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旧車には洗車すらダメージ! サビを防ぐべく拭き上げ後に必須の「ひと手間」とは

洗車後に走るだけでスキマの水分を排出できる

 旧車の維持はサビとの戦いと言っても過言ではない。ボディパネルは新品時にはメッキや塗装で防錆処理がされているが、旧車はそもそも時代的にそれが甘い。またしっかりしてあったとしても、サビは化学反応で止めるので、それが反応しきってしまうと、防錆力が落ちてくる。

 たとえば亜鉛皮膜を形成するのが昔から基本だが、これは鉄板に代わって亜鉛がダメージを引き受けるというのを利用していて、亜鉛が作用しきれば防錆力は落ちてしまう。つまり永久ではないのだ。

 もちろん最近のクルマはサビにくくはなっているが、サビないわけでもないし、空気と水分が存在する以上は多かれ少なかれサビてくる。たとえば某メーカーのクルマはさほど古くもないのに袋状になっている部分が腐食する例もあったりする。水が溜まりやすいのが原因で、設計の問題なのだろうが、いずれにしても油断は大敵ということだ。では、どうやってサビから愛車を守るか。

パソコン用のエアダスターを使ってもいいが・・・

 融雪剤(塩)が路面にまかれる雪国ではあれば、下まわりに防錆コーティングを施すというのはあるが、それは特別な例で、費用も手間もかかるし、非降雪地では威力も発揮しきれない。

 簡単なところではワックスやコーティングがけ。塗膜の内部は下地の防錆層が守ってくれているとはいえ、水分はできるだけ避けたほうがいい。塗装面はツルツルしているので勘違いしやすいが、小さな穴が空いているので水分は内部に入り込むのは避けられないし、キズが付いていればなおさらだ。ワックスやコーティングをかけてやれば水分を弾いてくれるので、寄せ付けないという点では非常に有利になる。

 しかし、ワックスなどがかけられるのは表面だけで、先に紹介したような袋部分や下まわりの細かい部分。ボディ表面にしてもライトなどの取付部分にあるスキマなどに入り込む水分はどうすればいいのか? 

 いちいち外したりはできないし、エアブローも素人ではコンプレッサーもないので無理だろう。大雑把になら、パソコン用のエアダスターを使うのはありだが、あくまでも裏技的で広範囲は無理だ。

 そこでオススメなのが、洗車や雨が上がったあとに、近所を一周でいいので走るということ。自然のエアブローというわけで、「洗車をしてあんなに丁寧に拭き上げたのに走ったら振動で中に入り込んでいた水分がタレてきた」という経験はあるだろう。

 それを積極的に利用してやる。表面の細かい部分はもちろんのこと、パネルの裏に入り込んだ水分も取り除ける。直接風が当たらなくても、走ると負圧が発生して、吸い出すように水分が出てくることもある。当然、エンジンまわり、マフラーまわりは熱による乾燥できる。

 旧車だとS30のフェアレディZはフェンダーの下。ハコスカであればサイドシルなど、ウイークポイントはいろいろとあるし、仕方がないこともあるのだが、ちょっと走るのを習慣づければ、入り込んでしまった水分を少しでも排出できるわけで、長い目で見ると差は出てくる。新型車でも、鉄板を使っている以上、将来的には差がつくはず。手間かもしれないが、ちょっと近所をひと走りをオススメしたい。

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