サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

ビギナー必見! 最も敷居の低いモータースポーツ「ジムカーナ」の魅力

競技ライセンス不要で初心者も楽しめる

 手軽に参加できるモータースポーツとして、入門競技としてオススメなのが「ジムカーナ」。フラットな専用コースやカートコースにパイロンを配置し、スラロームやターンを設けて単独で競うタイムトライアル方式だ。勝ち負けにこだわるなら、規定で認められた改造を施す必要はあるものの、そうでなければノーマル車両でも参加できるというお手軽な競技である。

 とはいえ、競技であるからには目標は持ちたいところ。原則として2ヒート(2本とも呼ぶ)で争われるので、第1ヒートより第2ヒートでタイムアップすることを、まずは目標としたい。また、近頃では競技形態もさまざまになり、エンジョイ部門として、第1ヒートと第2ヒートの差が少ない者が優勝という大会も存在する。その場合であれば、第1ヒートの走りを、いかに第2ヒートで再現するかがカギとなるわけだ。

 同じように、一定の台数を集めることを条件に、任意クラスを設ける大会も増加。1台のクルマで複数のドライバーによるエントリーも可能なので、仲間と一緒に参加もできる。すなわち、友人や仲間と勝負することが可能だ。

 また、ジムカーナも運転免許があれば、競技ライセンスがなくても参加可能である。ただし、クローズド競技会か、クローズドクラスが設けられている競技会のみ。ともあれ、主催クラブの準会員(当日会員)として仮登録することで参加が許されるのだが、これは裏技でもなんでもないので安心あれ。また、2ヒートのうち1ヒート完走を果たして順位がつけば、国内Bライセンスの取得資格も得られるようになっている。

 そのクローズド競技会、もしくはクローズド競技会を見つけるにはインターネットで「ジムカーナ クローズドクラス ◯◯」(◯◯には地域)と入れれば、探し出せるはず。競技というのに抵抗があるならば、ジムカーナ練習会への参加をお勧めしたい。これも「ジムカーナ練習会 ◯◯」で検索を。1日に2ヒートだけの競技会より、数多く走れるだけでなく、エントリーフィーも若干お安めであるだけに、スタートにはむしろ最適かもしれない。

 競技会にせよ練習会にせよ、ぜひ心がけてほしいのは、他の参加者へのあいさつ、声がけだ。何ごとも最初のうちは分からないことが多くて不安なもの。積極的にコミュニケーションを取れば、向こうも速く走りたい、楽しく走りたいという、同じ目的を持つ身。走り方など気軽に相談に乗ってくれるはずだ。何回か通って、顔見知りになったら、行きつけのショップや加入しているクラブなどを紹介してもらうこともできる。

 
 何はともあれ、ジムカーナという競技はコースを覚えるのが大変。コースによってはスピード域が多少高くなるので、参加する上で不安もあるかもしれないが、慣れれば楽しいもの。フルブレーキングや、舗装の上でクルマを滑らせるように走らせる楽しみを知れば、きっと虜になるはず。ぜひチャレンジしてほしい。

モバイルバージョンを終了