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韓国の自動車メーカー「ヒュンダイ」 10年振りに燃料電池車(FCV)を日本市場に投入して復活を遂げるか

日本のナンバーを取得したFCVを展示

 東京ビッグサイトで2020年2月26日(水)~28日(金)の3日間で開催されている「スマートエネルギーWeek 2020」の「第16回[国際]水素・燃料電池展 ~FC EXPO 2020~」に、韓国の自動車メーカーHYUNDAI MOTOR(ヒュンダイ=現代自動車)が出展。西ホールの屋外展示場では、数日前に日本のナンバーを取得ばかりの燃料電池車(FCV)「NEXO(ネッソ)」を展示した。

「第16回[国際]水素・燃料電池展 ~FC EXPO 2020~」ブースには、燃料電池車の心臓部となる「FCスタック」とモーター等を組み込んだFCV用駆動ユニット、FCスタックを使用した電車用のモジュール、さらには、水素を供給することで発電する充電ユニット(実際にEVレースに使用することを計画中)を展示していた。  注目したいのは、西ホールの屋外展示場でお披露目された3台のFCVであるNEXO(ネッソ)だ。数日前に日本のナンバーを取得したばかりという。つまり型式認証を取得しており、展示された3台を含む6台ほどが国内に存在するという。

 ネッソのスペックを紹介すると、ボディサイズが全長4670×全幅1860×全高1630(19インチタイヤ装着車は1640)mmのSUVタイプのFCV。モーターの最高出力は113kW、最大トルクが395N・mを発揮する前輪駆動モデルだ。3本のタンクで計6.33kgの水素を搭載し(トヨタ・ミライは5kg)、WLTCモードで820kmという航続距離を誇る。

 ちなみに、NEXO(ネッソ)とはデンマークの島の名前で、古代ゲルマン語では「水の精霊」、ラテン語とスぺイン語では「結合」という意味を持ち、水素と酸素を結合して走る燃料電池車にぴったりのネーミングが与えられているわけだ。 ヒュンダイが日本の乗用車市場からの撤退から約10年が経とうとしている。しかし、現在も日本国内にはヒュンダイの乗用車が1000台近く残っており、これらのユーザーのために定期的に車両のメンテナンスなどの取り組みを行っているという。

 今回、イベント開催の数日前にネッソの型式認証を取得して展示してくるなど、攻めの姿勢をヒュンダイが見せるのは、グローバルな自動車メーカーとして再び日本市場への足掛かりを考えているからだ。その第一歩がこのFCVであるネッソとしているようだ。世界的にも著しい伸びを見せる自動車メーカーだけに、今後の動向には注目したい。

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