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「ガリ傷だらけ」「偽ブランド品」などハズレで泣く人も! ネットの中古ホイール選びの「ワナ」と回避法

いい中古ホイールを探したい方のために

 自動車の各種パーツも中古パーツが探しやすくなってきて、とくに大物のホイールなどはリーズナブルな価格で、お気に入りの製品が買えるということで人気がある。安くていいものを購入できればベストだが、じつはアルミホイールも消耗品。長年使えば歪みや曲がり、クラックや腐食などの問題も出てくる。

 どうすればハズレを引かずに、かつ程度のよい中古ホイールを入手することができるのか。タイヤ・ホイールの専門店で、中古品の売買にも力を入れている嘉衛門 保土ケ谷店の清水店長に中古ホイールを購入する際の注意点を聞いてみた。

できれば実物の視認確認がいい

「ネットオークションやフリマアプリには、安価で幅広く商品が検索できるというメリットがありますが、一方で中古ホイールに関しては、トラブルも多いのが現状です」

「というのも、中古の場合、ネット上の写真だけでホイールの歪みを見抜くのは難しく、取引後に装着して走行してから、走行時のハンドルのブレや、ホイールの歪みにより生じているエアー漏れなどに気づく、というケースがあるからです」

「また、クラック(割れ)は、歪みと違い亀裂や修復跡を目で見て確認できることがあります。
軽微だと思い放置するとエアー漏れや局部に亀裂が生じ、進行するとホイールが破壊され深刻な事態に繋がり人命にかかわることになります。クラック修理が可能なショップもあり、購入前にホイールの状態を確認することがとても重要です。
さらに、正規品と偽ったフェイク品(模造品)のホイールも多数存在しています」。

ネット探しでは質問などを怠らずに

「我々プロは、仕入れの時に、ホイールの歪み、キズ、クラックの有無、修復歴、正規品かどうかを入念にチェックしておりますので、中古ホイールはできれば専門店で購入されるといいでしょう。
せっかく購入したのにガッカリすることにならないように、トラブルや余計な出費を未然に防ぐためにも、実物の確認とスタッフに話を聞き、何かあったときに対応してもらえる専門ショップでの購入をオススメします」。

 ホイールが厄介なのは、4本のうち1本でも不具合があると、走行性能や安全性に悪影響がでること。

 ネットで中古ホイールを探すのなら、「コメント欄がある場合は、出品者に質問し、より詳しい写真を送ってもらえば、少しは不安が解消されるかもしれません」と清水店長もいっている。

 実店舗で購入するにしても、ネットで買うにしても、銘柄、サイズ、値段だけで決めずに、程度についてもきちんと納得できるまで確認した上で、選ぶようにしよう。

【取材協力】
ホイール・タイヤ専門店 嘉衛門
●東京都世田谷区等々力7-7-1
●TEL:03-5706-7777(本社・広報)

今年30周年を迎える老舗タイヤホイールのプロショップ。現在、東京と神奈川に4店舗を構え、国産軽自動車から輸入スーパースポーツカーまで幅広く取り扱う。経験豊富な熟練職人による丁寧な手仕事が自慢。

嘉衞門HP

 

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