZUTO」:輸入車向けカップホルダーやスマホホルダーなどのシリーズ

【カスタマイズ部門】藤壺技研工業「VVV」:排気バルブシステムを採用し、パワー&サウンドを任意に調整できる新感覚のスポーツマフラー

【カスタマイズ部門】キャロッセ「ジムニー ローダウン&リフトアップサスペンションキット」:1インチのローダウン、1インチと2インチのリフトアップの3種類を設定

【アイデア部門】バスク「AirSafe AS-SV2」:車内でタイヤの空気圧をリアルタイムに確認できるアイテム

【整備サポート部門】ベルフジャパン「ウルトラキャパシタ ジャンプスターター」:弱った車両バッテリーから電気を吸い上げ、溜まった電気を車両バッテリーへ放出することで、エンジンの始動が可能になる装置

【二輪車部門】デイトナ「ストロンガーロックセット」:二重に鍵をかけることで盗難リスクを軽減する二輪車用ロックセット

【ロングセラー賞】プロスタッフ「キイロビン」:油膜取りの代名詞という存在で30年以上にわたり高い人気を維持

【ロングセラー賞】ウェッズ「レオニスシリーズ」:リーズナブルな価格帯ながらデザインやカラーリング、特殊技術を惜しむことなく採用したアルミホイール

 

 なお、特別賞にはマツダ「ロードスター」のほか、洗車の日を立ち上げた「西脇保彦氏」、トーヨータイヤジャパンの「ドライブシミュレーターによるタイヤ安全啓発活動」が選ばれた。

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