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「メッキ」に「カーボン」! いまオシャレ派が力を入れる「ワイパー」カスタムが熱い

誰でも手軽に行える、機能と見た目を両立したカスタマイズ

 今年は例年よりかなり遅れて梅雨明け宣言したものの、猛暑からいきなり猛烈なゲリラ豪雨が発生するなど、天候が不安定な日が続いている。そんな悪天候の中でもクルマに乗らざるを得ない人も多いと思われるが、雨の日に必ず使うものといったらワイパー。

 本来は前方の視界を確保する機能に特化したものであるが、カスタマイズの世界ではこのワイパーも自分好みにアレンジするケースが多い。雨をぬぐい去るというワイパーの機能を失うことなく、ワイパーアームやブレードをカスタムすることができるのだ。クルマによっては作動していないとフロントガラスの下に隠れてしまうためそれほど目立つわけではないが、いざ動かすとチラッと見えてオリジナリティをアピールできる。細かいところで他と違いを出したい小ワザ好きの人にはピッタリのカスタマイズと言える。

 今回は誰でも手軽に挑戦できる、ワイパーのカスタマイズ例をご紹介。さり気なくイメージチェンジした愛車で気持ちをリフレッシュして、運転を楽しんで頂きたい。

オシャレなエアロデザインで見た目をカッコ良く!

 まず量販店などで簡単に手に入ることから、ユーザーからの人気が高いアイテムがエアロワイパーブレード。その名の通り一般的なワイパーブレードとは異なり、クルマにエアロパーツを装着したかのようなスタイリッシュなビジュアルが特徴。しかしエアロワイパーは単なる見た目重視ではなく、形状の整流効果でワイパーが風で浮き上がるのを防ぐという理に叶った商品である。ウインドウの撥水性を高めるゴムを採用するなどデザイン以外での付加価値も多いため、機能性を高めたい人にオススメ。

 他車種の純正ワイパーを流用するという方法もある。最近のクルマは純正でエアロ形状のワイパーを採用していたり、アーム自体のデザインも洗練されていることが多い。例えば年式が古いクルマに新しい他車種のワイパーを流用すれば、見た目を新しく見せられる。アピール度は控えめだが、さり気なく他と違いを出したい人には最適なワザだ。ただし自分のクルマに合った長さのブレードを選ぶ必要があり、アームごと流用する場合は取り付け部のサイズが合っていないと上手に固定できないため、サイズなどの下調べを忘れずに。

 もっと簡単なアレンジはないの? という人には、ワイパーアームにステッカーを貼るというワザはいかがだろうか。クルマに装着しているエアロパーツやホイールのメーカーロゴをチラリと見せる。クルマを間近で見た人だけが驚く心憎いテクニックだ。また貼るだけでOKという手軽さも魅力的。メーカーが販売しているステッカーを使うのも良いし、手先が器用な人ならカッティングシートで自作するのもアリだろう。

もっと目立ちたいあなたに! 見た目が華やかなワイパーカスタム例

 交換するからには視覚的なインパクトも欲しいという人には、アームとブレードをメッキ仕上げとしたメッキワイパーに交換するという手もある。もともと黒く染まったワイパーがメッキに変わるだけで、他のクルマとはちょっと違うという雰囲気が増す。ローライダーなどのアメリカンカスタムや、メッキや光モノを多用したアートトラック仕様に人気。普通のワイパーよりも高額なのがネックだが、得られる満足度は高い。

 スポーティなクルマに人気の素材、カーボンをワイパーに取り入れるのも面白い。例えば大阪のカスタマイズ専門店、マッキナ(http://www.macchina-style.com)はあらゆるパーツを水圧転写でカーボン調に仕上げるノウハウを持っている。水圧転写とは模様が入った特殊な転写フィルムを水面に浮かべ、パーツを水に沈めてすくい上げると模様が付くというカスタマイズテクニック。硬質な素材であれば何でも転写できるので、ワイパーアームもOK。馬力アップとは行かないが、スポーティ感は格段に向上する。

 貼りモノ系のアイテムを豊富に取り揃えるハセ・プロ(https://www.hasepro.co.jp/)は、各車種のワイパー形状に合わせてカットされたワイパー用マジカルアートシートNEOを販売。カーボン柄を再現したシートにクリアコーティング加工を施しているため、リアル感が高い。愛車のワイパーアームに貼るだけなので、誰でも簡単に施工できるのも嬉しい。

(注)迷彩柄はワイパー用ではありません

 機能に特化したワイパーも、意外とカスタマイズの自由度が高いことが良く分かった。愛車に個性を加えたい人は、ぜひチャレンジしてみてはいかがだろうか。

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