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スノー用だけではもったいない! 高いデザイン性・機能性を投入するMID「ロードマックス」&「ラピッド」登場

冬タイヤでもホイールデザインには拘りたい

 マルカサービスが展開する“MID(マルカ・インテリジェント・デザイン)”コンセプトで生産されているホイール群。このMIDとは、徹底したジャパンクオリティで開発・設計・品質管理を行うことで、揺るぎなき安全・安心を実現する。そのような安全・安心思想のMIDホイール・シリーズの中から「ROADMAX(ロードマックス) WF-8」と「Rapid(ラピッド) ZX-10」に注目したいと思う。

【ROADMAX WF-8】
デザインの作り込みでワイルド感を演出

 見るからにオフロード系の薫りが漂うこのホイール。その最大の特徴は“スノーシーズンにスタッドレス(冬)タイヤ用として気軽に買える価格帯でありながらも、サマータイヤ用としても履きたくなる好デザイン”だろう。スノーシーズンに最適な一本、だけど普通にオールシーズン履ける、という魅力だ。

 MIDホイールは、コストパフォーマンスに優れる購入しやすい価格帯のホイールに、ドレスアップ志向の高いデザインを施すことを“プチドレ”と呼んでいるのだが、まさにスノー市場に投入したモデルにドレスアップ志向をトッピングしたという仕様だ。

 ターゲットとなる対象車種としては、スズキ・ジムニー専用の16インチ(16×5.5J)のほか、トヨタのランドクルーザー・プラドなどへの17インチ(17×7J)、ハイエース純正をスノー用に履き替える際の15インチ(15×6J)をラインアップする。軽トラックに履けるさらに12インチ(12×4.00B)もラインアップ。デザイン性に優れた12インチホイールは意外と少ないだけに、軽トラックなどのオーナーから静かな人気を受けているのだ。

 デザイン面の特徴を列記すると、ビードロック風のリムフランジデザイン、太すぎないグッドバランスの8本スポーク、大胆かつシンプルなアメリカンテイストの面構成といった3つのポイントがあげられる。

 さらに、P.C.D.139.7タイプはホイール中央を二重リングタイプにすることで、センター部分の間延び感を感じさせないデザインを実現している。また6Hタイプではセンターキャップまわりにも段差を付け、バニシングで穴を開けて立体形状に見せるといった仕掛けを施している。

 リム外周のビードロック風フランジには、12個のバニシングドリルドをアクセントとして散りばめ、8本スポークとの不規則性デザインが動きを感じさせる。自然に視線をホイールの外周へと誘導し、より大口径なイメージにも見せるというギミックが投入されている。

 さらにウェル部が単調になるのを嫌い、ポケット形状に凹み設けることで立体感を演出、しかも肉抜き効果による軽量化にも繋がっている。

 特に、リム外周がブラックの“セミグロスブラック+リムディスクポリッシュ+フランジピアスドリルド”カラーは、リムの縦カベ部分がポリッシュ加工されリムの深さを感じられる仕様に。さらにリブを持たせて奥行き感を強調したスポークとリムのウェル部は敢えて切り離すことで、リムとスポークが別々のパーツ感であることを強調している。

 フランジ部か、ディスク&リム部か、ポリッシュの処理部で全く違った顔を魅せるドレスアップ志向の強いホイールなのだ。もちろん、スノーホイールとしての資質もぬかりない。ホイール裏側の水抜き処理を施すことで、ハブの錆を抑制するなどしっかり作り込まれている。

 冬場のスタッドレスタイヤに使える素材ながら、夏場でもカッコよく履きこなせる実力の高さを見せてくれるのがこのロードマックスWF-8の魅力といえるだろう。

■カラーバリエーション:セミグロスブラック+フランジポリッシュ、セミグロスブラック+リム&ディスクポリッシュ+ピアスドリルド(12インチを除く)、セミグロスブラック+ディスクポリッシュ+ピアスドリルド(12インチのみ)
■サイズ:12×4.00B、15×6J〜17×7.5J
■価格:1万5000円(12インチ)、2万2500〜3万1000円(税別)

【Rapidパフォーマンス ZX10】
スポーツホイールの性能を実現するデザイン設計

 先に紹介したロードマックスWF-8同様、スノーシーズンをメインに装着をイメージにしながら“プチドレ”を意識したドレスアップホイールだ。そのスポーティなデザインからもわかるとおり、ミニバンでもセダンでも、スポーティにキメたい人のためのホイールといえる。その原点はMIDが生み出した人気・実力とも王道の「ユーロスピードG10」に由来し、これをオマージュしたデザインが随所に採用されている。

 カラーバリエーションは、スポーティかつレーシングライクな“ブラック×リムレッドライン”と、 “ADブルー+リムエッジDC+アンダーカット”という2色を展開。本格スポーツモデルにもバッチリとハマるキャラクターで、冬場のスノー用の足元にもちゃんとしたホイールを付けたい、という要望に応えてくれる。

 それが“軽く、カッコ良く、しかもリーズナブル”というのは最高の要素。普段履きできるドレスアップホイールとして十分なスペックだけに、白い雪の上でも抜群に映えるこの仕様はスノー用へも妥協を許さないこだわり派に間違いなくオススメできる一本だ。

 駄肉を削り軽量化に貢献する“アンダーカット”に加え、ADブルーでは“リムエッジDC(ダイヤモンドカット)”も搭載見どころ満載。どちらもコストの掛かる加工処理ながら、このロープライス設定の中で実現しているのは企業努力でもありスゴいこだわりだと思う。

 スポーツ系ホイールは、強度を高めるためにスポーク面の曲がり方を極力柔らかく処理するのがデザインの王道で、エッジを立てずに入力が一カ所に集中しないようにさせている。さらに質感高く高級感をコントロールするためスポークの天面(A面)と側面(B面)をつなぐC面を用意、そこをただ斜めにカットするのではなく、より細くシャープに見えるようにと、なだらかなアールで凹ませている。通常なら細くできない部分を加工技術を採用することで、まろやかにうねった光のハイライトを溜められる視覚的効果を生んでいるのだ。

 スポーツホイールとしての軽量化と運動性能の両立。しかもトンがったディテールを満載し、カラーにまでこだわりが凝縮する「Rapidパフォーマンス ZX10」。2万円台からという価格帯で、このクオリティのホイールをスノータイヤ市場のみならず夏場でも履きたくなる仕様に仕上げたのは、マルカサービスのデザイナーのこだわりだ。MIDコンセプトよる安全・安心は、何度も言うが他の追従を許さない、設計段階から高い製品管理がなされているからに違いない。

■カラーバリエーション:ブラック+リムレッドライン、ADブルー+リムエッジDC+アンダーカット
■サイズ:14×4.5J〜18×7.5J
■価格:2万500〜4万2000円(税別)

サイズ・価格など詳細
MID WHEEL Home Page  http://www.mid-wheels.com

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