サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

BMWのSUVクーペ「新型X6」誕生! 530ps発揮のハイパフォーマンスモデルも設定

光るギドニーグリルを初採用

 ビー・エム・ダブリューは、BMW初のSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)のBMWX6に、最新のデザイン・コンセプトを採用した新型モデルを投入。新しい外装デザイン、高級感のある内装や最新のテクノロジーを搭載した新型BMW X6を、全国のBMW正規ディーラーで販売開始した。

 デザイン面での最も大きな特徴は、BMWとして初めて採用された、キドニー・グリルのライト・アップ機能「キドニー・グリル・アイコニック・グロー」だ。伝統的に採用されてきたBMWブランドを象徴するキドニー・グリルを輝かせることで、より立体的に見せると共に、夜間でのドライブなどで、かつてない存在感を演出する。

 同時に、キドニー・グリルと繋がるように備わるヘッド・ライトは、最新のデザイン・コンセプトを採用することで、より直線的で鋭いデザインへと進化。キドニー・グリルから独立して配置することで、車両全体に低重心かつワイドな印象を与える。

 リアは、細長く伸びたL字型のライトを採用し、こちらもワイドな印象を与えると共に、縦に厚みのあるどっしりとしたシルエットを形成している。 

 インテリアにも最新のコンセプトを採用。先代モデルから、より先進的かつ高級感のある室内空間を実現し、ドライバーが自由にカスタマイズすることができる「10.25インチ コントロール・ディスプレイ」と、「12.3インチ フルデジタルメーターパネル」を装備し、機能性アップを果たした。

 シートは、表面の加工がすっきりと上品に見え、座り心地に優れる「ヴァーネスカ・レザー」を標準装備。透明度が非常に高いクリスタルで作られたシフト・ノブなど、高級感を演出するオプション装備も多数ラインアップしている。

 日本で選択できるエンジンは、直列6気筒のクリーン・ディーゼル・エンジンを搭載する『BMW X6 xDrive35d』および、圧倒的な走行性能でサーキット走行までも可能とする4.4リッターV型8気筒エンジンを搭載した『BMW X6 M50i』の2モデル。

 前者は最高出力265PS(195kW)/4,000rpm、最大トルク620Nm/2,000rpm-2,500rpmを発揮し、0-100km/h加速は6.5秒を実現。高回転域では、心地よいサウンドを響かせながらも、車内の静粛性は高く保たれ、SACらしい走りと快適な室内空間を兼ね備える。

 一方の”M50i”は、最高出力530PS(390kW)/5,500rpm、最大トルク750Nm/1,800-4,600rpmを発揮し、0-100km/h加速は4.3秒を実現するハイ・パフォーマンス・モデル。おなじみのインテリジェント4輪駆動システム「xDrive(エックス・ドライブ)」や、Mディファレンシャルやエア・サスペンションによって、悪路でも安定したコントロールとスポーティな走りを実現する。

 また、「Mスポーツ・エキゾースト・システム」から放たれる、ハイ・パフォーマンス・モデルに相応しい官能的なサウンドも魅力。Mパフォーマンス・モデル専用色となるセリウム・グレーをキドニー・グリル、エア・インテーク、ミラー・キャップなどによるアクセントの演出も見逃せない。

 この新型モデルには、BMWが国内認可取得モデルとしては初となる「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」を搭載。高速道路での渋滞時においてドライバーの運転負荷を軽減し、安全に寄与する。

 その他に高性能3眼カメラ、高性能プロセッサーおよびレーダーによって、より精度と正確性を向上させた、最先端の運転支援システムを全モデルに標準装備。アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)、レーン・チェンジ・アシストおよびレーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)、被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)など、様々な運転支援システムが装備される。

 なかでも興味深いのは、リバース・アシスト機能。車両が直前に前進したルート最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となる。新型BMW X6の価格(税込)は、以下の通り。

 X6 xDrive35d ¥9,900,000、X6 xDrive35d M sport ¥10,690,000、X6 M50i ¥13,950,000。

モバイルバージョンを終了